あさひのブログ -91ページ目
京都市美術館で開催されているマグリット展へ行ってきました。


資料によると今回やって来てるのは131点。
マグリット大好きで今までも何度か展覧会行ってるんですが、これはかなり初期の作品から展示されてて見た事もないような作風が多く興味深いものになってました。教科書に載ってるような有名作品はかなり後期のものになるようです。今まで見た作品は主にそちらの方。
でも初期の作品もよかったなぁ。木の葉のような簡素化されたモチーフとして表現される木々や紙を切り取ったようなモチーフを使った一連の作品や、テーブルの脚を人の足のように描いてる作品などは今まで見て来たシュールレアリスム作品と共通してて好きだったけど、途中戦争を挟んだ頃のなんか明らかにブッ飛んでる色彩の作品には本当に戸惑うばかり…これ誰の絵?って感じでw

私は戦争後に描かれた「会話術」という一連の作品が一番印象的でした。風景が文字のように切り取られていて(英語ではないので文字の意味はわからないけど)遊び心も感じつつ、風景ですら人に何かを語る、人は風景からも何かを受け取るというような意味合いかなと。
マグリットの絵はシュールレアリスムでも暗くなくってどちらかというとファニーでユーモアに溢れてて好き。明と暗を逆にした一連の作品も発想が面白いなぁと。
おもしろい発想を実際に絵にして視覚的に見せられるってのが凄い。見てて楽しい。


いずれかは美術の教科書に載っているだろうという「大家族」(パンフ中央のハトの絵に似てる作品)、「白紙委任状」(パンフ右・森の中の貴婦人の絵)、「ピレネーの城」(大きな岩が宙に浮いている絵)も来てるのでこれは必見。
「白紙委任状」は以前の展覧会でも見た事があったんですが、今回二枚来てて片方は宮崎県立美術館が所蔵してるみたい。国内だから借りやすいのかな。この宮崎県の方の絵が8/26までの展示らしいのでお急ぎください。ワシントンナショナルギャラリー所蔵のよりサイズは小さいけど細かく描かれてて私は好き。


マグリット展
7/11(土)~10/12(月・祝) 京都市美術館

京都市美術館
駅からは遠いので市バスで行ってください。
隣で「ルーヴル美術館展」もやってます(6/16~9/27)。併せてどうぞ。




長いものに巻かれろ
チェン・カイコー(陳凱歌)監督の初期作品。撮影はチャン・イーモウ(張藝謀)、主演は「趙氏孤児」でも味わい深い芝居を見せてたワン・シュエチー(王学圻)。

「黄色い大地」(1984年 原題「黄大地」 監督/チェン・カイコー 主演/ワン・シュエチー)
94分
黄色い大地 [DVD]

¥価格不明
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――1939年。共産党八路軍に所属する顧青は陕西省北部の田舎の村へ。彼は党の方針で全国の民謡を採取しているのだ。村では婚礼が行われていた。花嫁はまだ子供といった歳だ。この村では娘は親が決めた相手に嫁ぐという封建的な習慣が続いているのだ。
顧青は貧しい家に泊めてもらう。ここの主人は昔に妻を亡くし娘・翠巧と息子・憨憨(ハンハン)の三人暮らしだった。娘は朝から片道5キロの道のりを歩いて黄河へ水を汲みに行き、息子は羊の世話をし、主人は牛を引いて耕地を耕す毎日だ。
顧青は主人に旅の目的を話し知っている民謡があれば歌ってほしいと頼むが、主人はその気分になれないと歌えないとそっけない――

[ここからネタバレ-------
顧青は翌朝から家事や農作業を手伝う。警戒していた翠巧も次第に心開いていく。
顧青がシャツのほつれを直していると翠巧はおかしそうに笑う。村では針仕事は女の仕事。立派な男が針仕事だなんて…。顧青は自分の暮らしている南方では男も女も同じ仕事をし、八路軍でも髪を短く切った女性兵士が男と同様に戦っていると教える。女は親の決めた家に嫁ぎ男の言いなりに黙って家事をするのが当然でありそれが女の運命だと思っていた翠巧は、顧青の話す遠方の世界の女性の生き方を夢見る。

ハンハンは内気で寡黙な子供でなかなか口を開いてくれなかったが、顧青はそれでも積極的に語り掛け彼と一緒に羊を追う。歌を知っていたら教えてほしいと頼む顧青に、やはり黙り込んでいたハンハンだが、唐突に大声で歌を歌い始めた。その内容は百姓が日々の苦しみを笑い飛ばすために生まれたようなユーモラスなもので顧青は声を上げて大笑いする。顧青は歌ってくれたハンハンにお礼にと、共産党の政党歌(軍歌?)を教える。ハンハンはすぐに覚えて楽しそうに歌い始めた。

