せっかく秋の気配を感じたのにまた猛暑に逆戻りしました。

出歩くのが危険とまで言われると街を歩く人も少なくなります。

まるでコロナの時の様に。

 

久しぶりの投稿なのでうまく出来ないかも知れませんが近々行った名所の写真を掲載しました。

六月の智積院、庭園です。

敷地にある美術館に展示してある長谷川等伯の障壁画は素晴らしかったです。

 

七月の祇園祭、後祭の掉尾を飾る大船鉾に上がってきました。

再建から数年、白木だった所が殆ど漆塗りや彩色が施され見事な復活でした。

 

八月は世界遺産の下鴨神社。

お盆の頃には毎年競馬場で古本市が開催されます。

楼門。

「はんなり」は語源の「華あり」から違った意味に使われます。

上品、優しい、控えめといった意味です。

そんな「感じ」の「はんなり半襟」を紹介します。

千鳥と雪輪。

柄は左胸だけにあります。

 

音符と隈取り。

 

藤と観世水。

ほんの一分ですがお顔を優しく引き立ててくれます。

天気予報を見る場合、新聞やネットの予報は当てになりません。

晴れが続いていても曇りマークが続いたり。

そんな時見るのが「雨雲レーダー」

これは実際に雨を降らせている雲の動きを二時間程前から見る事が出来、一時間後の予想迄。

これが一番。

 

今回の西日本豪雨でも何十回と見ています。

これほどの豪雨災害が起きそうだと素人の私にも分かる雨雲の動き。

「線状」ではなく「帯状」の降雨帯が連続していました。

九州から近畿に掛けて広めで、何度見てもずっと。

 

幸い、京都に住む私には早朝から緊急避難のメール着信が鳴りっぱなし。

桂川はあわやという所迄増水しましたが、鴨川は一分土手が崩壊したものの、避難命令程の増水はありませんでした。

小さい時鴨川から溢れた水に小魚が泳いでいた事を思い出します。

それから比べると屁の様なもの、何はともあれ助かりました。

 

しかし、岡山、広島、愛媛は悲惨。

被害状況を見ると、京都程避難勧告が出されていたのか疑問です。

問題はもっと上の政府にもあったのでは。

刻々と被害が深刻に発表されても政府の顔は全く見えてきません。

その上、関係の無い会議をしていたとか。

その中には被災地域選出の国会議員も参加。

関東以外は日本に見えないのかも。

野党も含めて国会議員全員首にすべきです。

子孫の為に良質な政治家を生み出す具体的な方法はないものでしょうかね。

仕事柄、扱うのは殆どが絹の生地です。

狭いながらも少し蘊蓄を垂れてみたいと思います。

但し、私の思い込みもあるかも知れませんので、その点はよろしく。

 

絹は一時は日本の屋台骨を背負う一大産業でした。

品質の高さが世界に認められていたのです。

それは安価で摩擦に強いナイロンができる迄でした。

 

化繊の糸は一本の長さが言わば無限、それに引き換え自然界が生んだ糸は綿やウールで数センチから長くて十数センチ。

麻ならもう少し長いと思います。

それに引き換え、絹糸は一本の長さが1キロから1.3キロあります。

自然界から生まれた糸はそれを撚り合わせる事で衣類に使える糸にしているのです。

一本が短ければ糸の表面はささくれ立っているのが普通。

なので滑りが悪いのですが、絹は1キロの長さがあるので絹独特の肌触りが生まれました。

 

絹の良さはその生まれに寄ります。

命を守る為にだけ生み出した糸、その保温性、吸湿性や排湿生は他の糸をはるかに凌駕しています。

絹で一番の欠点が摩擦に弱い事、乾燥時はそれほどではないのですが、湿気を帯びた時は可成り損傷を受け易くなります。

その点は麻や綿に負ける所です。

 

もう一つの欠点は生産に神経と多大な手間が掛かる事。

お蚕さんとかお蚕様と呼ぶ程親身な世話が必要でした。

日本で輸出のトップだったのは安価な労働力があったからとも言えるのです。

その日本より遥かに安価な労働力のある中国からの輸入が解禁されたとたん、日本の絹生産はほぼ終了しました。

 

ところが中国の労働単価が急激に上がれば絹糸の価格も連動して上がります。

それでも、その労働の価値としての絹の価格はまだまだその対価としては安価過ぎます。

 

化繊であるシルックと価格に大差がないなんて有り得ない事。

絹に付いてはまだまだお知らせしたい事がありますが、暴投している絹の白生地がまだまだ本来の価格からすると安価だという事を知っておいて欲しいと思います。

 

我が工房のお客様の大半が女性、着物屋だから当り前ではあります。

しかし、男性から注文を受ける事も少なくありません。

 

日本男児として偏った見方を言いますと、着物姿は女性より男性の方が良く似合います。

着物を着ただけで品格が上がってしまうのです。

 

この事を知らない日本男子の多い事。

勿体ないと思いませんか?

 

着る事自体も女性より簡単、着崩れもすぐ自分で修正出来ます。

男性諸君、本当のお洒落に挑戦しては如何?

 

ちょっと着慣れてくると襦袢や羽織の裏に凝ってみたくなります。

大きな般若や鬼を描いた事があります。

大津絵の鬼も。

そんな時はお声をお掛け下さい。