00:21から
イントロはわずか4小節でおわり、Hyunjinの歌う不思議なVerse1に突入。
静寂(口笛)から激しいエネルギー(ラップ)へ、
そしてまた静寂 (verse 1) へ、と変化してちょっとほっとする私。
Hyunjinの整った顔がひときわ整って見え、やや首をかしげて、無垢な表情。
なんとお美しいのでしょう///
しかしここの2小節は・・・
微妙にずれていてまるで5拍子のよう。
5拍子ってあまり聞きませんが、有名なのはジャズの名曲、Take Five。これは3拍+2拍が一小節になっている5拍子のおしゃれで不思議で楽しい曲。
HyunjinのVerseも3拍+2拍で1小節、2小節目のファイヤーの部分は4拍め、そして1拍休み。
これと全く同じメロディで次の1小節、さっきのファイヤーのタイミングでガラスが割れる。
この4小節だけ5拍子、と解釈することができます。というか、視聴10回目ぐらいまでは、これだこれだ!と思っていました。
しかし、微妙にずらしたパーカッションが気になる。5拍子じゃないと主張している・・・
そしてHyunjinの息継ぎが5拍子にしては微妙に長い。
熟考してみるに、微細なずれを作って流れるように歌うHyunjinのテクニックではないかしら。これこそが感心すべきところだと思い直しました。多分楽譜には、高さとファイヤーやガラスの割れる音が入るタイミングしか示されていないように思います。
ファイヤーの音もすごいですね。ファン!みたいな、車のクラクションのような、金属的な・・・それも♭ミに近い外れ感の音。ソにしておけば丸く(=平凡に)おさまるのに・・・
リアクション動画でもこの部分に驚く人が多いです。拍子がなくなったように感じて戸惑うのと、ファイヤーが本物なこと、そこにあえてトニック(主和音)の第3音という強い音を雑音感満載で吹き付けてくること。うわっ!うわっ!うわっ!となります。
ミラーに映るHyunjinと、粉々になるミラー、そしてミラーの向こう側には、実に雑多なものがあった・・・
左からわかる範囲だと:
木の皿?を持った手
↓こんな感じの韓国の昔の男性服を着た人
一つ目小僧みたいな狛犬?(他のMVにも登場)
空に浮かぶダイバー
空飛ぶ青い火の玉?
馬に乗ったイギリスの近衛兵
建物の入り口で話す若い男女
ウエディングケーキを持ったシェフ
でも一瞬で消えてしまうので、これらの暗喩がよくわからない。
ただ言えるのは、歌詞の中に
Full of odd things, never changes
ヘンテコなものでいっぱい、何も変わらない
というのがあるので、そのヘンテコなものを一瞬映し出したのかもしれない、と最初は思います。
しかしMVを考え進めてみると、ここに大きな秘密が隠されていたのが、後になってわかります・・・