あさひのブログ -22ページ目
「猟毒人(全50話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第十六集]
呂云鵬は江伊楠を連れて文娜に会う。文娜は早速取引の話を持ち出すが伊楠がその話はしないとぴしゃりと遮る。彼女がうんと言わなければ取引はできないんだと云鵬は苦笑する。伊楠は取引相手本人が出てくることが条件だと冷たく突きつける。焦った文娜は明日必ず連れて来るからと答える。
サソリと文娜はこのままのんびりしていれば本当に王鵬との取引のチャンスを逃してしまうとユーレイに訴える。ユーレイは仕方なく、やってみろと言う。そして手下のドラゴンには王鵬の正体が李東であるか、徐麗というその女が本当に李東の女であるか確かめるよう手配しろと命じる。

翌日約束の場所へ行くが文娜は一人で現れた。呆れて帰ろうとする呂云鵬らを引き留めスマホを渡す。サソリと繋がっていた。サソリは慎重に事を運びたいだけでぜひ取引に応じてほしいと言う。文娜がサンプルとしてのブツを手渡す。そして一旦引き上げた。
車の中で伊楠はサンプルの入ったクラッチバッグを検める。そこには盗聴器と思わしきものが隠されていた。二人は盗聴器に気づかないふりで"王鵬こと李東とその女の徐麗"の芝居を続ける。家に戻り伊楠はブツを検めるが云鵬はそれをつかみ放り投げる。伊楠は良品なので取引しようとしているが云鵬は相手が信用できず反対しているという体の会話を交わす。そしてキスしベッドへ向かう様子をわざと聞かせる。それを聞いていたサソリやドラゴンは二人に不審な点はないと判断した。

露店で朝食をとっていると趙毅がやってきて、魏海から預かって来たボタン型の盗聴器を渡す。これを二人とも身に着けていればいつサソリが接触して来ても魏海側が把握できる。趙毅は昨夜の芝居が本当の愛人みたいだったと茶化して戻って行った。
伊楠は彼がまだ信用できない。サソリからのサンプルをくすねたりしないかと云鵬に聞く。不安になった云鵬は急ぎ部屋に戻る。そこにはやはり趙毅がいた。床にはクスリの袋が落ちている…。云鵬は逃げ出した趙毅を追いかけ何度も何度も殴りつける。通行人が制止し警察を呼ぶと言ったためやっと手を止めた。云鵬はもう金輪際お前とは関わらないと絶交を突きつけるが、趙毅はもう二度と誓いを破らないと懇願し、さらに、麻薬商の王鵬として芝居を続けるなら麻薬の質を確かめる者が絶対必要だと説く。趙毅はこのサンプルもよく市場に出回っている安物だったと告げる。サソリは云鵬がブツの真の価値を知るか試したというわけだ。確かにクスリについて知る必要がありそうだ…云鵬は趙毅に一通りのクスリを手に入れて来いと命じる。そしてサソリのバッグを外のゴミ箱に放り込んだ。

[第十七集]
ユーレイは引き続きドラゴンに王鵬の身辺を探らせていたが、趙毅が接触している写真を見て目を光らせる。こいつは問題だぞ…。

呂云鵬と江伊楠が車で移動中、突然現れた男らに銃を突き付けられる。拘束され連れてこられたのはどこかのライブハウス。目の前のニヤついている男がユーレイだと名乗った。ユーレイは二人の拘束を解き、親し気に明山に商売に来てくれて歓迎するなどと話す。握手を求めて手を差し出し、云鵬の手を握ると手にしていた果物ナイフでその肩を刺した!「お前らサツと繋がってんだろ。」そう言って趙毅と魏海の部下が写っている写真を突きつける。
云鵬は肩を押さえながら、確かにボスは警察だと吐く。だが警察のおとり捜査ではなく、警察のさる高官がクスリの取引をしているその仕事を手伝っているのだと答えた。
ユーレイは仮にそんな警察高官がいたとしてお前のような奴を選ぶ理由がないと笑うが、云鵬は自分が粗雑品から純度の高いクスリを精製できる"厨子(コックさん。麻薬製造人の隠語)"だからだと言う。厨子だと?ユーレイは拳銃を云鵬に突きつける。だが云鵬はひるむことなく、自分を殺したらボスに宣戦布告することになると凄む。どうだ、やってみるか、撃ってみろよ!
「バーン!!」ユーレイは笑って銃を下ろす。たいした度胸だ、信じよう、と。
云鵬はユーレイとの接触を試みることがボスの指令であり、今後どうするかはボスが決めることだと言う。そしてもう一つ聞かなければならない事があると続ける。「金三角に一匹のサツが紛れ込んでいただろう、そいつを殺れと指示したのは誰だ?」
ユーレイは云鵬の顔をまじまじと見る。それがお前の商売に何の関係があるんだ?と。伊楠も早く帰ろうと促す。云鵬は肩を押さえながらふらふらと出ていく・・・と見せかけて振り返り果物ナイフを奪うとユーレイの首に押し当てた!「お前ら動くな!!」
すぐに手下らが伊楠の頭に拳銃を突きつけるがユーレイは云鵬に押さえつけられナイフの刃が当たって既に首から血が少し滲んでいる。手下らは動けない。
「サツを殺ったのは誰だ!?これは取引だ、命を捨ててまで手放せない話なのか?」凄む云鵬にユーレイはとうとうサソリが殺ったと答える。云鵬はさらにナイフを食い込ませる。誰が殺れと命じた!?
「…金三角の、楚天南だ。」
云鵬はユーレイから手を離した。

ユーレイの怪我を見てサソリは奴を見くびっていたと謝罪する。取引を続けるのかと聞くサソリにユーレイは笑う。今更あの王鵬と取引しても意味がない、奴のボス、警察の中にいるさる高官殿と直接話をつけようじゃないか…。ユーレイはすぐにドラゴンに明山警察を調べさせる。

