悪いことを知ったうえで敢えて選択しないことが本当の善。 | 前田綾香と空と笑う日々のこと。

前田綾香と空と笑う日々のこと。

トツゲキ倶楽部のひと。

芝居のこと。日々のこと。

同じ一日なら笑って過ごしたい
謙虚に貪欲に
をモットーに日々へらへらしてます。

と言ったのは

数年前に出会い数々の名言を放った苛烈な元上司。


実際はもっと長い。


悪いことを悪いとわかってて敢えてやるか、知らずにやるか、この2つには大きな差がある。

ルールをつくるとき、

どうしたらこのルールを使って悪いことができるか考えなさい。

そうしたら抜け道が見える。

見えれば塞ぐことができる。

そのうえで、敢えて抜け道をつくっておけるのができる人。

意図せず抜け道をつくっちゃった人はできちゃった人。

性善説では悪いことをする人には絶対に勝てない。


なんでこの言葉を思い出したかって言ったら

『グッバイ ロビンソン』があったこと

『ワカンダ・フォーエバー』を観たこと

開場待ちのロビーのスクリーンに、瀬戸内寂聴さんの映画の予告編が目に入ったこと。


汚れを知らない人に、真理を見通せないんじゃないかな。

悲しみや憎しみを知らない人に、人の心に寄り添ったりはできないんじゃないかな。

魔が差したこともない人が、魔が差した人を止めることはできないんじゃないかな。

魔が差した自分も、自分の醜い部分や悪いことも知ったうえで、自分の意志でそれを拒絶する、あるいは断ち切ることができる人が説得力を持つんじゃないかな。


そういえば、ヒーローものでもよく

悪に勧誘されて闇堕ちする人と、

それでも意志を貫くヒーローとが描かれますね。


現実は、悪と善の境界なんて曖昧だったり

なかには善かれと思ってやる人もいたりする。


善意が善とは限らない。

善が全て善意からとも限らない。

反対側を知って初めて見えるものもある。はず。


何が言いたいかと言うと、




シュリちゃんが闇堕ちしなくて良かったようという話😭