● 学校の健康診断は「病気が隠れているといけないので」という部分もあります。
こんにちは! 三浦真弓です。
新しい年度になると、健康診断もいろいろ始まります。
身体測定のように、学校の先生がしてくださるものから、
尿検査、検便など、検査に回すものや、
内科検診、眼科検診、耳鼻科検診などの、
お医者さまにみていただくものなどがあります。
身体測定では、成長をみています。
検査やお医者さまは、異常がないかをみてくださいます。
そこで、異常が見つけられると、
「治療のおすすめ」
という用紙が渡されます。
早い学校ですと、そして、仕事の早い保健室の先生ですと、
すぐに、GW前に渡されるものもあるかもしれません。
学校から「治療のおすすめ」なんていう用紙をもらってくると
「え? うちの子、なにか病気なのかしら…」
と心配になる方もあるでしょう。
学校でおこなう健康診断は
・1年間、健康に学校生活を送ることができるかな
・成長期に起きる病気は隠れていないかな
ということをみています。
なので、
尿検査や検便などで、異常な値がみられたときはもちろん、
成長期にもかかわらず、
昨年よりも体重がうんと減っていたり、視力が下がっている、
虫歯が増えているなどの場合に、治療のおすすめが渡されます。
「春休みに、眼鏡屋さんでめがねを作ったんですけど!」
と、連絡をくださる保護者の方もありました。
視力は、その日の体調や検査する場所の明るさで、
多少、見え方が変わります。
ですが、学校の検査で視力が低かったと言うことは、
めがねを作ったかもしれないけど、体調がよくなく、
お天気が悪いときですと、よくみえないこともあるかもしれないよ…
というお知らせにもなります。
私が勤めていた中学校では、
実際に、1年生のときには異常なしだった生徒さんで、
2年生になるときに糖尿病の疑いが発見されて受診してみたら、
やはり小児糖尿病になっていた…ということもありました。
うちの息子は、乳幼児期に泌尿器系の病気をしたので、
毎年、再検査でしたね。
大学病院にも定期検診にまだ通っていたので、その旨を記載して
再々検査にはなりませんでしたが、
成長期に上手くカラダの成長が伴っていかないことがあると、
病気が隠れている心配もあります。
歯医者さんへ、目医者さんへ…と、
何枚も治療のおすすめの用紙をもらってくると、
通院はめんどくさいーという気持ちも生まれるかもしれません。
でも、健康に学校生活を送ることができるように、
そして、すこやかに成長していくのを見守るにも、
学校の健康診断も上手に利用してくださいね。
ほけんだよりなどにも、いろいろ書かれていると思います。
それでも、新学期が始まって、気になることがおありの場合は、
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