[第十八集]
呂夢瑶が母を連れ呉新河と共に明山行きの飛行機に乗った…その報せに伊楠は急ぎ空港へ向かう。濱江の趙局長から、呂夢瑶に父の真相を知らせることに決定したと電話があった。
空港で公安局に足止めされていた夢瑶らの元に伊楠が到着。伊楠は夢瑶を呂云飛が使っていたマンションへと連れてきた。そして云飛が緬川へ行き、犠牲になったと告げる。犠牲?夢瑶は顔をこわばらせる。呂云飛が商社マンに見せかけた潜入捜査員であったこと、そして任務に失敗し殺されたことを伊楠は告げる。うそだ…パパを、パパを返して…震える夢瑶を伊楠は抱きしめる。
伊楠は呂云鵬が兄の仕事を継いで明山で仕事をしているのだと説明する。そして叔父への誤解を解き、そして自身の身の安全のためにも濱江でおとなしく待っていて欲しいと言う。夢瑶は今回のことも前回明山へ来たのも全て自分が決めて勝手にしたことで、呉新河には何の罪もないと訴える。

一方、魏海は呉新河に任意同行を求める。署のデスクで茶をふるまい、しかしこれは取り調べだと前置きする。お前が呂夢瑶のような少女をかどわかし明山まで連れてきたその目的は何だ?だが新河は冷静に反論する、彼女は少女ではなくもう立派な成人だ、明山へ来たのは彼女の意志であってわたしが連れてきたのではない。
新河に出された熱い茶が冷める前に彼の弁護士が署に到着。随分と手回しがいい…疑る魏海に、新河は父の会社は全国展開してるのでねと答え、弁護士らと共に去っていった。

李玫が義弟に会いたいと言い出したので江伊楠は呂夢瑶と李玫を呂云鵬が入院している病院へと連れて来た。病室のドアを開けると、ベッドの傍らにはドラゴンがいた…!伊楠は凍り付く。
ドラゴンは王鵬の事を叔父さんと呼ぶこの少女は何者かと問う。云鵬は義兄弟の娘だと言い繕う。咄嗟に夢瑶も「アタシがこの人の何だろうとアンタには関係ないでしょ」と柄悪く言い放つ。と、李玫は云鵬を見てあんた誰だと言い出した。夢瑶は必死に母をなだめるが阿龍は含み笑いをして去っていった。
夢瑶はさっきの男が父を殺した組織と関わりがあるのかと問い、自分も叔父と同じく復讐と、父の果たせなかった任務を手伝いたいと言い出した。云鵬は夢瑶の手に果物ナイフを握らせ、本当に覚悟があるなら俺を刺せと、まだ治っていない肩の傷口を指し示す。夢瑶にはもちろんそんなことはできなかった…。


[A] 呂云鵬
化学博士。甥を殺した"サソリ"と呼ばれる男に復讐するため、王鵬という偽名で麻薬業界へ足を踏み入れる。
[B] 江伊楠
濱江から出向してきている麻薬取締局捜査官。殉職した上司・呂云飛の家族を守るのが使命。徐麗は偽名。
[C] 魏海
明山の麻薬取締局副局長。明山の売人の間では広くその名を知られる存在である。江伊楠は警察学校時代の同級生。
[D] 趙毅
呂云鵬に恩義を感じて仕事を手伝っている男。麻薬中毒でクスリを止められず何度も捕まっている。
[E] 蝎子(サソリ)
明山の麻薬密売組織・玉仁堂の密売人。楚門会のブツを掠めたため命を狙われており兄貴分のユーレイに助けを求める。
[F] 趙文娜
とあるクラブのホステス。サソリの愛人。
[G] 老鬼(ユーレイ)
金三角を支配する巨大麻薬組織・楚門会に属する密売人。楚門会からサソリ抹殺命令が出ているが自身の思惑のためにわざと見逃している。
[H] 阿龍(ドラゴン)
ユーレイの手下。
[I] 呂夢瑶
呂云鵬の兄・呂云飛の娘。精神を病んだ母の介護に暮れる日々。父親が死んだことをまだ知らない。弟が殺されたのは叔父のせいだと思っている。
[J] 呉新河
呂夢瑶が病院で出会った親切な男性。大企業の社長の子息ということになっているが実は金三角の麻薬組織・呉氏商会に関わっている。

* * * * *

→インデックス
「猟毒人(全50話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第十三集]
呂云鵬はクラブを訪れ文娜の姿を見つける。やはり潜入していた江伊楠の部下の男を借りて、いかにも何か取引をしたような仕草を見せつける。すると案の定文娜は云鵬の席へやってきた。そして私の"すごいお友達"とも取引してみない?と持ち掛ける。だが云鵬は取引は相手と直に対面して行うのが自分の流儀だと答える。

明山へやってきた呂夢瑶と呉新河は件の医院へ行き夢瑶の母のために薬を処方してもらった。
新河が車を回してくるのを待っていた夢瑶は、眼前の銀行から出て来る男の姿に釘付けになる…叔父さん!?夢瑶は大声をあげるが男は気づかず車に乗って去っていった。夢瑶は呉新河の車で後を追ってもらう。

呂云鵬はクラブの個室で文娜に会う。だが文娜はまず現金を見せてもらわなければ"お友達"には会わせられないと言う。すると云鵬は信用しないのはそっちの勝手、この話はナシだと言って出て行く。文娜は慌てて追いかける。部屋を出てきたその時、彼を追ってやってきた呂夢瑶と対面した…。
クラブを張っていた魏海らは監視カメラの映像で呂云鵬と呂夢瑶が鉢合わせしたのを見る。今ここで云鵬の正体がばれれば夢瑶も危険に晒される!陳童が魏海の制止も聞かず急行する。
云鵬の目の前に夢瑶が立っていた、なぜ明山に?隣にいる男は?視線を察した呉新河は彼女の友達ですと手を差し出すが云鵬は新河を殴りつける。「夢瑶を明山にまで連れ出すような奴が友達だと!?」怒る云鵬に対し夢瑶も激高してあんたにそんなことを言う資格はないと突きつける。そこへ陳童がやってきて「アタシの王鵬にからんでんじゃないよこの小娘!」と夢瑶を制止する。陳童の姿に云鵬も我に返った。陳童が適当に場をあしらい夢瑶と新河は出ていく。その後を追うように云鵬も去っていった。