ある日翠巧が家に戻ると村の仲人の奥さんがいた。自分の嫁入りが決まったのだと瞬時に悟る。父は言う、これは母が亡くなった時にすでに決めた縁組。この縁組で得た金の半分で母の葬儀を行い、残り半分でハンハンの縁組を決めたのだと…。嫁ぎ先の男はかなり年上だが生活が安定しており食べていけるから大丈夫だと父は娘に言う。

一か月村に滞在した顧青はそろそろ軍へ戻ることにした。主人は最後の夜に歌を歌う。それは嫁に行った娘があまりにつらい生活に絶望して身投げするという内容だった…。
翌朝、旅立つ顧青の後をハンハンが黙ってついてくる。もう村へ戻った方がいいと諭す顧青にハンハンは懐から黍餅の包みを取り出し黙って顧青の鞄に押し込んだ。
さらに進むと今度は翠巧が待っていた。そして自分も連れていって欲しい、おさげを切って男みたいになってもいいから軍に入ると言い出す。彼女が間もなく嫁入りすることになったと知らない顧青は戸惑い、まず戻って上官の許可を得てから迎えに来ると説明する。翠巧は四月までに迎えにきてほしいと言って見送る。

四月がやってきて、翠巧は嫁に行った。
ハンハンは姉に代わって黄河へ水を汲みに行く。慣れない仕事に手間取っていると誰かが桶を取り水を汲んでくれた…それはまさしく姉・翠巧だった。彼女は頭に布を巻いている。嫁入り先から逃げ出した翠巧は黄河を渡り対岸に駐屯している八路軍に入隊すると言う。そしてばっさり切った長いおさげの髪の束を弟に託し、月の明るい夜に一人船で黄河へ漕ぎ出す。その姿をじっと見送るハンハン。
月夜に希望を乗せた翠巧の歌が聞こえる。だがその声は急に途切れ…。

日照りが続く夏の日、顧青は約束通り村へ戻って来て翠巧達を探すが家には誰もいない。
村の男たちは皆雨乞いの儀式を行っていた。その中にはハンハンの姿も。ハンハンは丘の上に顧青の姿を見つけ群衆の中から大声をあげる。そして必死に駆け寄ろうとするが人波に押されてなかなか進めない。そうするうちに顧青の姿は蜃気楼のように見えなくなってしまった…。(終)

------ここまで]

ドキュメンタリー風の作品。(戦前の)現代的な生活をしている兵士・顧青の目を通して、昔ながらの生きるための最低限の生活をしている辺境の貧しい村の様子を描く。台詞が殆どなく、人物の表情と折々流れる民謡だけで繊細な心情を見事に描き出してる!ドラマティックな展開はなく、物語としてはなんてことない風景が描かれているのだけど、最初から最後まで"静かな力強さ"がひしひしと感じられる、まさに大地のような作品。

この村の人々は明日を生きるために食べ、食べるために働く。だから働くことは生きることで、食べることは生きること。翠巧の父は「女が嫁に行くのは好きとか嫌いとかじゃない、食べるためだ。」と言う。つまり生きることであり、そこに疑問は持たない。人が食べて、寝るのと同じくらい当たり前の事なのだ。でもそれでも女たちはどうしようもなくつらい気持ちを抱えて来た。その気持ちを代弁する道具が民謡だった。女だけでなく男もみんな胸に一人抱えてはおけない喜怒哀楽を歌にしてそれが代々伝えられてきた、それが民謡。お父さんが言うように気持ちが高揚した時自然と口をついて表れる歌。だから現代で言うような「感情をこめて歌う歌」ではなく、先に感情があってそれが歌となって噴き出してくる、生きるエネルギーみたいなものがこもっている。
生きることのつらさと、つらさを乗り越えた喜び、その繰り返しを人々は歌い、伝えようとするでもなく伝承されていく。歌う事もまた生きること。当たり前のことだった。
恵まれ過ぎた生活で生きて行ける喜びを忘れがちな私達現代人には彼らの力強い生きざまが眩しい。

