しばらく前の日経新聞の記事で面白い記事があったのでほぼそのまま引用して紹介します。
最近の経営者がしなくなった3つのこと。それは、
●長期経営計画
●新卒大量採用
●社内運動会
なんだそうです。
1つめの「長期経営計画」。90年代以降、中国の台頭、金融市場の混乱、資源価格の急騰、環境問題の噴出、などをはじめとした相次ぐ激しい外部環境の変化が経営者にとって長期計画を立てづらくしている、という理由。ここ数年で起きた世界的なニュースの数々については言わずもがなですね。ただ、長期的なビジョンを掲げてこそ、社員は結束感と会社への期待感を強め、短絡的ではない判断や行動ができる、というのも事実です。
2つめの「新卒大量採用」。日本ではリーマン以降、人を増やすこと=リスク ととらえる傾向が色濃くなり、例外はあるものの、大手企業の多くが全社員の1~2%の採用しかしなくなっているとのこと。計算上では、全社員が入れ替わるまで50年以上かかることになります…。
3つめの「社内運動会」。愛社精神や仲間意識を高めるためにかつては多くの企業がやっていたそうです。僕の前職の銀行でも昔はやっていたそうですし、そういった文化の名残りなのか本社や研修所には卓球台がありました笑 国内企業では今ではこうして自然消滅したところが多いなか、中国やタイの企業では盛んなのだそうです。
よく少しくらいの「アソビ」「ムダ」「余剰感」があるほうが組織が良い方向に向かうと言いますが、コストコストコストと唱えるのではなく、こんな伸び伸びとした古き良き時代を振り返ってみるのも良いのでは?という記事でした。
最後の社内運動会ですが、2年くらい前に後輩が有志15人くらい?集めて体育館を借りてやったことがあります。僕も参加したのですが、確かチーム対抗戦でハチマキを締めゼッケンを付け、綱引き、ムカデ競走、バレーボールなど本格的にやってかなり盛り上がった記憶があります。普段仕事で接点のない他部署の人たちとも交流できますし。社内運動会おすすめです。他にもユニークな行事があるという方いましたら教えてください。
ちなみに、その運動会ではアメ食い競争で全員同じ小麦粉に顔を突っ込んだのが災いして風邪が蔓延し、翌日複数名が会社を休むことになったので、アメ食い競争はやめたほうがいいです。
最近恒例になってきた、動画シリーズ。
今回紹介したいのは、ウォールペイントを駆使した一風変わった動画。
特に言葉は要りません・・・。
10分近くあって少し長いですが、観ればこれがいかにすごいことで、斬新なクリエイティビティととてつもなく膨大な手間を要する作品なのかを理解いただけるはずです。いったいどれくらいの制作期間がかかったのでしょうか。
それにしても作品内に出てくる生物、どれも気持ち悪いですね・・・。
今回紹介したいのは、ウォールペイントを駆使した一風変わった動画。
特に言葉は要りません・・・。
10分近くあって少し長いですが、観ればこれがいかにすごいことで、斬新なクリエイティビティととてつもなく膨大な手間を要する作品なのかを理解いただけるはずです。いったいどれくらいの制作期間がかかったのでしょうか。
それにしても作品内に出てくる生物、どれも気持ち悪いですね・・・。
前回の記事で
「いつやるの?今でしょう!」
と偉そうなことを言っておきながらあれから早1週間。
日曜のこんな時間帯にブログを書いている時点でエクセレントな仕事人にはなれません。
トム・ピーターズの最新作「エクセレントな仕事人になれ!」で印象深かった選りすぐりのポイント紹介シリーズ。
今回は第2弾です。
■ブラック・スワン(予期しない非常事態)に対処できる組織とは?
日々ミスやトラブルが起きた場合の対処法やマニュアル的なものを、どんな組織でも持ち合わせていて、
ミスが起きないようにはどうすればよいかを都度考えることで、発生確率をゼロに近づけることができます。
ところがこのブラック・スワンは「予測できない非常事態」です。マニュアルなんてありません。
過去に同じような事例もないので参考にできるものはありません。
では普段、この「予測すらできない」非常事態に備えるために、組織はどうすれば良いのか?