呂云鵬は江伊楠に怒りをぶつける。お前らは夢瑶を守ると言ったはずだ、これはどういう事だ!?伊楠は予想外の事で対応が遅れたと謝るが云鵬の怒りは収まらない。夢瑶にはやはり家族が必要なのだから一緒に濱江へ帰るべきだと伊楠は訴える。まずはあなたが彼女らを捨てて行ったわけではない、その誤解を解くべきだと。
「誤解を解く?どう説明するって言うんだ?」云鵬は突きつける。それは彼女に父親が殉職したという事実を告げることに他ならないからだ。云鵬は自分には彼女の弟を守れなかった責任があり、サソリを殺さなければ彼女らの安全を取り戻すことができないのだと言って去って行った。

[第十四集]
帰って来てから呂云鵬はずっと考え込み飯も食べない。趙毅はさっきの若い娘が云鵬の殺された兄貴の娘だと知る。それはマズい、敵に知れたら弱みを握られることになる。あの時は陳童が攪乱して愛人同士の喧嘩のように見せかけたが文娜は気付いただろうか…。

呂夢瑶と呉新河がホテルへ戻って来るとロビーに江伊楠が待っていた。夢瑶はうつむく。新河は気を使って先に部屋へと戻った。
夢瑶が昨日叔父さんに会ったと言うと、伊楠は実は云鵬には云飛の会社の業務を手伝ってもらっていると話す。夢瑶はみんなして私のことを騙してたんだと怒る。父さんもちっとも連絡くれない、私と母さんをほったらかしにして、みんなひどい!もう顔も見たくない!泣いて走り去っていった。
夢瑶が部屋へ戻ると新河の姿が見えない。メッセージすると新河からは「ちょっとでかけてくるので冷蔵庫のアイス食べてね」と返信があった。新河は優しい。いつも私のことを気にかけてくれる。今の私には彼しかいない…夢瑶はクッションを抱きしめる。
その頃新河は件の医院を訪れていた。その二階に男を匿わせている。男は、サソリだ。
お前は何者だ?問うサソリに新河は答える「僕は緬川の呉新河。君を助けに来た。」

魏海はようやく九本指を捕らえ、サソリについて知っていることを全部吐けと迫る。サソリは裏社会のドンである楚門会会長・楚天南のブツを掠めたため組織から追われている。サソリは必死にブツをカネに変えようとしているが、ブツが多すぎるのとその出所が悪すぎて業界を知る者は誰も手を出さないのだ。玉仁堂のサソリと楚門会を繋げているのはユーレイだ。当時ユーレイは楚会長の命令で警察のスパイ(潜入捜査官)の動きを監視するため明山へ来ており、そいつをサソリに始末させた。サソリやユーレイが今どこにいるのかは本当にわからない…と。

江伊楠は濱江の趙局長に、呂云飛が担っていた案件の情報開示を申請する。六年前、金三角(ゴールデントライアングル。メコン河流域で有名な麻薬密造地帯だった)から輸入されてくる麻薬のほとんどが楚門会のものだった。楚門会への潜入捜査チームが結成されその一人である呂云飛は緬川(タイ・クウェー川周辺)の楚天南の身辺を探っていた。潜入捜査官は携帯電話やメールも傍受される恐れがあるため特別な暗号を使ってやりとりをしていた。自らが疑われていると知った呂云飛が我々に連絡をとれる数少ないチャンスがあの小包だったはずだ…。

[第十五集]
江伊楠は趙局長に、もう呂夢瑶に父親の事を知らせた方がいいと提言する。辛い思いをさせることになるが、このまま騙し続けることはもっと残酷なのではないか。趙局長は、呂夢瑶が濱江に戻り伊楠も戻って来てから落ち着いて彼女に説明しようと答える。

サソリがブツを早く処分したいと考えているなら必ず王鵬こと呂云鵬に接触してくるはずだ。ここはじっくり腰を据えて相手の動きを見る事にしようと魏海は提案する。サソリは慎重な奴だ、取引の前にまず王鵬の身辺を探るだろう。王鵬の正体は魏海が三か月前に逮捕した広東の麻薬仲介人・李東ということにしよう。李東は業界では愛人を通して売買していたことが知られている、なりすますためには愛人役が必要だ。江伊楠はその役に志願する。

ユーレイの元に楚門会副会長"パゴダ"がやってきた。サソリはどこにいる?問われたユーレイは自分が知ってるわけがないと笑う。会長からサソリを殺るよう指令が出ていると言ってパゴダは帰っていった。パゴダが帰ったのを確認して二階からそっとサソリが降りてきた。ユーレイは会長のブツを掠めたのはさすがにやりすぎで俺にもどうしようもないと告げる。サソリは膝をついて、ブツの収益の殆どを渡すので助けてほしいと頭を下げる。そして王鵬という男が取引相手の候補で今調べている最中だと話す。
ユーレイは王鵬の身辺を調べ、彼の正体が三か月前に明山へやってきた麻薬商の李東だと知る。業界で知られた者だったのなら早い所取引をしようと言うサソリをユーレイは制止する。噂では李東の取引は愛人を通じて行うらしい、だが文娜の前にその愛人は一度も姿を現したことがないではないか、ここはもう少しじっくり調べる必要がある…。

警察が用意したマンションへ移った呂云鵬と江伊楠。部屋中にマイクが仕掛けられ四六時中監視されることになった。
マンションの前に不審な黒い車がつけられる。サソリの手下が様子を窺いに来たようだ。愛人の存在を仄めかすために魏海は云鵬と伊楠に二人で出かけるよう指示する。云鵬と伊楠はタクシーに乗るが黒い車が尾行してきている。しばらくすると黒い車はUターンし戻って行った。
黒い車はマンションに戻って来た。男たちが下りて来て、云鵬の部屋へ侵入し調べている様子。そして云鵬の元には文娜から電話がかかってきた、今晩会おうと。こんなに直ぐ連絡が来るとは、やはりサソリは焦っているようだ…。


