특 S-Class (5) 高みを目指す決意(まだVerse1) | SKZの音楽性を讃えるSound Mosaic

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Stray Kidsの音楽性をこよなく讃えるブログです。主に2020年以降のアルバムからランダムにMVを取り上げて深掘りしていきます。更新は週3回程度のスローブログ。読んでくださってありがとうございます。

00:21から

 

Verse1の担当ボーカルと日本語意訳と画面の進み具合はこんな感じ。

 

複雑で展開が速いので、今回は歌詞はこの色とサイズ、映像はこの色でいきます。

 

Hyunjin:

  ヘンテコなものだらけ。

ファン!の音とバックファイア 

 

  全然変わらない、喧噪の街。

ガラスが割れて「ヘンテコなもの」が一斉に見える、画面が切り替わり、ゴミ分別工場の中。

ペットボトルや缶や紙が舞い散る。

 

HanへZOOM IN

Han: 通りを塞ぐ邪魔なもの全部

  

照明が派手なゴミ収集車に外乗りするBang Chan

Bang Chan: クリーンにしろ、下がれ、

 

ゴミ分別工場の中

Han: 外側はピカピカ、中は空っぽの缶、

 

ゴミ収集車の周りに集まるSKZ、Lee knowが思い切りのキック!

Lee know: 蹴るんだ kick it, kick it

 

という流れで、話(歌だけど)の状況がわかってきます。

 

Verse 1に映る風景は

都会といっても場末、いきなり火花が散ったりガラスが割れたりする(あくまで象徴として)物騒なところ。昔は良い場所だったかもだけど今はゲットー感満載。

自分らがいるのは、ゴミ収集分別工場。乗る車はゴミ収集車。

 

↑これらすべてが、まさに「底」の暗示です。

 

歌詞をもう少し説明的にするなら:

喧噪とゴミの街、その汚さに嫌気がさす。

汚れた街は綺麗にならない、ピカピカ光る缶も転がっている。外は綺麗でも、中身がないのは無価値。そんなもの思い切り蹴ってしまえ。

 

 

S-Classのsong tellingの最初で、これはSKZが人気者になって、自分たちは一番の星、一番のスター、トップのそのまた上、という自己礼賛・驕りの歌だという見方があるといいました。

 

多くのReaction動画では、「ははーん、STRAY KIDSが凄いって歌だね。自分らはファーストクラスよりすごいSクラスだって言ってるわけね。まあ一部では大人気だけど、偉そうだねえ」というニュアンス。

 

私はこれに対して、なんと上っ面の言葉だけを捉えているのかと言いたい!歌詞をよく読んで、MVを良く見れば、単なる自慢の歌ではないことはわかるはずなのに、なんで「特別のまた特別」という単語だけから想像しようとするのかな?

 

確かにSKZは、特にこのアルバムはいきなりビルボード1位に入ってしまい、韓国を始め日本や米国で人気があるけれど、ズームアウトして俯瞰すれば、まだまだ認知度があまねく高いとはいえない。これから世界的に認められていく可能性が高いグループ。特別の中でもさらにS-classの特別になるには、時間も努力も必要。SKZはそのために頑張っている。

 

そして、世の中には、上をめざしてがんばっている若者がいる。今は底にいるのかもしれないが、でも「ここから抜け出してやる!」という闘志は、現在のSKZとも、SKZが結成される前の一人一人の気持とも、全くシンクロします。

 

そういう高みを目指す気持ち、それってとても尊いし、特にこれからの人生を作り出していく若者はもちろんのこと、すべての人間が持ち続けるべき自己成長へ奮い立たせる気持ちだと思います。

 

目指すところは天空の星、大きな星。空には見えない無数の星があるけれど、ひときわぴょれぴょれと輝く星、それになるぞ、それをめざせ、僕らにはその可能性がある。絶対にここから抜け出す!というエネルギッシュな決意であり、SKZ結成時からの変わらぬ努力ではないでしょうか。

 

 

さて、Lee know のキックがものすごく強く、白いつむじ風を発生させて、Seungminのプレ・コーラスへ・・・