答えのキーワードは、「回復力」のある人材、「回復力」のある組織 だとトム・ピーターズ氏は言います。
人材については、
ピンチでもうろたえない、冷静、決断力がある、などイメージしやすい特徴が20項目くらい挙げられているのですが、
中でも少し異質で、なるほどと感じたものだけ紹介します。
・ユニークで幅広い経験がある
(タクシー運転手や建設現場の労働者、ツアーコンダクター、教師など)
・適度の混乱を好む(混乱した状態になると目が輝く笑)
・ユーモアのセンス(緊張が高まっている時には特に重要な資質)
・高い共感能力(周囲の人間に敬意を払う)
「回復力」のある組織の特徴については、中でも重要で参考にできそうなものをいくつか採りあげます。
・あらゆる部門に回復力の高い人材を配置(採用時の合否チェック項目に「回復力」を入れる)
・影の「緊急対策組織」を持ち、いつでも動き出せる(投下できる余分な「人材と資源」を確保している)
・現場の自発的行動を「特に」重視している
(緊急時には現場の即時判断が必要。大抵の場合、「最終責任者」は現場にすら到着できていない)
・危機的状況に対処する訓練を行っている
(プロスポーツのチームは日常的にこの種の訓練をしている)
ソーシャルメディアの浸透で、
企業は生き残るために「オーケストラ型の組織」から「ジャズ型」の組織の時代へ (←リンク) と一気にシフトしていく、という話が、ここ数日でブログやSNS上で非常に注目を集めていますが、通じるものがあるなと思いました。個人としての強い「意思、考え、自覚」がある人は緊急事態でも臨機応変に対応できることが多いでしょうし、僕が愛読している京井良彦さんの記事 内でキーワードとして登場する、「社員のHERO化」を推奨している組織は、当然「現場の自発的行動」を尊重しているわけですから、緊急時に強い組織でもあるわけです。
それにしてもこのトム・ピーターズ氏の記事、最近書かれたものではないはずなのですが、
数年前に書かれたものだとするとすごい先見性です。
土日連日バスケの疲労が最近全く回復しなくてかなり困っています。
フィジカル面でも「回復力」のある人材になれるように頑張ります。
「いつやるの?今でしょう!」
と偉そうなことを言っておきながらあれから早1週間。
日曜のこんな時間帯にブログを書いている時点でエクセレントな仕事人にはなれません。
トム・ピーターズの最新作「エクセレントな仕事人になれ!」で印象深かった選りすぐりのポイント紹介シリーズ。
今回は第2弾です。
■ブラック・スワン(予期しない非常事態)に対処できる組織とは?
日々ミスやトラブルが起きた場合の対処法やマニュアル的なものを、どんな組織でも持ち合わせていて、
ミスが起きないようにはどうすればよいかを都度考えることで、発生確率をゼロに近づけることができます。
ところがこのブラック・スワンは「予測できない非常事態」です。マニュアルなんてありません。
過去に同じような事例もないので参考にできるものはありません。
では普段、この「予測すらできない」非常事態に備えるために、組織はどうすれば良いのか?
答えのキーワードは、「回復力」のある人材、「回復力」のある組織 だとトム・ピーターズ氏は言います。
人材については、
ピンチでもうろたえない、冷静、決断力がある、などイメージしやすい特徴が20項目くらい挙げられているのですが、
中でも少し異質で、なるほどと感じたものだけ紹介します。
・ユニークで幅広い経験がある
(タクシー運転手や建設現場の労働者、ツアーコンダクター、教師など)
・適度の混乱を好む(混乱した状態になると目が輝く笑)
・ユーモアのセンス(緊張が高まっている時には特に重要な資質)
・高い共感能力(周囲の人間に敬意を払う)
「回復力」のある組織の特徴については、中でも重要で参考にできそうなものをいくつか採りあげます。
・あらゆる部門に回復力の高い人材を配置(採用時の合否チェック項目に「回復力」を入れる)
・影の「緊急対策組織」を持ち、いつでも動き出せる(投下できる余分な「人材と資源」を確保している)
・現場の自発的行動を「特に」重視している
(緊急時には現場の即時判断が必要。大抵の場合、「最終責任者」は現場にすら到着できていない)
・危機的状況に対処する訓練を行っている
(プロスポーツのチームは日常的にこの種の訓練をしている)
ソーシャルメディアの浸透で、
企業は生き残るために「オーケストラ型の組織」から「ジャズ型」の組織の時代へ (←リンク) と一気にシフトしていく、という話が、ここ数日でブログやSNS上で非常に注目を集めていますが、通じるものがあるなと思いました。個人としての強い「意思、考え、自覚」がある人は緊急事態でも臨機応変に対応できることが多いでしょうし、僕が愛読している京井良彦さんの記事 内でキーワードとして登場する、「社員のHERO化」を推奨している組織は、当然「現場の自発的行動」を尊重しているわけですから、緊急時に強い組織でもあるわけです。
それにしてもこのトム・ピーターズ氏の記事、最近書かれたものではないはずなのですが、
数年前に書かれたものだとするとすごい先見性です。
土日連日バスケの疲労が最近全く回復しなくてかなり困っています。
フィジカル面でも「回復力」のある人材になれるように頑張ります。