体調不良になってから体質改善になるかもと黒ニンニクにハマっていた時期がある。
黒ニンニクは自宅の車庫で手作りしていた。
ニンニクが発酵する段階で物凄い臭いが発生するので家の中での作成はとても無理なのだ。
だが2週間程して出来上がった黒ニンニクはプルーンのように甘くニンニク臭をあまり感じない。
ニンニクに関して当時参考にした本↓
ニンニクジャム
ニンニク塩麹
ニンニクオイル
ニンニクみそ
酢ニンニク
ニンニクのしょうゆ漬け
ニンニクワイン
ニンニク酒
ニンニクのハチミツ漬け
焼きニンニク
ニンニクのみそ漬け
↑の作り方が書いてある。
何故か黒ニンニクはない
本には日刊ゲンダイの黒ニンニクに関する記事のコピーが挟んであって(覚えはない)当時はそれを読んで作ろうと思ったのかもしれない。
以下抜粋↓
ニンニクを熟成させてできる黒い発酵ニンニクの成分に、生ニンニクよりも強い抗がん作用があることがマウスを使った実験で明らかになった。
実験ではマウスにがん細胞を移植。
発酵ニンニクから抽出した成分1㎎を注射で投与、3週間後のがんの大きさを比較した。
その結果、マウス5匹に投与したケースで2匹でがんが完治。
他の3匹はがんの大きさが4割に縮小した。
生ニンニクを使った同様の実験では、がんの大きさは約6割と小さくなったものの、完治したマウスはなかった。
一方、試験管を用いた実験で、発酵ニンニクをがん細胞に直接触れさせてみたところ、がんに変化はなかった。
発酵ニンニクの抗がん効果は、がん細胞に直接作用するものではなく、体内の免疫を活性化させたものと推測される。
発酵ニンニクは生ニンニクよりも、ポリフェノールが5倍、体力増強作用で知られる「S-アリルシルティン」が約3倍に増加しているのが特徴。
S-アリルシルティンは、特に免疫力と抗酸化力を活性化する作用に優れている。
免疫力が活性化するとがんを殺すと言われるNK(ナチュラルキラー)細胞が増えると考えれる。
抗酸化力については万病のもとと言われる活性酸素をどれくらいのニンニクの量で消すことが出来るかを実験、結果、黒ニンニクは、生ニンニクのわずか15分の1で済んだという。
以上抜粋終了。
何度も黒ニンニクを作って食べた私の感想は、効果があったかどうかはよく分からない
当時は体にはジックリジワジワ効いて体調改善に導くもので劇的な変化を期待してはいけない、と漠然と思っていたような気がする。
10回以上は作ったかなぁ、その内作るのも食べるのも飽きてしまった
黒ニンニクがダメなら生ニンニクを!とは考えなかった。
食後の、翌日まで持ち越すような口臭体臭が気になるので問題外だった。
薬効についても生ニンニクより断然黒ニンニクだろうと考えていたし。
が、石黒先生の動画を観て黒より白、生ニンニクが良いのではないかと思うようになった。
以下要約。
ニンニクは特に生で食べると強力な健康上のメリットが得られる。
①風邪を予防する効果
風邪を引いてもすぐに治る。
②血圧を下げる
血圧の薬と比較しても同程度の効果作用。
ニンニクに含まれる硫黄化合物が一酸化窒素を誘導して血管を拡張し血圧を下げる。
③抜け毛を予防する
ニンニクをすりおろしてジェル状にして頭にぬりぬりしたらその部分に髪の毛が生えた。
玉ねぎの汁をぬりこんでも毛が生えた。
④動脈硬化が柔らかくなった
カルシウムが沈着してカチカチになった動脈の壁が柔らかくなった。
カルシウムが取り除かれた。
プラークという固い成分が取り除かれた。
冠動脈(心臓の血管)のプラークが有意に減少した。
動脈硬化の進行を遅らせ、もしくは改善する効果がある。
⑤ガン予防
硫黄化成分を持っている葱関係、玉ねぎ、ニンニクはガンの増殖を抑制する。
すい臓ガン(乳ガンも)のリスクを下げるのは特に人参、玉ねぎ、ニンニク。
ニンニクの3つの効果
①天然の抗生物質
現代では医療、食肉、養殖の産業でも乱用されている抗生物質の耐性菌が問題になっているが
抗生物質が効きにくくなったようなひどい感染症にも抗菌効果を発揮する。
炭疽菌は敗血症性の感染症を起こす恐ろしい菌(肺炭疽は死亡率90%)。
だがそれにも抗菌作用がある。
カンジダ真菌は糖分が多い食事をすると腸内で増殖して悪さをし始める。