柯藍という人の「深谷回声(谷のこだま)」という散文をモチーフに作られた作品らしいけど(脚本:張子良)、物語性があまりないことを考えればこの感動はやはりチェン・カイコー監督の演出によるものなんだろうなぁ。本当に凄い。ほぼ無言、無音のシーンが続くのに無駄と思うようなカットがない!ミュージカル的に入ってくる民謡(役者ではなくプロが歌ってる)、足音や衣擦れを敢えて大きく聞かせるといった手法はリアルからは離れているけど実に効果的。観客の視点を引き付け想像力を刺激する。
登場人物(俳優さん)はたったの四人。あと最初の夫婦と仲人さんくらいは役者かもしれないけど、他はたぶんエキストラだろう。だから本当にドキュメンタリーぽい。翠巧だけ最初から女優さんと分かる小綺麗さでちょっと浮いてたけど、あとはみんなとても繊細な芝居だった。無表情な弟くん、なんかもう泣きそうになる。
久しぶりに心に響く映画を見た…。


TSUTAYA DISCAS
2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
19勝14敗3引分け。




長いものに巻かれろ
またツタヤレンタルの勝率を上げるためにコメディを。

「西遊記-はじまりのはじまり-」(2013年 原題「西遊・降魔篇」 監督/周星馳 主演/文章、舒淇)
110分
西遊記~はじまりのはじまり~ [DVD]/Happinet(SB)(D)

¥4,212
Amazon.co.jp

チャウ・シンチー(周星馳)監督作品。これ公開時観に行こうと思ってたらあっという間に終わっちゃって行きそびれたんだよなぁ。

――とある海辺の村に魚の妖怪が現れ村人が次々と喰われる。妖怪ハンター・玄奘は村人と協力して妖怪を捕え、師匠から教わった方法で妖怪を改心させようとするが、そこへ現れた妖怪ハンターの女・段が術であっという間に妖怪を封じ込め、村人からの感謝と褒賞をかっさらっていった。
玄奘は師匠に、自分も妖怪を改心させるのではなく退治する方法を身に着けたいとせがむが、師匠はまだ修業が足りないと言って彼をさらなる退治の旅へ出す――

[ここからネタバレ-------
山奥にある立派なレストラン。通りがかったカップルは導かれるように中へ入り、舌もとろける豚肉料理をごちそうになる。だがそれは人間をおびき寄せる罠…レストランの主・猪剛髭の正体は猪の妖怪。やってきた人間は皆彼の餌食となる。その噂を聞きつけてやって来た玄奘だが、猪剛髭の力に全く歯が立たない。彼の窮地を救ったのは段だった。段は術で猪を封じ込めようとするが猪の力が強すぎて逃してしまった。

旅を続ける玄奘は山中で突然山賊に捕えられる。彼らは西洋の妖怪ハンターで、妖怪退治の報酬を独占するためライバルの妖怪ハンターを殺しているようだ。彼らに捕えられているハンターの中には先日助けてくれた段の姿もあった。段は玄奘が自分の夫でハンターではないと釈明するが、山賊らは夫婦であることを目の前で証明しろと突きつける。玄奘は嘘でもそれはできないと拒否するが、その時段が体中に負っている怪我が偽物だと気づいてしまう…なんとこれは玄奘に惚れた段が大掛かりな芝居を打って無理矢理夫婦になろうとしていたのだ。玄奘は腹を立てて去って行こうとするが段は彼を捕え閉じ込める。そこへ匂いを嗅ぎつけた猪剛髭が襲い掛かって来た。だが彼らの戦いに他の妖怪ハンターも駆けつけて互いに褒賞と栄誉を狙い戦いを繰り広げるがまたもや逃してしまう。

玄奘は師匠から、猪剛髭を倒せるのは伝説の妖怪・孫悟空だけだと聞き、彼がいるという五指山を目指す。そしてようやく蓮の花に囲まれた岩穴の中で孫悟空と会う。孫悟空は500年もの間岩穴に閉じ込められてすっかり改心したと言う。玄奘は胡散臭いと感じつつも彼の言葉を信じ猪剛髭をおびき寄せることにする。そこへ玄奘の後をつけてきた段が自分が満月の下で舞を舞って妖怪をおびき寄せると言い出す。満月の夜に段が舞を舞うと本当に猪剛髭がやってきた。孫悟空の声に岩穴に顔を突っ込んだ猪剛髭はそのまま吸い込まれ、孫悟空の手の中で一匹の小豚に姿を変えた。

無事妖怪を退治した玄奘は孫悟空を岩穴に残したまま立ち去ろうとするが、せめて穴から満月を見たいという孫悟空のために、入り口をふさいでいた蓮の花を取り除いてやる。ところがその蓮こそが孫悟空を封じている如来の力だった!
封印が解かれ孫悟空が外の世界に蘇る。そこへ名うての妖怪ハンターらがかけつけ壮絶な戦いが繰り広げられるが皆孫悟空の強大な力の前に倒れ風塵にされてしまった。戦う術のない玄奘はひたすら仏に祈る。その姿を見て孫悟空は仏は何も力を貸しはしないとせせら笑う。玄奘を守るため段が孫悟空に戦いを挑むが到底歯が立たずやはり塵にされてしまった。玄奘は彼女が最期に遺した金の輪を受け継ぎ経を唱える。その経が岩よりも大地よりも強い宇宙の如来の力を呼び起こし、孫悟空を飲み込んだ…。

