曹洞宗。
上の写真、曹洞宗の僧、藤田一照さんの『現代「只管打座」講義』(俊成出版社、2020年)はとてもいい本だと思います。 藤田さんが東京大学大学院を修了され、得度後、USAでも26年間、多様な方々に坐禅を指導されたこともあり、とてもわかりやすく、しかし本質をストレートに突いた坐禅の考え方に深く共鳴します。 本性を知り、本源を極めようと奮闘努力する人間は、自他不二(自分と他者の区別が消え同一に)となり、それゆえ他者(=自己)への愛が溢れ、他者が本当に理解、納得できるような言葉で(私が本当に理解できたこと、言葉以前の体験を何とか言語化しようと奮闘し)、大いなる愛を込めて語ることができるのですね。 これは哲学でも同じことだと思います。本当に偉大 な哲学者は他者への愛に溢れ、その論考を読み終えた後には、大いなる哲学的転回と転心は当然のことながら、それ以上に、温泉から上がった後のような浄化感と優しさ、そしてその哲学者の深い愛を感じます。 英語とスペイン語を学習し、藤田さんの本を読み、映画『スタートレック』(2009年)を視聴したので、今から散歩をしながら哲学し、その後にマグネシウム入りのラグジュアリーなバスタブの中で、また哲学することを愉しみましょう。