「見守っている」のか「見張っている」のかの、決定的な違いは。 | 赤ちゃんから思春期の子育てまでトータルで応援する元保健室の先生のブログ

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● 「見守っている」のか「見張っている」のかの、決定的な違いは。 



こんにちは! 三浦真弓です。

右1つ前に書いた「見守る」VS「見てるだけ」の続きをお届けします

親としての行動が、見守っているのか?見張っているのか?

それはどこが違うのでしょうか?
子どもに対する行為は「子どもを見ている」ということで、

どちらも同じです。

違うのは、「子どもを見ている」親が、

どのような想いで、その行動をしているか?です。

上手くいくかもしれないし、失敗するかもしれない。
でも、どちらにしても子どもの経験になるし、

その経験を元に、この先の人生も進んで欲しい。

という想いで、暖かく見つめている態度は「見守る」

 

失敗したら、かわいそう…

失敗経験が続くことで、自分に自信を持てない子どもに育ったらどうしましょう…

そんな子どもを育てたら、母親として失格かもしれない…
失敗しないように、私ができることはできるだけしてあげられるよう、

タイミングを見逃さないようにしなくっちゃ…

子ども自身の失敗を避けようとする想いから、

子どもを見ている場合は「見張っている」
になるのではないかと思います。



もちろん、見守っている母親の心の中にも

「失敗したら、かわいそうだな…」

という想いが生まれることもあると思います。

ただ、ここで、

手を出すか出さないか…出さない!

いつもは「見守って」いるのに、○○の場面だけは「見張ってしまう」

という場合もあるでしょうね。

何かのタイミングで、見張っている自分に気づいて、

見守る側になろう、と気づかれることもあるでしょう。

見張っていたり、見守っていたりしながら、

親としては、

徐々にお子さまにかけている手をひいていくこと

が大切なのではないかな、と思います。

 



親なら、子どもに対して「見守る」も「見張る」も、

普通にしてしまうと思います。

ただ、「見張る」が多くなると、

思春期・反抗期の子どもにとっては「キュウクツ」ですし、

 

子ども自身が自分で成長する部分を、邪魔する可能性が高くなります。

ときに

「あれ? 今、自分は子どものことが、心配で、不安な気持ちで見ているわ」
「今は、子どもの希望に満ちた将来が楽しみで、見ているわ」


なんて、ご自身の心持ちをチェックしてみてくださいねー♪

 

 

ご自身の心に色々と声をかけて、どのように質問するとよいのかな?と言うときは

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