世界を救う術は経にあると悟った玄奘に、師匠は西へ向かい仏の聖典を持ち帰るよう命じる。供をするのは魔性を除かれ人間の姿に戻った孫悟空と猪剛髭と海辺の妖怪の三人だ…。(終)

------ここまで]

あれー?つまんなかった。Σ(・ω・ノ)ノ おかしいな…。

玄奘が孫悟空、猪八戒、沙悟浄を連れて旅に出ることになった理由を、チャウ・シンチーの独自解釈で現代ノリで描くオリジナルストーリー。
細かいネタ自体は笑えるしコントみたいな手堅さがあるけど、それらを繋ぐ物語がテンポ悪い。"つかみ"である海辺の村のシーンだけでまったり30分もかけてるのはおかしいよなぁ。もっとサクサク行ってくれんと飽きる。コメディを見せたいのかアクションを見せたいのかよくわからない。アクションは8割がたCGでできてるから迫力がっていうより絵がよくできたゲームを見てるような感じで、中途半端に凄いからこれは笑う所なのか感心する所なのかってのがわからん。いっその事ありえんくらいのアクションにして笑いに持って行ってほしかった、「少林サッカー」みたいに。
それから、配慮して間接的な表現にしているとはいえ暴力シーンがえげつない。

孫悟空がコテコテの芸人さんって感じの人で好き。玄奘役のウェン・ジャン(文章)も女装ネタや大真面目な顔でボケかますとこは好印象。でも彼のシリアスな芝居やヒロインのスー・チー(舒淇)の熱演は空回り感が否めない…。


TSUTAYA DISCAS
2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
18勝14敗3引分け。




長いものに巻かれろ

「大秦帝国2」で意地悪君主を演じるフー・ダーロン(富大龍)がまさかのラブコメ主人公を…。

「京城ロマンス」(2011年 原題「新・京城四少」 監督/潘文傑 主演/楊冪、富大龍)
全36話

※DVDはレンタルしかないみたい。

近代を舞台にしたアイドルドラマ。原題に「新」とついてるので多分リメイクなんだと思う。

――地方高官だった童善は道中で山賊の襲撃に遭い、妻は殺され三人の息子は行方知れずに、末っ子の玉官だけが無事助けられた。
そして十数年後。外務長官に就任し北京へやってきた童親子。玉官はこっそり屋敷を抜け出して賑やかな繁華街へ。そこでトラブルに巻き込まれるも、"鉄蛋"と呼ばれる不良青年に助けられ友達になる。鉄蛋は高級クラブ「第九公館」の経営者"第九夫人"の息子だった。
第九公館の歌姫・殷白雪は、幼い頃父が陥れられ一族皆殺しに遭いかろうじて逃れたという過去を持っていた。父を陥れたのが童長官だと聞かされた白雪は自らの手で復讐することを誓う――

クラブの大人気歌手・殷白雪、そのクラブの経営者の息子で有名な悪ガキの鉄蛋、鉄蛋が尊敬する武道家・柳の一人娘の云儿、外務長官の息子で世間知らずのお坊ちゃん童玉官、雑誌編集者で詩人の杜立寒、立寒の友人で牧師の娘の叶雨桐、銀行頭取の息子の古人傑らが織りなす昭和臭いメロドラマ。ドロドロ系ではなく純愛系。運命に導かれたように出会った彼らの過去が徐々に明らかになり…と(まあオチは最初からミエミエだけど)サスペンス的な側面もありつつ。
日本で言えば明治大正時代な、西洋文化が入って来て華やかな時代を舞台にしてて見た目に楽しいし、コメディタッチでテンポよく、そして期待を裏切らない王道のカップリングで昭和女子にストライク入るラブストーリー。漫画みたいにはっきりしてわかりやすいキャラクターで役割分担がなされてて、そしてキャストも香港みたいなモデル系ではないにしろそれ相応の美男美女。