[A] 呂云鵬
化学博士。甥を殺した"サソリ"と呼ばれる男に復讐するため明山へとやってきた。王鵬という偽名で麻薬業界へ足を踏み入れる。
[B] 江伊楠
濱江から出向してきている麻薬取締局捜査官。殉職した上司・呂云飛の家族を守るのが使命。徐麗は呂云飛の秘書としての偽名。
[C] 魏海
明山の麻薬取締局副局長。かつて潜入捜査をしていたこともあり明山の売人の間では広くその名を知られる存在である。江伊楠は警察学校時代の同級生。
[D] 蝎子(サソリ)
麻薬密売組織・玉仁堂の"五毒"の一人と呼ばれる男。
[E] 趙文娜
とあるクラブのホステス。サソリの愛人。
[F] 老鬼(ユーレイ)
金三角を支配する巨大麻薬組織・楚門会に属する密売人。
[G] 九指(九本指)
サソリの手下。
[H] 趙毅
呂云鵬に恩義を感じて仕事を手伝っている男。麻薬中毒でクスリを止められず何度も捕まっている。
[I] 呂夢瑶
呂云鵬の兄・呂云飛の娘。父親が死んだことをまだ知らない。弟が殺されたのは叔父のせいだと思っている。
[J] 呉新河
呂夢瑶が病院で出会った親切な男性。大企業の社長の子息ということになっているが…。

* * * * *

→インデックス
「猟毒人(全50話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第十集]
呂云鵬は慎重にサソリの後を追うが、突然背後から叩かれびっくりして振り向くとそれは趙毅だった。胸をなでおろすがその一瞬でサソリの姿を見失ってしまった。
サソリはここへ来るのに迷うことなく真っ直ぐ歩いて行った、つまり初めて来たわけではなく来慣れているということだ。ちょうど集合住宅に空き部屋があり、そこへ入った呂云鵬は夜中に集合住宅周辺に監視カメラを取り付けて監視を始める。

呂夢瑶は呉氏とほぼ毎日病院で顔を合わせるようになった。ある日呉氏から明日気晴らしに出掛けないかとデートに誘われた。翌日、バレエのレッスン終わりに呉氏が迎えに来てくれた。夢瑶は着替えるために一旦家に帰る。呉氏には家に上がってもらって待ってもらった。呉は裕福そうな彼女の家の中を見回す。家族の写真が飾ってある。そこに写る二人の男性…その姿に釘付けになる。
着替えてきた夢瑶だがその時病院から母の急変を伝える電話が。二人は急いで病院へ。母はいつもよりもさらに酷い暴れ方をしたらしい、腕には拘束帯が巻かれていた。気落ちする夢瑶に呉氏は食べるものを買ってきてくれた。そして遠慮はいらないから何でも相談してほしい、"呉さん"なんてよそよそしい呼び方ではなく新河と呼んでくれと言うのだった。
呉新河は夢瑶に家族のことを尋ねる。そして彼女の母親の病が弟の死によって引き起こされた事、彼女の父親は仕事でもう長い間音信不通であることを知る。バレエは幼い頃からずっと習っていて、でも母は続けることを反対していた。それを説得してくれたのは叔父さんだった…その話を聞いて先ほど家族写真に写っていた二人の男性のうちの一人が叔父であることを知るが、夢瑶はそれ以上叔父の事を話したがらなかった。

監視カメラの映像を前にうとうとしかけていた呂云鵬だがその時うめき声が聞こえてきた。隣の部屋にいる趙毅が体を掻きむしって悶えている。クスリの禁断症状が出ている!云鵬は急ぎ作ったばかりの薬を持ってきて飲ませようとするが趙毅に噛みつかれた。激痛に耐えて趙毅の口をこじ開けなんとか薬を飲みこませる。しばらくすると趙毅は正気を取り戻した。ダメだとわかっても自分で自分を制御できない、申し訳ない申し訳ないと趙毅は詫び続けるのだった。

[第十一集]
監視カメラを見張っている趙毅から、坊主頭の男がゴミステーションに向かって歩いて行ったと連絡が。急いで向かうが、顔を上げたその男はサソリではなかった。意気消沈して売店でコーラを買う。と、キャップを被った男から煙草の火を貸してくれと言われた。その顔をみて云鵬は凍り付く。サソリだ…!差し出したライターを受け取る手首の上には刺青が見えている、間違いない!
サソリは煙草に火を点けるとライターを返し去っていった。云鵬はその後をつける。サソリは角を曲がる。奴を殴り殺す!云鵬が道端の石をつかみ角を曲がろうとしたその時、男が後ろから云鵬を抱えるようにして連れ去って行った。

呂云鵬を制止したのは魏海の命令で彼を見張っていた警察だった。魏海は重ねて、勝手に行動されるとお前を守るために人を割かねばならず迷惑だと言う。そしてサソリを追うという目的は同じなのだからこの際協力しようともちかける。江伊楠は反対するだろうから彼女には内緒でだ。

云鵬は監視カメラに映る一人の女を見て思い出した。この女の部屋へ水を運んだ際に机に置かれていた煙草が目に入った、そしてサソリが売店で買っていた煙草の銘柄が同じだった…この女はサソリと関係があるのでは?女の後を追う。女はタクシーでとあるクラブへ行った。
云鵬は魏海に伝え、一旦戻り服装を整えてからクラブへと向かう。あの女は文娜と言い、ここのクラブのホステスらしい。云鵬は彼女を指名する。
魏海から呼び出された江伊楠は自らクラブへ入って様子をうかがうことに。云鵬は女を呼んで楽しそうに飲んでいるように見える。と、云鵬の席にいかつい男らがやってきた。文娜はボスらしい男を親しげに文哥(文のアニキ)と呼ぶが、文哥は文娜を押しのけ云鵬の横に座る。「お前は王社長だろう?キジと接触していた…」云鵬は背筋が凍る。しばらくの沈黙ののちに意を決して答える「そうだ。」
「そうか!」文哥は云鵬の膝を叩き笑みを浮かべ、王社長のような羽振りのいい御仁に是非とも会いたかったんだと親し気に話すのだった。
文哥が去った後文娜はお手洗いに行ってくると言って席を立つ。その後をこっそりつけるとグレーのコートの男と何やら話している。その男は店を出て行く。後を追おうとした所に突然江伊楠が現れて遮られた。云鵬は男子トイレへ逃げ込み魏海に電話して、たった今店から出て行ったグレーのコートの男が九本指に間違いないと伝える。
席に戻った云鵬は文娜に今後もぜひとも仲良くしたいと言い、文娜も「あなたにその気があれば"もっとすごいお友達"を紹介できるわ」と言って電話番号を交換した。

