OLIVIA NEWTON-JOHNオリビアの「そよ風の誘惑」
1970~80年代を代表する女性ソロ歌手と言えば真っ先に思い浮かぶのがオリビア・ニュートン-ジョン/Olivia Newton-John です。 白人ブロンドの歌手に限定すればオンリーワンです。
彼女は1948年にイギリスで生まれ、オーストラリアで育ち、デビュー後にアメリカに移住、そして2022年8月8日、アメリカはカリフォルニア州で亡くなりました。 享年73歳。このブログでは中学生向けの英語の歌、「故郷に帰りたい(カントリーロード)/Take Me Home, Country Roads」の歌手としてご紹介しました。
彼女はイギリスでデビュー時はカントリー歌手のように始りましたが、アメリカに移住もして、アイドル的な歌からディスコ調の曲まで様々なジャンルの曲をヒットさせました。 女優としても成功を収めています。
彼女のヒット曲の中でも僕が彼女の存在を知った最初の曲は1975年のヒット曲、「そよ風の誘惑/Have You Never Been Mellow」でした。
今日はこの曲の歌詞をご紹介し、僕と関わった他の曲もご紹介します。
LYRICS/和訳
There was a time when I was 私にはこんな時期があった
In a hurry as you are 急いでいばかりのあなた
I was like you 私もそんなあなたみたいだった
There was a day when I just 私にはこんな日があった
Had to tell my point of view 自分の意見を言わないと気がすまない
I was like you 私もあなたみたいだった
Now I don't mean to make you frown 今、あなたを怒らせてる訳じゃない
No, I just want you to slow down ただ、あなたが速度を少し下げて欲しいだけなの
Have you never been mellow? あなたは落ち着いていたことはなかったの?
Have you never tried あなたは試したことはなかったの、
To find a comfort from inside you? 自身の内側から安らぎを探すようなことを?
Have you never been happy あなたは幸せに思ったことはないの、
Just to hear your song? 自分の歌を聞いただけで?
Have you never let someone else be strong? あなたは誰かを元気づけたことはなかったの?
Running around as you do あなたが走り回る
With your head up in the clouds 想像の世界に浸りながら
I was like you 私もそんなあなたみたいだった
Never had time to lay back リラックスしたこともない
Kick your shoes off, close your eyes 靴を脱ぎ捨て目を閉じて
I was like you 私もあなたみたいだった
Now you're not hard to understand 今やあなたを理解するのも難くない
You need someone to take your hand あなたには手をつかんでくれる人が必要よ
REPEAT
この歌の歌詞、当時から今までまともに読んでみたことがなかったことに気づきました。 今回、初めてじっくり読んでみると、なんだか年下の男性を好きになって手を差し伸べているような歌詞のように思えました。
歌詞表示 オリジナル音源
オリビア・ニュートン-ジョン/Olivia Newton-John のヒット曲の中で個人的に思い出深い曲をご紹介します。
ザナドゥ/Xanadu (1980)
同名主演映画の主題歌。 日本でもラジオで毎日のように流れていました。 ある番組でこの曲の日本語での替え歌を電話で募集するような企画があって、それを聞いているうちに歌詞もわからずに好きになった曲です。
フィジカル/PHYSICAL(1981)
1980年代に入って清楚なイメージを打ち破り、セクシー路線に進んだダンス曲として脚光を浴び、米国ビルボードチャートで10週連続1位。日本のオリコン洋楽チャートでも9週連続1位と、世界的な大ヒット。82年のチャートトップになった曲。当時、洋楽ヒット曲のラジオ番組を録音したカセットテープに入っていて、何度も繰り返し聞いた曲です。
ハート・アタック/Heart Attack(1982)
この曲は当時文化放送の「百万人の英語」の土曜日の小林克也が担当する洋楽を通した英語学習講座で取り上げられ、知った曲です。 何度も聞いて歌う練習しました。 ワイルドなシャウトが印象深い曲。
想い出のサマーナイツ/Summer Nights(1978)
大ヒットした主演映画 グリースのサントラからのシングルヒット。 共演俳優 ジョン・トラボルタ/John Travorta とのデュエット曲が2曲ありましたが、僕はこのミディアムテンポの方が好きでした。
If Not For You/イフ・ノット・フォー・ユー(1971)
オリビア/OLIVIA のデビューは、実はボブ・ディラン/Bob Dylan とビートルズ/The Beatles、ジョージ・ハリスン/George Harrison 絡みでした。 このデビューシングルは、 ボブがジョージにあげてカバーした曲を、更にオリビアがカバーしたものです。 僕はジョージのバージョンを初めて聞いて、次に本家のボブ、最後に聞いたのがオリビア版でした。 初々しいテレビ放送の映像をどうぞ。
Warm and Tender/ウォーム・アンド・テンダー(1989年)
これは1989年にオリビアが来日してテレビで自らアルバムPR、そして歌った曲として記憶しています。 その後、CDをレンタルして録音してよく聞きました。 娘、クロエに捧げるラブソングです。とても穏やかで優しく、聞いていると心が癒やされます。
今年見つけた、ABBA/アバ と THANK YOU FOR THE MUSIC のサビを一緒に歌ったテレビ番組の動画が面白いです。
故郷に帰りたい/Take Me Home Country Roads
最後に、カントリー・ロードで締めくくります。説明の必要ありませんね。 アメリカに移住した彼女にとっては育った地、オーストラリアを想って歌う曲のようです。