ひきつづき、クラウドファンディングの話。

(これは子どもが不登校になる前の話なのだけど、このときの経験が、子どもが不登校になってからの自分の行動に大きく影響していると感じるので、書いています。一見、不登校とは関係ないように感じるかもしれませんが、あとでつながってきます。)
 
 
最初のころは、保護者、職員、OB保護者など、園関係者による支援が大半だった。
 
1日目  76,000円
2日目 103,000円
4日目 120,000円
5日目 123,000円
 
1日に10万円近い支援が集まるなど、それなりに支援は集まっていたけれど、何せ目標金額が710万円なので、パーセンテージにしたら1桁で、なかなか支援が集まっているという印象はもてなかった。
 
クラウドファンディングをはじめる前に関連書籍を読んだりもしたのだけれど、それらには最初の3日で成立するかどうかは決まるようなことが書いてあった。
最初の3日間で50%だったかな、、、
具体的な数値は忘れたが、それまでにそのパーセンテージの支援を集められないと、なかなか厳しい戦いになると書いてあった。
 
わたしたちのプロジェクトは、そんな数値からはかけ離れた状態だった。
 
SNSによる拡散の他にも、新聞社やテレビ局にプレスリリースを流したりもした。
そんなことをするのも初めての経験だったけど、仕事でプレスリリースを流すことがある夫に教えてもらったり、ネットで調べたりしながら、見よう見まねでやってみた。
いくつかの新聞社が記事にしてくれた。
 
「街頭募金」をするときにもプレスリリースを流したら、新聞社とテレビ局が取材に来てくれた。
 
地元紙の影響は特に大きく、「インターネットはよくわからないから」と、保育園にお金を直接持参して届けてくれる方、「振込先を教えてほしい」と電話をくれて振り込んでくださる方もたくさん出てきた。
 
バザーも例年以上に人を呼びこむ工夫をし、その年のバザーの売上はすべてクラウドファンディングにまわしてもらえることになった。
 
こうして集まった直接の支援金120万円を、保育園名でクラウドファンディングに投入することで、ようやく支援総額390万円、約55%の支援金が集まったのが、12月1日のことだった。
 
プロジェクト期間は12月28日まで。
あとわずか1カ月で、残りの320万円が果たして集まるのか。。。?
 
このとき、ほとんどの人は、プロジェクトの達成をあきらめかけていたと思う。
 
(次回へつづく)