[第十二集]
呂云鵬から文娜が間違いなくサソリの女だと聞いた魏海はすぐに彼女の身辺を調べさせる。陳童がスーパーで買い物する文娜にこっそり近づきカバンに盗聴器を仕掛けた。自宅へ戻った文娜がサソリと思われる男と話している内容が聴こえる。文娜が王鵬という男がブツの買い取りをしているようだと言うと、サソリは連絡をとってみろと言う。
文娜は呂云鵬へ電話をかける。「この間の話、覚えてる?アタシの"すごいお友達"を紹介したいんだけどなァ。」云鵬は"商売"の話になるなら電話では不用心なので直接会おうと約束を取り付けた。
その夜、魏海は江伊楠には内緒で呂云鵬と趙毅を呼び、文娜とサソリの会話の盗聴内容を聞かせた。サソリが言う「ユーレイのアニキが帰って来た」とは誰の事かと魏海に問うと、それはかつて明山で幅をきかせていた伝説級の密売人だと言う。ある時を境に消息が途絶えたが魏海らがずっと追っていた大物だ。話を聞いた呂云鵬は改めて魏海に協力しようと言い、懐から兄・呂云飛が最後に残したあの伝票を取り出して渡した。

魏海が出勤すると皆サソリを捕まえに行くため準備をしている。上司の喬立偉から直接出動命令が出たと言うのだ。魏海が云鵬を餌にしてサソリをおびき出そうとしていると江伊楠が言いつけたのだった。魏海はこちらにはこちらの計画があるんだと主張する。サソリがユーレイと接触をしようとしている今動いてしまったらユーレイの消息は再び闇に消えてしまう!しかし立偉は一般人である呂云鵬を巻き込むような手段は断じて許されないと叱りつける。魏海はしぶしぶ命令に従いそして云鵬から預かった伝票も立偉に託すのだった。

集合住宅の趙文娜の部屋を、それぞれ住人や作業員に扮した警察隊が見張り魏海の合図を待っていた。だが集合住宅の一室から火の手が上がった。住人らが慌てふためいて逃げ出してくる。その中に女装し布で口を覆って逃げるサソリの姿があった。そのサソリの前に黒い車が止まる「乗れ!」
サソリは一瞬ためらったが車に乗り込んだ。お前は何者だ?サソリは運転手の男に拳銃をつきつけるが、男はひるむ様子も見せず彼の事をサソリさんと呼ぶ。もしや呉氏商会の手の者か…。

協力するという約束を破って勝手に動き、そしてサソリにまんまと逃げられた…呂云鵬は無言で魏海を睨みつける。江伊楠は今回の作戦は自分が言い出したことで魏海があなたを騙したわけではないと弁解する。云鵬はいつもお前達が俺の邪魔をするんだと怒って去っていった。意気消沈する伊楠にさすがに魏海も今回は運が悪かったんだとなぐさめの言葉をかける。

呂夢瑶は呉新河を家に招き手料理をふるまう。新河はおいしいと喜んでくれた。新河は明山の友人から精神病に詳しい医者を紹介されたと言う。明山へ行ってお母さんのために薬を買ってきてあげよう。その申し出に夢瑶は自分も一緒に行くと答える。

サソリを助けた運転手の男は隠れ家まで用意していた。お前らの目的は何だ?サソリは男に問うが、男は自分で直接訊いてみなと携帯を手渡す。サソリはその番号にかける。「もしもし?」
「やあ、サソリさん。」その電話の主は、呉新河なのであった…。


[A] 呂云鵬
化学博士。甥を殺した"サソリ"と呼ばれる男に復讐するため明山へとやってきた。王鵬という偽名で麻薬業界へ足を踏み入れる。
[B] 趙毅
呂云鵬が明山で出会った胡散臭い男。麻薬中毒でクスリを止められず何度も捕まっている。
[C] 江伊楠
濱江から出向してきている麻薬取締局捜査官。殉職した上司・呂云飛の家族を守るのが使命。
[D] 魏海
明山の麻薬取締局副局長。かつて潜入捜査をしていたこともあり明山の売人の間ではその名を知られる存在である。江伊楠は警察学校時代の同級生。
[E] 蝎子(サソリ)
麻薬密売組織・玉仁堂の"五毒"の一人と呼ばれる男。
[F] 趙文娜
とあるクラブのホステス。
[G] 呂夢瑶
呂云鵬の兄・呂云飛の娘。父親が死んだことをまだ知らない。弟が殺されたのは叔父のせいだと思っている。
[H] 呉新河
呂夢瑶が病院で出会った親切な男性。大企業の社長の子息らしいが…。

* * * * *

→インデックス
「猟毒人(全50話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第七集]
牢内の一番若い"ロク"という男がいつもいじめられているのを呂云鵬は横目に眺めていた。ロクは密売組織の掟を破ってしまい殺されないためにわざと自首してここへ入ったのだという。なので他の売人らからは睨まれているというわけだ。ロクは玉仁堂の元にいたためサソリにも会った事があると言う。そして金をくれたら出所した後でサソリの居場所を教えると持ち掛けてきた。

