エクセレントな仕事人② | ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ

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人材紹介会社の事業企画・マーケティング担当。しごと・キャリア・マーケティング・雑誌・ネット・スポーツ・デザインなど関心分野は際限ありませんが「これは」と思った情報を自由奔放に発信してゆきます!新たな気づきや共感・笑いを感じていただければと思います。

前回の記事で

「いつやるの?今でしょう!」


と偉そうなことを言っておきながらあれから早1週間。
日曜のこんな時間帯にブログを書いている時点でエクセレントな仕事人にはなれません。
トム・ピーターズの最新作「エクセレントな仕事人になれ!」で印象深かった選りすぐりのポイント紹介シリーズ。
今回は第2弾です。
ONもOFFもあらゆるものに興味を持つ欲張りな人のブログ-エクセレントな仕事人になれ!


■ブラック・スワン(予期しない非常事態)に対処できる組織とは?

日々ミスやトラブルが起きた場合の対処法やマニュアル的なものを、どんな組織でも持ち合わせていて、
ミスが起きないようにはどうすればよいかを都度考えることで、発生確率をゼロに近づけることができます。


ところがこのブラック・スワンは「予測できない非常事態」です。マニュアルなんてありません。
過去に同じような事例もないので参考にできるものはありません。
では普段、この「予測すらできない」非常事態に備えるために、組織はどうすれば良いのか?


答えのキーワードは、「回復力」のある人材、「回復力」のある組織 だとトム・ピーターズ氏は言います。

人材については、
ピンチでもうろたえない、冷静、決断力がある、などイメージしやすい特徴が20項目くらい挙げられているのですが、
中でも少し異質で、なるほどと感じたものだけ紹介します。


・ユニークで幅広い経験がある
  (タクシー運転手や建設現場の労働者、ツアーコンダクター、教師など)
・適度の混乱を好む(混乱した状態になると目が輝く笑)
・ユーモアのセンス(緊張が高まっている時には特に重要な資質)
・高い共感能力(周囲の人間に敬意を払う)

「回復力」のある組織の特徴については、中でも重要で参考にできそうなものをいくつか採りあげます。

・あらゆる部門に回復力の高い人材を配置(採用時の合否チェック項目に「回復力」を入れる)
・影の「緊急対策組織」を持ち、いつでも動き出せる(投下できる余分な「人材と資源」を確保している)
・現場の自発的行動を「特に」重視している
  (緊急時には現場の即時判断が必要。大抵の場合、「最終責任者」は現場にすら到着できていない)
・危機的状況に対処する訓練を行っている
  (プロスポーツのチームは日常的にこの種の訓練をしている)

ソーシャルメディアの浸透で、
企業は生き残るために「オーケストラ型の組織」から「ジャズ型」の組織の時代へ (←リンク) と一気にシフトしていく、という話が、ここ数日でブログやSNS上で非常に注目を集めていますが、通じるものがあるなと思いました。個人としての強い「意思、考え、自覚」がある人は緊急事態でも臨機応変に対応できることが多いでしょうし、僕が愛読している京井良彦さんの記事 内でキーワードとして登場する、「社員のHERO化」を推奨している組織は、当然「現場の自発的行動」を尊重しているわけですから、緊急時に強い組織でもあるわけです。

それにしてもこのトム・ピーターズ氏の記事、最近書かれたものではないはずなのですが、
数年前に書かれたものだとするとすごい先見性です。

土日連日バスケの疲労が最近全く回復しなくてかなり困っています。
フィジカル面でも「回復力」のある人材になれるように頑張ります。