この三連休、京都は大賑わい。
来られた観光客はどこでも紅葉の下に満杯の人の波を堪能された事と思います。

天気が中途半端だと工房に立寄られるお客様が増えますが、雨とごく晴天の場合はちらっと立ち止まりながらも横目で見るだけの方が増えます。
工房では十日近く「三角くじ」を開催、500円以上お買い上げ頂いた方に引いて頂き、そこに書かれた数字分を値引きするというもの。
最低は5%、初日早々に30%を引かれたお客様のお買上額が少なめであったので助かりましたが、それぞれに大喜びして頂きました。

今年は三度目ですが、遠くから来て頂いたお客様に対する感謝のつもりです。

観光客の皆さんは当然幾つかのお寺を回られます。
そこで、気付いたのはお寺にも横の繋がりがある筈、連携して幾つかのお寺を回られれば割引する等のサービスを考えないのは強欲のそしりを受けてもおかしくありません。
京都の仏教会は権力の強さに反して奉仕の意識が高くない様に思います。
世は不況のまっただ中、恐ろしい程の観光客を詰め込む事に熱中せず、少しは還元する事も念頭にあるべき。
何かをしようとしても、出る釘は打たれると言いますし、悪平等の好きな京都のお寺さんは尖った事が大嫌い。

好き嫌いでなく、どうすれば大衆済度に導けるのかを考えるべきだと思います。
そんな大層な事は考えてもいないでしょうが、不況の中来て頂いているお客様は神様です。
お賽銭をあげなくては。
そうか、神仏混淆でなくなったから、お寺には神様は不在だった。
なるほど。
京都は紅葉の最盛期、もの凄い観光客ですが、工房は季節を先取り、早くもX'masの行灯に衣替えです。
昼行灯
染屋の独り言Ⅱ-遊ワン

こちらは夜行灯。
染屋の独り言Ⅱ
ちょっと気が早いかな。
先日ご来店頂いたお客様のお土産が秋そのもの。
美味しく頂いたのはこれ。
染屋の独り言Ⅱ-楓チョコ
色に合わせて味も違い、一個が小さいので長ーく楽しめました。
販売店など全く不明ですが、センスの良いお菓子です。
石原前都知事と橋下大阪市市長率いる維新の会が第三の政治勢力になるのか国民の注目を集めています。
世間を賑わしている人達の何れもが現実路線で保守改革派とされる思想の持ち主ばかりです。
昔の社会党に代表される空想的な社会主義政党を支持する人達は何処に行ったのでしょう。
社民党というものがあるそうですが、無いに等しくて民主党に鞍替えするしかなかったのでしょうね。
共産党は論外としても。
尤も、民主党の幹事長が日教組のぱりぱりの幹部なので分かりますが、前原氏の様に自民党より民族主義的傾向の強い人達と同居しているのも不思議な光景です。

さて、注目の渦中にいる石原氏は「現憲法破棄」を唱えています。
普通に考えると恐ろしい事を言う人だと思われるかも知れません。
戦後を支えてきたのが現憲法だと大半の人が思っているからです。

しかし、正確な法理論から言うと現憲法は破棄されて当然だと言う事を認識しなくてはいけません。
現憲法は占領軍のアメリカによって提案され、その草庵はフィリッピンに居た田舎弁護士など十人に満たない人数で半月も経ず起草されました。
特に天皇を戦争犯罪人にするとの恫喝も付随されたのです。
仰天した日本政府も数カ所の改稿を願うしか出来ず、原文に殆ど近いまま日本国政府の提案として国会に出され承認されたのです。
ですから、形としては正式に成立したものとはなっています。
アメリカ人が作った作文である事は明白で、憲法の前文では美しい日本語ではなく、和訳英語そのものの文章となっているのはその為です。

その時代の国際法でも他国に寄る憲法改正を禁じています。
占領下という事は主権が日本国民に無かった事を意味します。
主権が国民に無い時に作られた法律は無効というのが法理として最も正確な判断である事は明白。
ですから、現憲法は占領基本法として占領が解除された時点で破棄すべきだったのです。
サンフランシスコ条約の成立直後に時の吉田首相が宣言すれば済む事でした。
ドイツは現にその様にしました。
占領軍は当然、日本が強国になるのを阻止しようとします。
その考えに沿って条文が出来上がったのは言うまでもありません。

憲法には善良なる諸国民に身をゆだねると解釈されて良い部分があります。
善良なる諸国が日本の周りにありますか?
善良な中国に身を委ねますか?
そんな文例を挿入してある事こそ占領憲法である証です。

しかし、現憲法は今までに無い新鮮な民主主義を導入してくれたのも間違いない事実。
共産党でさえ成立時には国軍を持たないという憲法は憲法ではないと反対していた第九条。
防衛に金を使わなくて済んだからこそ、軌跡の復活を果たした日本。
平和憲法と賞賛し続けた社会主義者のお陰で日本国憲法は何とか日本に定着しました。
憲法が護符の様に崇め奉られたのです。
憲法成立の忌まわしい事情も隠されたまま。

時代は変遷の一途、日本弱体化の意志を持ったままの憲法がそのまま通用する筈はありません。
石原氏の唱える憲法破棄は最も正しい選択ではありますが、定着し切ったこの憲法を破棄するという国民の総意を得るのは現時点では不可能です。
速やかに憲法改正をすべきですが、憲法を任せる政治家が余りに頼りないので下手をすると暴走の危険も。
良い政治家を選べないもどかしさに今の日本の危機があると思います。
民主党の政治家はアドバルーンを揚げるのには長けています。
マニュフェストと称するお約束もその一つですが、掲げた途端後先見ずに実行しようとします。
一つの事象には長い年月を経た相克があります。
正しいからと言ってその経過歴史を抹殺する訳にはいかないのが人間の業です。

八ツ場ダムの前原氏、今回の新設大学認可の田中氏も新任大臣として成果を上げたかったのでしょうが、短絡に過ぎます。
新設の認可も答申を排しての不認可は権力の乱用、持つと使いたくなる田中氏の悪い癖ですが不認可された方は堪りません。
大学の乱立は目に余るのは分かりますが、それなら答申が出る来年度からにするのが良識というもの。
美男子で言葉も明瞭な前原氏にはズッと期待していました。
地元ですからね。
評論家としてなら十分値打ちがあります。
政治家は言葉だけでは詐欺師と一緒、結果を出さないといけません。

政治家は成し遂げた仕事の量がその人物の偉大さを決めます。
口を開いてこれをやりますと言った時には、放っておいてもそれが軌道に乗る準備が出来ていなければなりません。
つまり、根回し。
これが出来るには相当の実力が必要。
官僚も自在に操らねばなりません。
現在見渡したところこれが出来る政治家は皆無の様です。

しかし、これが出来ないと物事は進みません。
アメーバの如く、自己増殖を目指す官僚は何故か単細胞ながら知能だけは秀逸。
その知能に政治家が振り回されているのです。
ひょっとしたらこれを可能にするのは橋下大阪市長だけかもしれません。
果敢に喧嘩を仕掛ける彼の度胸に打ち勝てない気がします。
度胸の裏にはキッチリとした理論でも武装され、過ちがあれば即座に認める事もいといません。

石原氏が先鞭を付け後塵を任された橋下氏が官僚をてなづける。
この構図にはちょっと期待したいかも。