● コロンブス…思春期前期講座に、出演（？）してもらっているのですが…
こんにちは 三浦真弓です。
先週、Mrs. GREEN APPLEというグループの
新曲「コロンブス」のミュージックビデオが
一旦はアップされたものの、
公開停止になりました。
私自身は、Mrs. GREEN APPLEさんをよく知らなかったので
そのニュースのタイトルをみても
「ふ～ん、何があったんだろうな～」
くらいだったのですが、
後々、ニュース記事を読んでみると
そのミュージックビデオの内容に、
コロンブスが、先住民を猿に見立てているとか、
差別的であるとか、
そういう部分があったようです。
そして、そのニュースを検索しているときに
かつては英雄視されたコロンブスだが、いまや欧米でその評価は一変している
という一文も見つけました。
確かに、私自身が中学生のとき
「いしくに（1492）発見、コロンブス」
という語呂合わせで、
コロンブスがアメリカ大陸を発見した年号を覚えました。
その後、しばらくして、
先住民がいたわけだから「発見」はどうだろうね？
ということは、耳にしました。
また、ヨーロッパで梅毒が広がったのは
コロンブスがアメリカから戻ってきたため…
というのを、性感染症の勉強をしていたときに
聴いたことがあり
コロンブスは、アメリカ大陸（といっても、インドだと思っていたようですが）
で、何してきたんだ、おい！
と思ったことはあります。
（それがほんとなら）
ただ、大陸に到着してからの話ではなくて
「地球が本当に丸いのであれば、西に向かっても
アジアに到着するのでは？ 行ってみたい！」
と考えて、その自分の夢を叶えるために
努力を重ねたお話が、
思春期の入り口にたつ子どもに、力になるのでは？！と
思春期前期講座では、話題を出して来ました。
我が子のために、大人が駆け込む保健室：思春期対策講座『もうすぐ思春期』
新大陸を発見、も、そもそも、違っているのですが
例えば、西回りで行くために必要な予算を
王に何度もお願いしていて
思春期の子どもたちも、本当にしたいことがあるのなら
「親に反対された」「誰も味方がいない」
であっても
コロンブスのように、くじけず、方法を探してみたらいいんだよ♪
その情熱と行動力が、
新大陸（ではなかったけど）の発見につながったんだよ！
ということを、保護者さまにも、知っていただいていました。
しかし…
今回のことで、色々な情報が出ているのを見ると
例え、王から資金を捻出してもらうためのリップサービスだったとは言え
行った先で得た金銀財宝の何割かは、王に渡しますので！
ということもあったらしく
金銀財宝を奪ってくる前提の話が含まれるのに
「この行動は素敵ですね」
とは言いがたい…
しかも、こうした動きから大航海時代となり
ヨーロッパの国々による
アジア、アフリカエリアの植民地化にも
つながっていきますものね…
だからこそ、欧米でのコロンブスの評価が、一変しているんですよね。
コロンブスの話、思春期前期講座で使うの、
やめようかな…
思春期の入り口で、自分の夢を諦めずに精進し続けた人は
大谷翔平選手とか、たくさんいらっしゃるでしょうが
野球に興味ない人もいるでしょうし…
うーん。
親子で「あの人が！？」と言う人も、
夢に向かって、諦めずに頑張った話。
改めて、探してみようと思います。
思春期の入り口は、
やってみようかな～と思ったり
無理そうかな～でもなぁ～と思ったり
そんな揺れている中で、一人で思い悩む時期であること。
そこを、親は支えて欲しいこと。
そういうことをお伝えしています。
我が子のために、大人が駆け込む保健室：思春期対策講座『もうすぐ思春期』