女性の場合、腸のカンジダ症が膣に影響を与えてカンジダ膣炎になる。
カンジダは一種の毒を出し、体の怠さ、頭がぼーっとする。
定期的にニンニクを摂ることは腸内環境を整える上で大事。
食中毒になった時にニンニクをすりおろしたものを飲むのは有効。
善玉菌は増殖を促され悪玉菌はやっつけられる、という都合の良い状態を作り出してくれる。
結果、腸内環境が改善される。
②血糖値を安定させる
生のニンニクは血糖値を安定させる。
血糖値が下がりやすい状態を作り出す。
動物実験ではインシュリンを出す働きを改善して膵臓を修復する効果がある。
糖尿病、糖尿病予備軍と呼ばれている方は積極的にニンニクを摂るべき。
③心臓病・血栓を防ぐ
LDLコレステロールを下げる。
血圧を下げることで動脈硬化を防ぐ効果がある。
血液サラサラ、心臓病の予防効果がある。
ニンニクを食べておけば医者いらずの効果がある。
関節リウマチの人がニンニクを摂ると抗酸化作用、抗炎症作用で炎症をとる作用が格段に良くなり痛みや倦怠感がやわらいだ。
また生姜も重要。
リウマチのある人に生姜パウダー1,5g/日摂ってもらったところ12週間で自己免疫疾患を引き起こす遺伝子の発現が抑制された。(免疫機能の調整)
基本的にはニンニクは生で摂った方が活性成分が多い。
ただ刺激が強い。
胃が荒れたり胸焼けしたり翌日に臭いが残って社会生活に支障があるようなら何らかの形で摂れば良い。
毎日少しずつ少しずつ欠片でも摂っておくと代謝する力が増えてくるのでニンニクの臭いを翌日まで持ち越さない。
調理する時はよく刻んで10分ほど放置すると活性が高くなる。
以上要約終わり。
生ニンニクと黒ニンニクはどちらが良いかというのは石黒先生の中では決着がついているようだ。
黒ニンニクの糖質量は100gあたり32,9g。
1片が10~15gだとしたら糖質量3,29~4,93g。
2片は10g弱かぁ…。
糖質量1日50g前後の糖質制限をしていた頃だと多いと感じるだろうな。
けど今は少ないと思う
黒ニンニクは買うと高いけど自作するとその半分くらいの値段になるのが良いわ。
おまけに臭いも気にならない、抗ガン作用も生ニンニクより上だし。
ただ石黒先生のように殺菌、滅菌にポイントを置くと生ニンニクを摂りたいと思う。
抗ガン作用にしてもカンジダや真菌がガンの原因だとしたら日常的に生ニンニクを摂ることで十分効果は期待できるだろうし。
カンジダの細胞を破壊するというので紫イペ(ポーダルコ、パウダルコ)茶を時々飲むようにしているけど忘れてしまうのよね。
他の野草茶も色々飲んでるから尚更かも。
だから生ニンニクを少しでも食べていたら大丈夫という安心感がある気がする。
という訳で昨年の6月頃にニンニクの強力な抗菌作用を保つことが出来るというしょうゆ漬けを作ってみた。
胃腸の働きを整えてくれて胃腸が弱い人、便秘の人には特にお勧めの利用法だという。
ニンニク特有のにおいも少ないと本にはある。
試しにスーパーで6個入りのパックを買ってきて一瓶に漬けてみた。
リンゴの食後でお腹ゴロゴロする時があったSIBOの私。
ニンニクも高フォドマップ食なので警戒して少しだけのつもりで作ったのだ。
冷暗所に置いて1ヶ月すると食べられるというのでその頃食べてみたら…となった。
なんかいかにも生ニンニクで辛いのよ~!!
結局2ヶ月後くらいから食べ始めて今はもうない。
効果は毎日摂っていたわけでもなかったので正直よく分からなかった。
ただ独特のにおいは少なくなっていたと思う。
残ったしょうゆダレはスープなどに使っている。
結局私の中でしょうゆ漬けはOK!となり昨年12月に無農薬ニンニク2㎏を用意した。
皮をむくのに結構時間が掛かったわ~
そしていよいよ醤油に漬けると…あらー醤油が足りない
それでも2本漬けたわ。
残ったニンニクは備蓄してあった味噌に漬けることにした。
これがすごく硬くてねぇ…
混ぜやすくするために酒とみりんをジャンジャン入れたわよ
結果2本のみそ漬けが出来たわ。
本には1ヶ月程で食べられると書いてあるけど私は多分2ヶ月後くらいから食べると思う。
楽しみだわ~!
石黒先生はニンニクを育てているそうだ。
私も作ってみようかしらん。