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0:36より
Pre Chorus
コーラス(サビ)の直前のプレ・コーラスは、HanとChanbingのラップリレー。
バックグラウンドはイントロと同じ【#ソ #ソ#ソラ】のパターン繰り返し。
このコーディネートが気持ちいい。メロディックなビッグバンド風から緊張感が戻ってきました。すでに耳に慣れてしまった不思議な音の塊が、繰り返しのマジックでもはや呪文に近いように感じます。
音楽の呪文に乗ってくるのはパワフルなラップ。その伝えるメッセージも超パワフルです。
(日本語歌詞は意訳してあります)
[Han]
Mash up, mind blown, put my mind on back up
Prototype, on the inside I’m always a freaky monster
Kindness is no longer trеnding, now rotten
You can backbite me as much as you want, I'll ignorе them anyway
[Changbin]
Poppin', If you think I'm just pure and innocent, you're wrong
When a favor continues, people think it's their right, toxic
This is what drives me crazy, warning
マッシュアップ、驚愕、僕の心を元に戻して
プロトタイプ、中身はいつも異常なモンスター
優しさはトレンドどころか、もはや腐ってる
好きなだけ僕の陰口言っていいよ、どっちみち無視するから
ポッピン、僕が純粋で罪がないだと思うなら、それは違うよ
思い通りにさせてもらっていると、人はそれが自分の権利だと考える、毒だ
これが僕を狂わせる原因だ、警告する
この歌詞!だんだん狂う様子をよく表しています。
肩の力を抜こう(リフレイン)からの、解放されても元に戻れ(Verse1)からの、このラップ!
だいたいSKZのラップは狂気なところがありますが、このラップでは歌詞が次第にManiacになってきます。
ここから歌詞はこの色、歌詞の説明はこの色で、該当する画像の上に書きます。
マッシュアップ、驚愕、僕の心を元に戻して
マッシュアップ(二つを合わせて新しいものを作るデジタル音楽のテクニック)して、心が吹き飛ばされるように驚く、そんな僕の心を元に戻してよ。そんな作りものの心じゃないんだ。
韓国の地下鉄でしょうか、日本の地下鉄とつり革やイスの感じが似ていますね。(NYの地下鉄やバスにはつり革がありません)制服の学生やスーツ姿のサラリーマンがそれぞれスマホに見入っているのも同じです。社会の中で役割を果たしている人々。彼らはその役割のコスプレをしているだけだというVerse1を象徴しています。
プロトタイプ、中身はいつも異常なモンスター
心のプロトタイプ(原型)、つまり自分の内側にある本来の姿はいつも怪物だよ。普通の社会にいる人間に見えるだろうけど、中身はモンスターさ。
アニメや効果音が飛び交う中、左にはネジが刺さった脳が。曲中一貫して登場するオレンジ色の鳥の羽も。乗客が消えたのは、ここが現実とは違う世界だからでしょう。
優しさはトレンドどころか、もはや腐ってる
優しさとか親切なんてもう流行らない。この時代には腐るほど古臭い考えだよ。
Kindnessが腐っている、という表現!
好きなだけ僕の陰口言っていいよ、どっちみち無視するから
だからさ、優しさや親切なんて考えは捨てて、陰口悪口言いたい放題でどうぞ。どっちみち無視するだけだから全然平気だ。見せかけより本音だよ。
僕が純粋で罪がないだと思うなら、それは違うよ
僕の見た目は純粋で悪いことなどしないように見えるだろうけど、それは違うんだ。自分の本当の姿は狂気のモンスターだ。それは社会では見えていない。
思い通りにさせてもらっていると、人はそれが自分の権利だと考える、毒だ
ぬるいことだけしていると、人はそれが当たり前になっちゃうよね。やって当然・してもらって当然なことになる=自分の権利だと感じてしまうようになる。それは毒だ。
これが私を狂わせる原因だ、警告する
甘やかされた好きなことだけをして、それが当然になっていく光景を見ていると自分は狂ってくる。狂うよ、警告する。
激しいラップが続けば続くほど、狂気がビルドアップしてきます!
このビルドアップこそ、プレコーラスの役目とはいえ、こんなに期待させるプレコーラスって珍しいのでは?
Warning! 警告!ということは、この後、誰もが心の中に持っている狂気のモンスターが解放されてしまう・・・