こんにちは 三浦真弓です。
母の実家が、農家です。
子どもの頃は、おとなが稲刈りや脱穀をしている近くで、遊んでいました。
ある年、おばちゃんの田んぼではまだ田植えがされていないのに、
近くの田んぼでは、すでに田植えがおわっていました。
おばちゃん、忙しくて、まだ、田植えをしていないのかな?
そう思いましたが、
しばら~くしたら、田植えがされて、稲が育っていきました。
その後…
夏の終わりか、秋の初めだったでしょうか。
大型の台風がやってきました。
台風が通過して、晴れ間が見えた時、
稲が倒れて水に使っている田んぼと、倒れていない田んぼがありました。
風の通り方が違った?
なんだろ?
子どものわたしにはわかりませんでしたが、
農家のおばちゃんはご存知でした。
農家のおばちゃんによれば、
倒れた稲は、早くに田植えをして、早くに収穫が出来きる品種のお米だった。
寒い地方でよく作られている品種で、
寒さがくる前に刈り取りができるような種類のもの。
もう、稲穂が実っていて、上の方が重かったから、
台風の風で倒れたんじゃないかな。
この台風で、倒れなかった稲は、実がついていくのはこれから。
昔からこのあたりで作られている品種で、
台風が来るときには、まだ、実ってなくていいんだわ。
とのことでした。
寒い地方で多く作られているお米も、味はとても美味しいそうです。
なので、
愛知でも作る人が増えてきたかなと、そのとき、おっしゃっていました。
でも、気候的に、台風がよくくる時期に実って、収穫できないのは残念。
おばちゃんのお話を聞きながら、
土地にあった作物ってあるんだな~と思いました。
そして、成長や季節のタイミングに合わせて、
対応することも大事だなと思いました。
これって、きっと、子育ても同じだと思います。
子どもの成長のタイミング、ここを見落とさずにいて欲しい!と思っています。