まず女性陣。
殷白雪は「大秦直道」ヒロインや「美人心計」の雪鳶を演じてた美人女優ヤン・ミー(楊冪)。相変わらず非の打ちどころのない美女。
キュートな柳云儿は「天涯織女」でチェンチェンを演ってたリー・チェン(李倩)。おとなしくて真っ直ぐな役から一転してお転婆娘なキャラ。めちゃかわいい!(〃∇〃) この子は女子ウケが良いはず。
叶雨桐を演じるリウ・イーハン(劉一含)は安達祐実ちゃんみたいな童顔でお目目ぱっちりの子で、ヤン・ミーがいなければ確実にヒロインの座に居座りそうな、男子が理想とする清純派女子。どうみても杜立寒とお似合いなのにどうしてあんな奴と…。
そして個人的に大好きなのが第九夫人。お笑い担当のおばちゃんなんだけど(でも美人)、彼女がしょっちゅう言う「あらまッ!あらあらまぁまぁまぁッ!!」に相当する「アイヤァ!アイヤヤヤヤァ!」って台詞がなんかもうツボで。

男性陣。
悪ガキで単細胞な鉄蛋がフー・ダーロン。意地悪な表情は納得だけどこのがさつさには唖然。人差し指で鼻ほじるんじゃない!(;´Д`)ノ この人がこんなコテコテのコメディな芝居やるとは本当に驚き。「大秦帝国2」で見せてたようなセクシーさはなくそこは残念。まじめにしてれば美男子なのにびっくりするくらいのこの…アホ面w
このキャスト陣で一番のイケメン童玉官は「集結号」のワン指導員を演ってたユェン・ウェンカン(袁文康)。これまたイメージ違った、こんなイケメンだったんだ。ちょっと妻夫木聡くんぽくてかわいい。
生真面目な文学青年・杜立寒、一番日本男児っぽいキャラなので日本ウケが良いはず。でも彼体格がいいのよね、生っちろい書生って設定のはずなのに。
一見クールだけど内に情熱を秘めた御曹司・古人傑が…うーん、なんか、まぁ、それなりにかっこよく見えなくもないんだけど…な配役。毎回スーツがテカテカしてるのが気になってしょうがない。
そして銀行頭取で古人傑の父・古慶三が「大秦帝国2」の犀首を演じるヤオ・ルー(姚櫓)さん!いやもうこれがカッコイイんだわ。一応悪役だけどそれにしては良い人すぎてどうなんだろうってくらい。こんなお父さんやばい良すぎ。(*゚ー゚*)b

毎回素敵なドレスを身にまとって登場するヤン・ミーと、イケメンなユェン・ウェンカンと、チョイ悪オヤジなヤオ・ルーさんのファンにはぜひおすすめ。そしてフー・ダーロン目当てには見ないことをすすめます…。


TSUTAYA DISCAS
2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
1枚に3話ずつ収録。


LeTV
http://www.letv.com/tv/37413.html
広告さえ見れば無料。
そしてやっぱり第4話からはこちらで見た。




長いものに巻かれろ

中国の作品だけど製作はかなり日本が関わってるっぽい。

「世界」(2004年 監督/賈樟柯 主演/趙濤)
133分
世界 [DVD]/チャオ・タオ,チェン・タイシェン,ワン・ホンウェイ

¥5,400
Amazon.co.jp


ピラミッドやピサの斜塔といった世界の有名建築物のミニチュアを展示し世界の民俗衣装をまとったダンサーがショーを繰り広げる…日本で言えば東武ワールドスクウェアや愛知犬山リトルワールドみたいなテーマパーク「世界公園」を舞台に、ダンサーとして働くタオと彼女をとりまく人々の実生活を切り取った物語。
ストーリー性はないのであらすじは割愛。

とーにかく暗い!!!orz
華やかなテーマパークや急速に発展した北京の、闇の部分を暴くのが目的なのか?と疑ってしまうくらい、最初から最後までトーンが暗い。地味どころじゃない!
「世界公園」では世界中を旅した気分になれる…その「世界公園」で一日中働くタオにとってはここはむしろ狭く閉塞感がある。本当の「世界」へ旅立つ元恋人や、本当の「世界」からやってきたロシア人アンナをうらやましく思う。しかし本当の「世界」にも楽しい事だけでなく辛いことが沢山あって、それは「世界公園」内と全く変わらない…結局世界とは自分をとりまくもの。この監督は現代人の特に珍しくもないごく普通の生活を切り取ることで世界の正体を映し出そうとしたのかな。しかし、それにしても暗い!!世界はそんなにつらく悲しいことばかりじゃないでしょうに。もうちょっとタオが心から笑える瞬間があってもよかったんじゃないか?
起承転結がなく地味で暗い割には最後が気になって途中でギブしなかった。ストーリー性がないだけにどう終わらせるつもりだろうと思って…まぁ予想通りオチはなかったけど!(´д`lll)


TSUTAYA DISCAS
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長いものに巻かれろ