呂云鵬は江伊楠と魏海に面会し、ここの劣悪な環境で冷静さを取り戻した、濱江へ帰りたいと告げる。魏海は我々を騙そうとしているのではと反対するが、伊楠は酌量の申請書を検察庁に提出し云鵬は釈放された。
魏海は部下の車で駅まで送らせ、さらに陳童に彼が自宅の門に入るまで間違いなく見張れと命じる。車内で云鵬は皆に梨をふるまうが、まもなくして皆のお腹はぐるぐると音を立て始める…心配ではあったが運転手に云鵬を見張ってもらい皆公衆トイレに駆けこんだ。そして彼らが戻って来るとそこには眠りこけた運転手、そして云鵬の姿はなかった。
警察官が三人もついていながらまんまと逃げられるとは!魏海は憤慨する。

呂夢瑶は元気になってまたバレエを始めた。その彼女の元に父の名でメール便が届いた。中には手紙と銀行のキャッシュカードが。父に電話を掛けるがもうずっと繋がらないままだ。彼女はまだ父が死んだことを知らないのだ…。
夢瑶からメール便が届いたと聞いた伊楠は云鵬がしたことだろうと確信する。云鵬は会いに来たのかと問うが、夢瑶は事件以来会ってないし顔も見たくないと答える。

江伊楠は薬物中毒者の更生所に収容されている趙毅の元へ。もし本当に呂云鵬の友人として彼を助けたいなら警察に協力して彼の身柄を確保してほしい、それだけが彼の命を救える唯一の方法だと説く。趙毅は協力する代わりにここから出してほしいと言う。

呂云鵬はロクに言われた場所へとやって来た。が、ロクに金を貸しているというごろつきらに取り囲まれた。云鵬は隙を突いて逃げ出す。
一方、趙毅は云鵬がいるかもしれないと言って下町の古い住宅街へと江伊楠を連れてきた。そして伊楠が目をそらしている隙に逃げ出した。
云鵬は狭い住宅街を必死で逃げるがついに捕まり殴る蹴るの暴行を受け、さらに大金が入ったバッグを奪われそうになるが、そこへ趙毅が逃げ込んできた。襲われているのが云鵬で金を奪われそうになっていると気付いた趙毅は鉄パイプを持って殴りかかる。隙を突いて云鵬は催涙スプレーをごろつきらに吹きつけた。

[第八集]
趙毅は古いが良い隠れ家を探して来た。さらに新しい携帯電話も買ってきて手渡す。裏切ってブツをくすねて死にかけたのは自業自得なのに病院へ運んでくれて、さらに更生所を出た後の事を考えて金も置いて行ってくれた呂云鵬に改めて謝罪する。そしてこんなに親切で金もある恵まれたあんたがここで命を捨てるような危険に身を投じるのは止めた方がいいと説くが、云鵬はお前には関係のないことだと突き放す。

阿強から1時間後にサソリと会うことになったと魏海に連絡が。その口調は非常に差し迫った様子だ、魏海は警察隊を率いて急行する。
現場のカフェへ入るがひと気がない。魏海は警察隊に周辺の建物を全て押さえるよう指示を出す。その時、背後の車の上に何かがどさりと音を立てて落ちてきた。血だらけになった阿強だった。その体には爆弾のようなものが巻き付けられている!次の瞬間、大爆発が起こった…。
阿強は元々裏社会の人間で、魏海が潜入捜査していた時に知り合った。義兄弟の誓いを交わし、後に魏海が警察の人間だと知っても阿強は彼を兄貴分として変わらず慕ってくれた。今回の捜査でも義兄のためといって幾度となく情報を流してくれていたのだ。阿強のためにも絶対にサソリを捕まえる、たとえ警察を辞める事になっても…魏海は悲しみと怒りに震える。

趙毅が昨夜戻ってこなかったことに呂云鵬は疑いの目を向ける。趙毅は飲みに行ってただけだと誤魔化すが問い詰められ、クスリをやりにいってたことを白状する。中毒が彼の体を蝕んでおり止められないのだ。クスリはたった一度で人生の全てを壊す…何もかも失い、毎日死にたいくらいの苦しみを負って生きなければならない、あんたの目の前の男のように…趙毅は目に涙を浮かべる。
更生施設では禁断症状を抑える医薬品を使って少しずつ体を慣らしていくのだが…それを聞いた云鵬は薬を探しに行こうと趙毅の手を引く。

呂云鵬は薬店で買って来た数十種類もの薬品を使って半日かけて薬を合成し趙毅に渡した。今後クスリをやりたくなった時は代わりにこれを使えと。
趙毅はいつもの廃ビルにいるところを魏海に捕まった。この数日間云鵬は何をしていたと問われ、彼はただ小包の伝票を見ていただけだったと答える。
その話を聞いた江伊楠は思い出した、呂云飛が最後に送った小包、それに何か意味が隠されている…?サソリは呂云飛が掴んでいたその何かを狙っているのではないか?だとすれば最も重要な手掛かりである伝票を所持する呂云鵬の身が危ういのでは!?

[第九集]
急ぎ呂云鵬を保護しようとする江伊楠を制止し、魏海はまずその伝票を調べる必要があると言う。呂云飛が残したのは一体何なのか…。魏海は趙毅に云鵬の伝票を盗んで来いと命じる。云鵬の留守に彼の衣服や荷物を漁るが、戻って来た云鵬に見つかり適当にごまかした。

濱江の病院では李玫が発作を起こして暴れ出し呂夢瑶の手を振り切って病室を飛び出ていく。通りがかりの男性が手助けしてくれなんとか母を病室へと戻すことができた。
男性は呉といい、父の見舞いに来ていたそうで、同じく病気の親を持つ身として助け合おうと親切に申し出てくれた。

魏海は早く伝票を見つけろと趙毅に新しいスマホを与えた。これで伝票の写真を撮ってこいと。趙毅は夜中に起き出して呂云鵬の荷物を漁る。俺だったら本当に大切なものはパンツの中に隠す!そう考え云鵬の下着をひっくり返してみるが、云鵬に見つかった。趙毅はスマホカメラの試し撮りをしてただけだとごまかす。云鵬はうろんな目で、俺のパンツの写真を撮るとはお前ゲイなのかと問う。趙毅はありえないと抗弁しベッドに戻った。その様子を見て云鵬はため息をつき、そして穿いているズボンの中に伝票があることを確認した。やっぱりこいつを探しているっていうのか…。

