あさひのブログ -21ページ目
「猟毒人(全50話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第三十一集]
パゴダは村の奥の研究所へ呂云鵬を連れてきた。外見は普通の家屋だが中は意外としっかりとした研究設備が整えられていた。パゴダは研究チーフの阿傑を紹介する。
その日から云鵬はその研究所で働き始めたが、隣のラボから凄い悲鳴が聞こえてぎょっとする。下働きの男から、あれは新製品の実験をしている声だと教えられた。新製品とは…楚門会が新たな"商品"として開発している"スカイ2"と呼ぶクスリだった。
間もなく云鵬は隣のラボに呼ばれる。そこには手足を拘束されて激しく痙攣する男が。スカイ2の人体実験が行われているのだ。パゴダはこの新製品が思ったような効果が出ないその原因がわからないかとその液体を見せる。云鵬は色や臭いをチェックし試薬を入れて反応を見た後、お粗末すぎて全く使えない代物だと言う。阿傑はムッとするが、云鵬がクスリの純度が低すぎて効果が上がらないのを他の覚せい剤や精神薬を添加して補おうとしたんだろうとずばり言い当てた。だから副作用ばかりが出るんだと。パゴダはスカイ2の研究を全て云鵬に任せることに。

云鵬は元より違法薬物の研究を進める気などなく毎日適当に実験して生成した結晶を壊してゴミ箱に棄てる。阿傑は原料もタダではないのに使って見もせず捨てるなんてと目を吊り上げるが、云鵬は逆にこんな失敗作をいちいち人間に投与して村人全員を廃人にする気かと怒る。進展を見に来たパゴダは原料のことは気にせず、しかしなるべく早くやってくれと激励した。その後彼の手下がやってきて云鵬は席を外すが、彼らの会話から楚門会は会長不在の中パゴタの派閥と敏登という人物の派閥に分かれて争っているということがわかった。また会長の娘が帰国するという噂があり、パゴダは一刻も早く彼女に会おうとしているようだ。

呉新河は急遽緬川へ出張することになったが一緒に来ないかと誘う。呂夢瑶は大喜びで母に一緒に行こうとねだる。結局李玫も娘の説得に押し切られて緬川の坎納へ。用意された超豪華スイートルームに夢瑶は歓声を挙げる。新河は先に仕事を片づけて来るからと笑顔で去っていった。

敏登も楚瑩が帰国するという噂を聞きつけ、彼女が来る前にパゴダを殺さねばと片っ端からパゴダの手下を殺し居場所を探させた。敏登の強引なやり方にパゴダは苛立ちを隠せない、どうにかして会長に会わなければ…すると云鵬が俺の徐麗ならできると言う。彼女は弁護士として各方面に顔が効く、徐麗に連絡させてくれたら弁護士として会長に接見できるよう計らってみよう、と。しかしパゴダは中国警察の関心を引くような動きはするなと却下し、勝手な行動は許さないのが楚門会の掟だと改めて警告するのだった。

タイ・バンコク。楚瑩は邹豪に会いに来た。彼女の目的はやはり弁護士を紹介してもらう事。そして豪叔の隣には敏腕弁護士として潜入した徐麗こと江伊楠の姿があった…。

パゴダが出掛けて行ったのを確認した云鵬はその夜こっそり彼の家に入る。そして彼の携帯電話で伊楠に掛けるが、彼女は丁度楚瑩との接待テニス中。さらにパゴダが女連れで帰って来た。云鵬は咄嗟にクローゼットに隠れる。パゴダは女らと寝室へ入って行った。
伊楠がテニスを終えてスマホを見ると知らない番号からの着信履歴が。不審に思いながらもリダイヤルする。
パゴダの携帯電話が鳴るが彼は寝室で女らと遊んでおり気づかない。今クローゼットから出て電話を取るべきか否か…云鵬は選択を迫られる。

