上の写真の本、上田閑照先生のご高著は、本当にとても面白い本なのに、なぜだかなかなかページが進んでいかない。

 この島に帰り、1年半で300冊以上の本を読了して今思うことは、「章」を構成する「節」は、なるべく細かく丁寧に設定されていた方が読みやすい。「節」が細かく設定されていると、読むリズムが自然に生まれ、読みたいというモチベーションが次第に高まり、それゆえ読むスピードが徐々に上がっていく、そのことを痛感しています。

 おそらくいつまでもひとつの「節」がダラダラと長く続くと、その「先」が見えなくて不安になり、我慢できなくなってくるんでしょうね。

 これは、「一言で言えば」、「ネタばれ」に慣れ過ぎた弊害かもしれません。そんなに「理解」することを焦ることはないのにね。

 さあ何とか今週中に上田先生のご高著を読了しないと、来月12日までに読んでおきたい禅の本2冊が読めなくなってしまう。