中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。
[第十六集]
呂云鵬は江伊楠を連れて文娜に会う。文娜は早速取引の話を持ち出すが伊楠がその話はしないとぴしゃりと遮る。彼女がうんと言わなければ取引はできないんだと云鵬は苦笑する。伊楠は取引相手本人が出てくることが条件だと冷たく突きつける。焦った文娜は明日必ず連れて来るからと答える。
サソリと文娜はこのままのんびりしていれば本当に王鵬との取引のチャンスを逃してしまうとユーレイに訴える。ユーレイは仕方なく、やってみろと言う。そして手下のドラゴンには王鵬の正体が李東であるか、徐麗というその女が本当に李東の女であるか確かめるよう手配しろと命じる。
翌日約束の場所へ行くが文娜は一人で現れた。呆れて帰ろうとする呂云鵬らを引き留めスマホを渡す。サソリと繋がっていた。サソリは慎重に事を運びたいだけでぜひ取引に応じてほしいと言う。文娜がサンプルとしてのブツを手渡す。そして一旦引き上げた。
車の中で伊楠はサンプルの入ったクラッチバッグを検める。そこには盗聴器と思わしきものが隠されていた。二人は盗聴器に気づかないふりで"王鵬こと李東とその女の徐麗"の芝居を続ける。家に戻り伊楠はブツを検めるが云鵬はそれをつかみ放り投げる。伊楠は良品なので取引しようとしているが云鵬は相手が信用できず反対しているという体の会話を交わす。そしてキスしベッドへ向かう様子をわざと聞かせる。それを聞いていたサソリやドラゴンは二人に不審な点はないと判断した。
露店で朝食をとっていると趙毅がやってきて、魏海から預かって来たボタン型の盗聴器を渡す。これを二人とも身に着けていればいつサソリが接触して来ても魏海側が把握できる。趙毅は昨夜の芝居が本当の愛人みたいだったと茶化して戻って行った。
伊楠は彼がまだ信用できない。サソリからのサンプルをくすねたりしないかと云鵬に聞く。不安になった云鵬は急ぎ部屋に戻る。そこにはやはり趙毅がいた。床にはクスリの袋が落ちている…。云鵬は逃げ出した趙毅を追いかけ何度も何度も殴りつける。通行人が制止し警察を呼ぶと言ったためやっと手を止めた。云鵬はもう金輪際お前とは関わらないと絶交を突きつけるが、趙毅はもう二度と誓いを破らないと懇願し、さらに、麻薬商の王鵬として芝居を続けるなら麻薬の質を確かめる者が絶対必要だと説く。趙毅はこのサンプルもよく市場に出回っている安物だったと告げる。サソリは云鵬がブツの真の価値を知るか試したというわけだ。確かにクスリについて知る必要がありそうだ…云鵬は趙毅に一通りのクスリを手に入れて来いと命じる。そしてサソリのバッグを外のゴミ箱に放り込んだ。
[第十七集]
ユーレイは引き続きドラゴンに王鵬の身辺を探らせていたが、趙毅が接触している写真を見て目を光らせる。こいつは問題だぞ…。
呂云鵬と江伊楠が車で移動中、突然現れた男らに銃を突き付けられる。拘束され連れてこられたのはどこかのライブハウス。目の前のニヤついている男がユーレイだと名乗った。ユーレイは二人の拘束を解き、親し気に明山に商売に来てくれて歓迎するなどと話す。握手を求めて手を差し出し、云鵬の手を握ると手にしていた果物ナイフでその肩を刺した!「お前らサツと繋がってんだろ。」そう言って趙毅と魏海の部下が写っている写真を突きつける。
云鵬は肩を押さえながら、確かにボスは警察だと吐く。だが警察のおとり捜査ではなく、警察のさる高官がクスリの取引をしているその仕事を手伝っているのだと答えた。
ユーレイは仮にそんな警察高官がいたとしてお前のような奴を選ぶ理由がないと笑うが、云鵬は自分が粗雑品から純度の高いクスリを精製できる"厨子(コックさん。麻薬製造人の隠語)"だからだと言う。厨子だと?ユーレイは拳銃を云鵬に突きつける。だが云鵬はひるむことなく、自分を殺したらボスに宣戦布告することになると凄む。どうだ、やってみるか、撃ってみろよ!
「バーン!!」ユーレイは笑って銃を下ろす。たいした度胸だ、信じよう、と。
云鵬はユーレイとの接触を試みることがボスの指令であり、今後どうするかはボスが決めることだと言う。そしてもう一つ聞かなければならない事があると続ける。「金三角に一匹のサツが紛れ込んでいただろう、そいつを殺れと指示したのは誰だ?」
ユーレイは云鵬の顔をまじまじと見る。それがお前の商売に何の関係があるんだ?と。伊楠も早く帰ろうと促す。云鵬は肩を押さえながらふらふらと出ていく・・・と見せかけて振り返り果物ナイフを奪うとユーレイの首に押し当てた!「お前ら動くな!!」
すぐに手下らが伊楠の頭に拳銃を突きつけるがユーレイは云鵬に押さえつけられナイフの刃が当たって既に首から血が少し滲んでいる。手下らは動けない。
「サツを殺ったのは誰だ!?これは取引だ、命を捨ててまで手放せない話なのか?」凄む云鵬にユーレイはとうとうサソリが殺ったと答える。云鵬はさらにナイフを食い込ませる。誰が殺れと命じた!?