[第三十二集]
呂云鵬はクローゼットから出て携帯電話を取った。手短に、敏登がパゴダを殺そうとしておりパゴダが死ぬと計画が白紙になると伝える。だが江伊楠も楚門会に近づくために既にタイに入っており魏海ともしばらく連絡が取れず動けないと答える。
云鵬は電話を切ってそっと家を出ようとするがそこへパゴダの手下が入って来て目が合ってしまった。云鵬は唇に人差し指を立てて、若い女の嬌声を聞くのが久しぶりだったからと言い訳すると、手下の男はおれもだと苦笑する。

江伊楠は楚瑩を連れ留置所へ。…楚天南は政府から重要人物としてマークされ接見も厳しく制限されている。その彼に接見できる、さらに家族を接見させられるということが弁護士としての実力を充分示すことになるだろう。接見後保釈申請を出し、それが通ればおそらく彼の信頼を得ることができよう…喬立偉が緬川政府に働きかけてうまくいくよう手配したと言っていた。
現れた楚天南は非常に落ち着いた様子で穏やかに話す。伊楠はすぐに保釈申請を出すと申し出た。楚瑩は久しぶりに父に会っただろうに、一言二言交わしたのみでそっけないのが伊楠は少々気になった。
楚天南は腹心の王玉江を呼ぶと、ひそかに徐麗の身元を洗うよう命じる。そして敏登とパゴダの争いを知った楚天南は王玉江にパゴダを手助けしてやるようにと告げる。

昼寝をしていた呂云鵬は銃声で飛び起きる。敏登が村を襲って来たのだ。既に広場ではパゴダが捕まり敏登に銃を突きつけられていた。
敏登はパゴダが中国警察と結託して楚門会を潰そうとしていると言う。明山で捕まったのに簡単に出てきたのがその証拠だと。そこへ王玉江がやってきて敏登に銃を向ける。会長はパゴダを守るようにと仰せだと。だが敏登はパゴダが外部と結託している証拠の録音があると主張する。それが本物かどうかは会長が出て来てから会長が判断することだと王玉江突きつける。その膠着状態に呂云鵬は自分が証言すると彼らの前へ出た。自分がパゴダと一緒に中国警察に追われて明山から逃げてきたのだ、その時暗殺者に襲われた、敏登あんたが差し向けたんだろうと。敏登は逆上して云鵬に銃を向ける。云鵬は今自分を殺したらどう見ても口封じだ、会長にどう説明する気だと突きつける。敏登は云鵬を睨みつけ銃を下ろし撤退していった。

楚天南は保釈され、その様子は多くのマスコミによって報道された。魏海はテレビを見て計画が順調に進んでいることを確認する。
と、夢瑶らがいつの間にかマンションから姿を消していたという報せ。驚いてすぐに夢瑶に電話する。夢瑶は無邪気に、呉新河にくっついて緬川に遊びに来てると話す。
焦ったが今の所問題はないかと魏海は流そうとするが、部下の孫末は問題ありかもしれないと言う。あの呉新河は仕事でいろんな所へ行くとは言っても、呂云鵬が濱江にいた頃は濱江にいて、彼が明山に来たら明山に来て、そして今云鵬が緬川にいる時に都合よく緬川に仕事で行くって、あまりに出来過ぎじゃないか?
魏海は顔をこわばらせ、直ぐに濱江警察に呉新河と彼の父の身元を洗い直すよう依頼する。

