先週末、この 「Here's to Life 」発売記念ライブツアーを管理してくださっているかたのお手配により東京赤坂でのライブ後に泊めていただいたホテルが日本橋方面で(東京ライブレポートはこちら
 

最寄駅が

 

「茅場町駅」

 

 

びっくり!

 

 

なんで、びっくり?

 

 

 

とういうと、


5月からお稽古に入ったばかりの山田流箏曲「七福神」

先生が「かやばちょう」とついこの前おっしゃってたばかり

 

 

山田流箏曲「七福神」は江戸後期、日本橋の大商人の隠居の新築祝いに作曲され、歌詞はその商人により、作曲を時の大箏曲家・中能島松声に依頼したもの。

 

歌詞の前半は七福神のお名前が一人ずつでてきます。そして後半に日本橋界隈の町名ができて、七福神を乗せた宝の船が日本橋川を進みます。そして最後に家の繁栄を願う歌詞となっています。

 

 

 

歌詞全文はこちら

 

 

 

 

 

=歌詞、後半部分=

 

酒はさんきう 松の尾

宝の舟は朝夕に

入り来る福は小網町(こあみちょう)

その川通り名も高き 

きほひは魚河岸(うおがし四日市(ようかいち)

いさむ新場(しんば)茅場町(かやばちょう)

鎧の渡し 兜岩(かぶといわ)

花の江戸橋 横に見て

ちょっと小舟で米河岸(こめがし)

運は よし町(ちょう) 小上がりも 

心うれしき団扇河岸(うちわがし)

 

 

 

【自分の言葉メモ】

さんきう=三久・・と書くそうなんですが、お酒の銘柄かな?

松の尾=京都の松尾大社がお酒の神様としても有名だからか、それとも 「さんきう」という商店の「松の尾」というお酒かな?

川通り=日本橋川の通り

小網町(こあみちょう)=日本橋小網町

魚河岸(うおがし)=魚市場のある河岸。築地にあった中央卸売市場の通称でもあるけど、これは日本橋の話なので築地ではなくて、日本橋から江戸橋にかけての北岸

四日市(ようかいち、と発音して唄いますが、よっかいち)=東京日本橋の魚河岸の対岸。江戸開府のずっと以前から、ここで四の付く日に市が開かれた

新場(しんば)=新場橋。日本橋兜町にある橋

茅場町(かやばちょう)=日本橋茅場町

鎧の渡し=小網町と兜町の間の渡し船

兜岩(かぶといわ)=金融の街「兜町」の町名の由来となった「兜岩」と呼ばれる大岩が境内にある「兜神社」

江戸橋=日本橋川にかかる橋 

米河岸(ごめがし)= 米問屋の店や倉庫が立ち並ぶ河川の岸の一帯の呼称

芳町(よしちょう)=日本橋人形町の旧町名、花街。

団扇河岸(うちわがし)=江戸時代に扇子がつくられた日本橋堀江町(現在名 小舟町)


 

 

 

 

 

 

 

 

江戸時代の日本橋界隈には近江商人が多数おられたそうで

滋賀県人としては、ますます興味津々!!
 

兜神社とか、江戸橋とか、ここらへんのお話ですね↓  

東京駅まで20分くらいで歩けるので、ニューヨークから帰国しての日本ツアー中にも偶然この界隈によく泊まっていました。

 

 

 

 

七福神についても少し読んでいたら、インド、中国、日本の3つの国から集められた神様だそう。そのメンバーは、

 

インドから伝わってきた神様「大黒天」「毘沙門天」「弁財天」

中国から伝わってきた神様「寿老人」「福禄寿」

同じく中国から、唯一実在の人物「布袋」元は禅僧、おぼうさんで、本名を契此(かいし)、号は長江子

そして、事代主神または蛭子神という日本の神様「恵比須」

 

 

このページによると、

七福神信仰は室町時代に京都で始まり、

「都七福神」といのがあって、

 ゑびすさん(商売繁盛、交通安全の神) 京都ゑびす神社
 大黒さん(台所、福運)  松ヶ崎大黒天 
 毘沙門天(学業成就、財運) 東寺 
 弁財天(芸能、財福、知徳の神) 六波羅蜜寺
 福禄寿(延寿、健康、除炎の神)  赤山禅院
 寿老神(長寿、吉運の神) 革堂
 布袋さん(円満福徳の神) 黄檗山萬福寺

 

 

なーるほど!

 

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