母は娘である自分のことを認識せず、看病続ける呂夢瑶は孤独と戦い続ける毎日だった。父に電話をかけるが繋がらない。江伊楠にもかけるが彼女は丁度出動中で電話がとれなかった。どうして誰も出てくれないの!夢瑶は泣き叫び、そして日頃の心労がたたって倒れてしまった。
目覚めるとそこは病室。あの親切な呉氏がリンゴをむいてくれていた。呉は看病疲れは僕にもよくわかると夢瑶に優しく微笑む。

呂云鵬はやっとロクを捕まえた。早くサソリの居場所を言えと札束を渡す。ロクは、サソリは決まった所にはいないがよく玉石毛工場に出入りしていると告げる。
呂云鵬は玉石毛工場へ行くがアポがなければ入れられないと門前払いを食らってしまった。仕方なく門の前でひたすら待つ。
うとうととしかけていた呂云鵬だが坊主頭の男が通り過ぎていくのを目にした。サソリかもしれない…云鵬は後を付ける。


[A] 呂云鵬
化学博士。甥を殺した"サソリ"と呼ばれる男に復讐するため明山へとやってきた。王鵬という偽名で麻薬業界へ足を踏み入れる。
[B] 趙毅
呂云鵬が明山で出会った胡散臭い男。麻薬中毒でクスリを止められず何度も捕まっている。金払いの良い云鵬にくっついて秘書的な仕事をしているが所詮目的は金である。
[C] 江伊楠
呂云鵬を保護し連れ戻すため濱江から出向してきている麻薬取締局捜査官。徐麗という偽名で呂家に出入りしていた。
[D] 魏海
明山の麻薬取締局捜査官。江伊楠は警察学校時代の同級生。
[E] 陳童
明山の麻薬取締局捜査官。魏海の事が好きでしきりにアプローチするが当の本人からは鬱陶しがられている。
[F] 小六(ロク)
本名は高大というらしい。明山の麻薬業界の下っ端の売り子で、逮捕投獄されていた。
[G] 呂夢瑶
呂云鵬の兄・呂云飛の娘。父親が死んだことをまだ知らない。弟が殺されたのは叔父のせいだと思っている。
[H] 呉新河
呂夢瑶が病院で出会った親切な男性。

* * * * *

→インデックス
「猟毒人(全50話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第四集]
DNA鑑定の結果、白骨死体は呂云鵬ではなかった。江伊楠は安堵する。しかしもう三か月、彼は一体どこにいるのか…。
白骨事件を担当する刑事課長の徐国棟から、遺体は李明という名の男と判明したと知らされた。窃盗と覚せい剤使用の前科があり、そして巷ではサソリと呼ばれていた男だった。呂云飛を殺した男もサソリと呼ばれていた、呂云鵬が復讐を考えていたならば彼が殺ったのかもしれない…そう言う徐国棟に彼がそんなことをするわけがないと伊楠は抗弁する。
徐国棟と共に無数の防犯カメラの映像を確認していた江伊楠はある銀行のATMから出て来るフードの男に目をつける。背格好が呂云鵬によく似ている…すぐにその男が乗り込んだ車のナンバーから消息を追う。

呂云鵬はサソリの腹心の"九本指"と呼ばれる人物を追っていた。タクシーから降りて路地へ入って行ったその男を、アイスピックを手に後をつける。が急に姿が見えなくなった。と振り向くと九本指がナイフを持って立っている!云鵬はアイスピックを手に身構える…。
「止まれ!!」その時魏海らが駆けて来て九本指は逃走し、云鵬も後を追うように逃げる。だが反対側からもやってきた警察に囲まれ捕まってしまった。

呂云鵬は李明殺害容疑で取り調べを受ける。白骨死体の傍らに落ちていた財布と身分証、なぜわざとこれらを置いてきたのか?云鵬は三年前サソリを追って刺青屋へ向かった。だがそれは全く別のヤクザだった。ヤクザから命が惜しければ金目の物を置いていけと言われて財布を渡したのだ。そいつが李明だったというわけだ。
間もなく李明を殺害した犯人が捕まったとの報せが。ヤクザの内部抗争の末の殺人だったようだ。呂云鵬は釈放され立ち去ろうとする。江伊楠は亡くなった呂云飛のためにも濱江へ戻って姪や兄嫁の面倒を見るべきだと説くが、云鵬は兄を殺した犯人をお前達警察が捕まえられないくせにと吐き捨てて出て行った。

魏海は地元の弟分の阿強から玉仁堂の九本指が明山へ戻って来たと知らされる。彼らは近々大きな取引を行うという噂だ。サソリもきっと姿を現すに違いない。
魏海ら警察隊はサソリや九本指を捕らえるため出動する。

呂云鵬は趙毅に薬店へ行ってあるものを買いそろえて来いと命じる。濃硫酸、硝酸アンモニウム、グリセリン、それから器具と電池…。大金とメモを渡された趙毅は云鵬が爆薬を作るつもりだと知る。

[第五集]
郊外の空きガレージに見るからに堅気でない男らが集っているのが見える。呂云鵬は体に爆発物を巻きつけリモコンを片手に様子を窺う。
一方、魏海ら警察隊は離れた所からガレージ入口を監視していた。一人の黒いジャケットの男が入っていく…あれが九本指か?
呂云鵬の姿に男らは眉をひそめ皆で取り囲む。云鵬は今日サソリは来るのかと問い、体に巻き付けた爆発物を見せつける。男らは後ずさりする。だが背後に回った男が云鵬を殴りつけ云鵬は気絶した。遠くから様子を見ていた江伊楠はそれが云鵬だと分かりすぐに警察隊を突入させた。伊楠は云鵬の体の爆弾を外そうとするが爆弾のカウンターは無慈悲にもその数字を減らしていく…そしてとうとう数字がゼロに。だが爆発は起きず無機質な音楽が鳴り響くだけだった。

