こんにちは 三浦真弓です。
一般的に、子どもの心には寄り添う方が良いと言われますよね。
特に、悩める思春期。
ただ、寄り添うことと、
子どものいいなりになることとは違います。
子どもに
「ママなら(親なら)なんでも、わかってくれるはずでしょう!!」
なんて思われないようにすることも、
思春期の子育て中には、大切なことです。
以前、放送されていたドラマで、
ちょうどよき、話題がありました。
振り返ってみましょう。
ドラマは、こちらになります。
金曜日22時からTBS系列で放映されていた「キワドい二人」です
田中圭さんのファンとか、
山田涼介さんのファンとかではないのですが(汗)
金曜日22時のTBSは、良き内容のドラマが多くて、
自動的に録画されっぱなしになっていて、
見た感じかな…
いじめの首謀者にされた女子高校生がいまして、
実際には違うものですから、
「ママにはわかってほしかった」
と思っています。
(NHKの朝ドラ『おかえりモネ』にも出演されていた
蒔田彩珠さんです)
追い詰められて、窓から飛び降りようとしています。
優しい刑事役の山田涼介さんは、
「お母さんには、君はやってないって伝えてあるよ」
と伝えるのですが、女子高校生は、
「もう遅いよ。お母さんには、わかってほしかったのに〜」
と言うようなことを言います。
はい。
ここで、子どもがこのようなことを口走ったら、どう、答えますか?
考えてみましょう。
「信じてあげなくて、ごめんねぇ(涙)」
「こんなにあなたを追い詰めてしまったって、お母さんが悪かったわ」
みたいな言葉でしょうか?
女子高校生は、母親に信じてもらえなくて、
それが悲しくて、命を絶とうとしていますからね。
お詫びの言葉になるかもしれませんよね。
ただ、ドラマでは違っていました。
女子高生「お母さんさえ、信じてくれればよかったのに」
山田涼介「その気持ちはわかる」
と言っているところに、もう一人の刑事である、田中圭さんが登場して、
「甘ったれるなよ!」
「お前だって、いじめてないって、
本気で伝えようとしていないんだろう?」
と語りかけます。
「想像してみろよ! 子どものために何ができるか必死に考えた結果、
お母さんは、頭を下げたんだろ!!」
と、女子高生に、母親の気持ちを伝えようとしていました。
(すでに、TVerでの提供は終わっているようなので
今なら、TSUTAYA DISCASにあるかも…)
決して
いじめてないのに、いじめの首謀者にさせられて、辛い気持ちになっている人に、
「頑張れ!」と言いましょうと言いたいのではありません。
これまで、子育てのことをご相談くださる方の中には、
お子様の気持ちに寄り添って、寄り添って、寄り添いすぎて、
寄り添い沼にはまってしまっているように見える方が、いらっしゃったのです。
子どもの辛い気持ちに寄り添うことは、大切です。
「そんなことがあったのね。辛かったね」
でも、そこから、ずーっと
親子で一緒に「辛いわ」な毎日になってしまっていました。
ドラマでの田中圭さんのように、
「お前にも、できることはあるだろう!?」
みたいに声をかけてくれる人が、
身近にいない場合もあるかもしれませんね。
このドラマの場面だって、ここに母親が来て
「そもそも、あなただって、自分がいじめの首謀者ではないって、
全然、ちゃんと教えてくれなかったでしょ!!」
みたいな言い合いになったら、それはそれで、もめるだけです。
このような最大のピンチがやって来る前に!
子どもに寄り添う部分と、
例えば「あなたはもう○才だから、こう言うことはできると思っているわよ」と、
信頼していることを伝える場面があると良いなと思います。
寄りそいすぎて、
子ども自身ができるはずの力まで、削いでしまうことがないように、
気をつけていきたいですね!
どうやって関わっていくとよいだろうか…
という行動や習慣については
継続的に、サポートしていくことができます。
自分らしく、心地よい子育てが出来るためのコーチングセッション
お気軽に、お問い合わせくださいね。