「…金三角の、楚天南だ。」
云鵬はユーレイから手を離した。
ユーレイの怪我を見てサソリは奴を見くびっていたと謝罪する。取引を続けるのかと聞くサソリにユーレイは笑う。今更あの王鵬と取引しても意味がない、奴のボス、警察の中にいるさる高官殿と直接話をつけようじゃないか…。ユーレイはすぐにドラゴンに明山警察を調べさせる。
[第十八集]
呂夢瑶が母を連れ呉新河と共に明山行きの飛行機に乗った…その報せに伊楠は急ぎ空港へ向かう。濱江の趙局長から、呂夢瑶に父の真相を知らせることに決定したと電話があった。
空港で公安局に足止めされていた夢瑶らの元に伊楠が到着。伊楠は夢瑶を呂云飛が使っていたマンションへと連れてきた。そして云飛が緬川へ行き、犠牲になったと告げる。犠牲?夢瑶は顔をこわばらせる。呂云飛が商社マンに見せかけた潜入捜査員であったこと、そして任務に失敗し殺されたことを伊楠は告げる。うそだ…パパを、パパを返して…震える夢瑶を伊楠は抱きしめる。
伊楠は呂云鵬が兄の仕事を継いで明山で仕事をしているのだと説明する。そして叔父への誤解を解き、そして自身の身の安全のためにも濱江でおとなしく待っていて欲しいと言う。夢瑶は今回のことも前回明山へ来たのも全て自分が決めて勝手にしたことで、呉新河には何の罪もないと訴える。
一方、魏海は呉新河に任意同行を求める。署のデスクで茶をふるまい、しかしこれは取り調べだと前置きする。お前が呂夢瑶のような少女をかどわかし明山まで連れてきたその目的は何だ?だが新河は冷静に反論する、彼女は少女ではなくもう立派な成人だ、明山へ来たのは彼女の意志であってわたしが連れてきたのではない。
新河に出された熱い茶が冷める前に彼の弁護士が署に到着。随分と手回しがいい…疑る魏海に、新河は父の会社は全国展開してるのでねと答え、弁護士らと共に去っていった。
李玫が義弟に会いたいと言い出したので江伊楠は呂夢瑶と李玫を呂云鵬が入院している病院へと連れて来た。病室のドアを開けると、ベッドの傍らにはドラゴンがいた…!伊楠は凍り付く。
ドラゴンは王鵬の事を叔父さんと呼ぶこの少女は何者かと問う。云鵬は義兄弟の娘だと言い繕う。咄嗟に夢瑶も「アタシがこの人の何だろうとアンタには関係ないでしょ」と柄悪く言い放つ。と、李玫は云鵬を見てあんた誰だと言い出した。夢瑶は必死に母をなだめるが阿龍は含み笑いをして去っていった。
夢瑶はさっきの男が父を殺した組織と関わりがあるのかと問い、自分も叔父と同じく復讐と、父の果たせなかった任務を手伝いたいと言い出した。云鵬は夢瑶の手に果物ナイフを握らせ、本当に覚悟があるなら俺を刺せと、まだ治っていない肩の傷口を指し示す。夢瑶にはもちろんそんなことはできなかった…。

[A] 呂云鵬
化学博士。甥を殺した"サソリ"と呼ばれる男に復讐するため、王鵬という偽名で麻薬業界へ足を踏み入れる。
[B] 江伊楠
濱江から出向してきている麻薬取締局捜査官。殉職した上司・呂云飛の家族を守るのが使命。徐麗は偽名。
[C] 魏海
明山の麻薬取締局副局長。明山の売人の間では広くその名を知られる存在である。江伊楠は警察学校時代の同級生。
[D] 趙毅
呂云鵬に恩義を感じて仕事を手伝っている男。麻薬中毒でクスリを止められず何度も捕まっている。
[E] 蝎子(サソリ)
明山の麻薬密売組織・玉仁堂の密売人。楚門会のブツを掠めたため命を狙われており兄貴分のユーレイに助けを求める。
[F] 趙文娜
とあるクラブのホステス。サソリの愛人。
[G] 老鬼(ユーレイ)
金三角を支配する巨大麻薬組織・楚門会に属する密売人。楚門会からサソリ抹殺命令が出ているが自身の思惑のためにわざと見逃している。
[H] 阿龍(ドラゴン)
ユーレイの手下。
[I] 呂夢瑶
呂云鵬の兄・呂云飛の娘。精神を病んだ母の介護に暮れる日々。父親が死んだことをまだ知らない。弟が殺されたのは叔父のせいだと思っている。
[J] 呉新河
呂夢瑶が病院で出会った親切な男性。大企業の社長の子息ということになっているが実は金三角の麻薬組織・呉氏商会に関わっている。
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