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1:19より
(日本語歌詞は意訳してあります)
Verse 2
[Seungmin]
Like the seam of a torn doll (Ha)
[Felix]
Eventually, you'll expose your real self
[Han]
In this not easy life
It ain't "live," it's "holding on," yeah
引き裂かれた人形の縫い目みたいに (Ha)
やがて本当の自分をさらけ出すことになる
この楽じゃない人生の中では
「生きている」んじゃなくて「しがみついている」 yeah
すっごいビジュアルイメージを誘う深い深い歌詞!これってChangbinの神歌詞?
Verse1も深かったけれど・・・
以下、歌詞はこの色、歌詞の説明はこの色です。
引き裂かれた人形の縫い目みたいに (Ha)
布製の人形の縫い目がほころぶと、中のふわふわした綿が出てきます。引き裂かれた場合には、しっかり詰められた中身が思いがけず膨れて出てきます。ちょっと見、もう元に戻せない感じ。中身がどんどん出てくる感じ・・・
糸を切るようなしぐさのSeungminの前に人形のように横たわるHyunjin。無抵抗でただ糸を切られる。この糸は、自分を繋ぎとめるための糸でもあるし、自分を縛る糸でもあるのでしょう。
この場面は心の中、白い背景です。
やがて本当の自分をさらけ出すことになる
もう戻せない。引き裂かれた縫い目からは、本当の自分がどんどん出てきてしまう。自分の狂気はもう隠せない。
そこにつり革が降りて手が伸びて
それがいきなり現実世界に戻ります。「一瞬で戻る」というのがここにも。
In this not easy life
この楽じゃない人生では
生きていくのは楽じゃない。だって社会が定義するコスプレを誰もがしなくてはならない。学生は学生らしく、サラリーマンはサラリーマンらしく、電車にゆられて通勤通学。心とはかけ離れた生活をしなくてはならない。人生は楽じゃない。
背景のない心象風景からいきなり現実に戻されるこのショットは秀逸。つり革を握るという動作に込められた人生観。
「生きている」んじゃなくて「しがみついている」 yeah
その人生観とは、心の中では、「これは生きているんじゃない、単にしがみついているだけだ」と感じられるもの。
でもこれが現実、という一瞬のショット
Hanはここでも異質。Hanは別次元にいて、彼らを客観視しているのでしょう。誰も何事もないいように静かに電車にゆられています。
同じことの繰り返しで生きているときに、ふと感じるやるせなさ。これは生きているんじゃない、今の生活にしがみついているだけだ。ここを抜け出して自由になりたい。仕事をやめて放浪したい、新しい土地に行きたい、新しい人間関係を築きたい。
でもそういうことを考え始めると、きっとほころびた人形の縫い目からどんどん中身が膨張しながら出てくるように、手が付けられないことになってしまう・・・
これは自分の生き方じゃないと気が付いたとき、あなたはどうしますか?そんな重い質問をつきつけられたような気がします。