目覚めた時には呂云鵬は病室にいた。窓辺に江伊楠の姿が見え、云鵬は寝たふりをする。魏海がやってきて、もう少しでサソリを捕まえられそうだったのにと怒りをぶつける。その彼を病室から追い出し、伊楠は眠った様子の云鵬に「死んだ人の仇よりも、生きてる人の心配をしたらどうなの?」とスマホで呂夢瑶が母の看病をする動画を見せつける。さすがに寝たふりを続けられなくなり目を開けた云鵬は何か食べ物が欲しいと言う。
伊楠は食べ物を買いに行くが、ふと嫌な予感がして急いで病室へ戻るとベッドから呂云鵬の姿は忽然と消えていた…。

呂云鵬は趙毅につかみかかる「俺の爆弾をどこにやった!」実は趙毅は云鵬が自爆殺人をするのを恐れてこっそりすり替え、本物の爆弾は河へ捨ててしまったのだった。趙毅は二度と裏切らないと謝り、明山の裏社会には"キジ"と呼ばれる仲介人がおり広い人脈を持っている、彼ならサソリの居場所を知っているかもしれないと言う。
趙毅は云鵬を連れてキジの屋敷へ。だが趙毅はキジの元でも仲間を裏切ったことがあり、キジは趙毅に落とし前をつけろと迫る。云鵬が金を払うので見逃してほしいと頼む。
呂云鵬がキジにサソリを知っているかと問うとキジは顔色を変えた。そしてサソリの事はよく知らないし私はクスリの仲介人であって殺人の手助けは一切しないと返された。

キジは明山の警察の間では有名な麻薬密売人として知られており日頃からマークされていた。そのため趙毅と呂云鵬がキジの元を訪れたことはすぐに魏海に報された。彼らの動向を見張りサソリと接触する時を待ち、そして一網打尽にする!部下らは名案だと拍手するが、陳童はきっと伊楠ねえさんが黙ってないよと茶化す。魏海もそれはわかっていた、なのでこれは伊楠には秘密にしておくのだ。
呂云鵬はキジの麻薬を高額で買い取り、明山の裏社会界隈ではすぐに王鵬(呂云鵬の偽名)の名は知れ渡った。呂云鵬は名を売ることでサソリが接触してくることを期待しているのだろうと魏海は推測する。

[第六集]
魏海の上司の喬立偉がやってきて、ある小包を調べてくれと言う。地中海という名で喬立偉宛てにもう三度も送り付けられている小包の中身は麻薬だった。この人物の目的は一体何なのか…。

呂云鵬はキジの仲介で麻薬商の袁に会う。サンプルとして10包の麻薬を手付金と取り交わし、後日工場跡で取引することとなった。この取引にサソリが現れるかも…もちろんその時は殺す!
ホテルへ戻り麻薬の入ったケースを開ける。よく見ると9包しかない。まさかあの野郎くすねやがった!怒った云鵬が趙毅の部屋へ突入すると彼は麻薬中毒で痙攣を起こしていた。云鵬は趙毅を救急車で病院へ運ぶと自分は戻って取引の準備を始める。

呂云鵬が一人で工場へ行くと、キジと袁、その仲間らが待っていたが、手ぶらだ。ブツはどうしたと訊くが、キジはブツはないと答える。「お前がサソリを狙っていることは分かっている、だがこの世界はそんなに甘くはないんだ」キジが合図すると男らが一斉に云鵬を取り囲んだ…。

趙毅が病院に担ぎ込まれたと知って魏海は駆け付けるが呂云鵬は立ち去った後だった。趙毅から袁との取引があると聞き出した魏海は警察隊を動員してその工場へと突入する。工場の裏手でキジと黒服の男らが何かを埋めている。「動くな!警察だ!」魏海は威嚇射撃し男らを全員拘束する。そして生き埋めにされそうになっていた呂云鵬を救出した。

呂云鵬が殺されそうになってたと知って江伊楠は激高する。魏海は全て自分の一存でやったと認め謝るが伊楠の怒りは収まらない、この事は上に報告すると言い放つ。
呂云鵬には麻薬の譲受販売使用の容疑があると追求するが、云鵬はそんなことはしていないと言う。そして自分はただキジの麻薬取引の証拠をつかみ提供しただけで捕まるどころか褒められてしかるべきだと言い出した。もしや…地中海というのはお前か?魏海の問いに云鵬はニヤリとしてうなづく。魏海はしかし趙毅が中毒した麻薬はお前が持っていたもので彼への譲渡であり、犯罪として成立すると告げる。
いくら説得してもサソリへの復讐に執着する云鵬に伊楠は怒りと悲しみが収まらない。魏海はやはり云鵬には数年でも刑務所に入ってもらって頭を冷やしてもらうのが一番いいと言う。その間に自分たちがサソリを捕まえれば彼の気持ちにも応えられる。

呂云鵬は刑務所へと入れられた。牢内には見るからに堅気でないいかつい男ばかりがいる。皆麻薬で捕まった売人たちだった。見かけない顔だと言われた云鵬は明山に来てまだ間もないからだと答える。明山へ来たのは売買のためではなく、サソリを殺るためだと。すると男らはみな押し黙って離れて行った。


[A] 呂云鵬
化学博士。甥を殺した"サソリ"と呼ばれる男に復讐するため明山へとやってきた。王鵬という偽名で宅配会社を買い取り社長となる。
[B] 趙毅
呂云鵬が明山で出会った胡散臭い男。麻薬中毒でクスリを止められず何度も捕まっている。金払いの良い云鵬にくっついて秘書的な仕事をしているが所詮目的は金である。
[C] 江伊楠
呂云鵬を保護し連れ戻すため濱江から出向してきている麻薬取締局捜査官。徐麗という偽名で呂家に出入りしていた。
[D] 魏海
明山の麻薬取締局捜査官。江伊楠は警察学校時代の同級生。
[E] 徐国棟
明山警察の刑事課長。
[F] 陳童
明山の麻薬取締局捜査官。魏海の事が好きでしきりにアプローチするが当の本人からは鬱陶しがられている。
[G] 九指(九本指)
サソリの手下。
[H] 野鶏(キジ)
明山の麻薬密売業界で仲介人と呼ばれる男。

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