お勉強ができる、できない、は、単なるその集団内での比較の場合もあるよ。 | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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● お勉強ができる、できない、は、単なるその集団内での比較の場合もあるよ。

こんにちは、三浦真弓です。

先日、お友達がメルマガで、こちらの本を紹介していました。

タイトルが気になったので、読んで見ました。

IMG_8358.png

「勉強できる子 卑屈化社会」です。

スポーツができる子は、みんなに「すごい〜」と賞賛されるのに、お勉強ができる子に対しては

「勉強だけできても、意味ないよね」

「頭は良くても、性格が悪いんじゃない?」

みたいに言われることが多い。

勉強できる子は、生きづらいよね。

でも、そんなことないんだー。

勉強できる子は、できるんだー!でいいじゃないか。。。

というようなことが書かれている本です。

感想が、ざっくりしすぎていて、すいません。

きっと、この著者さん、お勉強ができて、辛い子ども時代を送られたのかな?と思いながら、読みました。



確かに、飛び抜けて頭が良かったりすると、

「あいつは、勉強、すげえ」

と一目置かれます。

でも、全員が全員、

「勉強できても、性格悪い」とか「勉強だけできても、ダメだよねー」みたいに言われないんじゃないかな。

私が学校に勤めていたときの経験では、

「勉強できるけど、〇〇はイマイチだよね」

みたいに言われる生徒もいましたが、

「勉強もできるし、あんなことやこんなこともできてすごい〜」

と一目置かれる生徒もいましたよ。

なので、

そもそも、勉強ができる、できないには関係ないような。

勉強ができて、そのことで卑屈になり、似たような成績の子どもが集まる学校へ〜と進学したものの、

そこでも、集団の中で、勉強という視点で見たら

「あいつはできる。あいつはできない」

という比較はできてしまうわけです。

一方、中学生時代の成績は、ごく普通で、その成績で進学できる高校に進学した生徒。

高校生になってから、久しぶりに会った時に

「先生、ちょっと聞いてー。私、夏休み前のテストが学年4番だったんだよ。

こんな順位、中学校の時にとったことなくって、なんかウケるんだけど。

勉強、面白いかも」

そんなことを言っていました。

彼女の場合は、勉強ができるということが嬉しくて、ますます、勉強を頑張ろうと思えるようになったようです。

お勉強ができるからって、できないふりをする必要もないし。

できないからって、開き直るのも変だし。

お勉強ができなくて、嫌だなーと思ったら頑張れば良いし。

勉強ができると言っても、世の中には、もっとできる人もいることだし。

できる、できない、というのは、誰か、周りにいる人との比較になってしまいます。

「お勉強できて、すごいねー」

「わ〜そんなレベルの高い学校に合格したんだー」

と言われても、わざと頭の悪いふりとか、変な謙遜をすることなく

「ありがとう」

と、ニコニコしていたら良いと思いますよー。