楚天南が自宅へ戻って来た。パゴダは義父の隣に徐麗がいることに驚き、明山では彼女に弁護してもらったおかげで出られたことを明かす。江伊楠は楚天南の豪邸の一室を与えられ住むことになった。
楚天南はパゴダと敏登を呼ぶ。敏登はパゴダがよそ者と結託していると訴え、パゴダは誣告だと訴える。敏登はパゴダが呉氏と会話してる電話の録音があると言うがパゴダはそんなもの合成だろうと突きつける。
「もういい。」楚天南は遮るように一喝する。パゴダが結託云々よりも大事なことがある、サソリを殺る任務のその結果だ。ユーレイは逮捕されお前も捕まり、明山での"商売"はすべてだめになってしまったではないか!
パゴダが叱られるのを満足そうに見る敏登にしかし楚天南は、お前も独断でパゴダを殺すため多くの楚門会の人間を殺して工場を破壊したその罪を自覚しろと叱る。楚天南は一刻も早くスカイ2を完成させること、そのために敏登が監督しているクスリ製造工場をパゴダに譲るよう命じた。
自室に戻った敏登は苛立ち家具に当たり散らす。だが会長は一か月以内にスカイ2を完成させろと言った、もしそれができなければパゴダはただでは済まされないだろう。敏登はパゴダの厨子である阿傑と呂云鵬を抹殺しろと部下の道陀に命じる。

屋敷内でパゴダは徐麗(江伊楠)にばったり会った。徐麗は勝手に明山を出て一切連絡をよこさなかったことを相当怒っているようだ。パゴダは今は居場所を教えられないが王鵬は元気だと告げるが、徐麗はもうあの人と私は関係ないからと冷たく言い放つのだった。
村に戻ったパゴダは呂云鵬に一か月以内にスカイ2を完成させなければならなくなったことを伝える。無茶だろうがやらなければならない。そして屋敷で徐麗に会ったことを知らせる。云鵬は彼女に会わせてほしいと頼むが、パゴダは今はまずいと言う。彼女は相当怒っているので誤解を解くにはそれなりの時間がかかるだろうし、敏登がお前と徐麗の関係を知ったら利用しようとするに違いない。

楚瑩は書斎へ。そこは以前と何一つ変わっておらず机にはうっすら埃が積っている。本棚に飾ってあるこの書斎の主の写真を手に取りじっと見つめる…その写真の人物は、呂云飛なのであった…。


[A] 呂云鵬
化学博士。兄を殺した楚天南に復讐するため楚門会への潜入を試みる。明山の密売人・王鵬という偽の身分でパゴダの信頼を得て緬川へ。
[B] 呂云飛
呂云鵬の兄。濱江の麻薬取締局捜査官だった。6年間楚門会に潜入し捜査を続けてきたが身元がばれて殺されてしまった。
[C] 楚天南
緬川に拠点を置く総合商社、その実、金三角を牛耳る麻薬密売組織・楚門会の会長。麻薬密売容疑で逮捕されるが嫌疑不十分で拘留中。
[D] 印塔(パゴダ)
本名は松薩克。楚天南の義理の息子。楚門会の後継の座を狙う敏登に命を狙われる。
[E] 阿傑
楚門会の数少ない"厨子"(麻薬製造者)の一人。極秘の"スカイ2"の研究開発を任されていたが…。
[F] 敏登
パゴダと並ぶ楚門会のナンバー2。パゴダが明山で捕らえられている間に自分の勢力を増した。
[G] 江伊楠
濱江の麻薬取締局捜査官。呂云鵬を救うため、また呂云飛が掴んだ楚門会の秘密を知る人物に接触するため、王鵬の愛人で弁護士の徐麗という身分で潜入を試みる。
[H] 楚瑩
楚天南の娘。海外留学していたが父が逮捕されたため急遽帰国する。
[I] 王玉江
楚天南の側近で護衛兵のリーダー。楚莹の護衛も任されている。
[J] 魏海
明山の麻薬取締局副局長。江伊楠は警察学校時代の同級生。彼女の潜入作戦をサポートする。
[K] 呂夢瑶
呂云飛の娘。父と弟を失い母と二人暮らしだが恋人の呉新河があれこれ世話してくれている。
[L] 呉新河
呂夢瑶の恋人。実は楚門会のライバル組織・呉氏商会の会長の甥。楚天南の秘密を握っていると思われる呂云飛が残した伝票を追っている。

* * * * *

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「猟毒人(全50話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第二十八集]
呂云鵬の元に喬立偉、魏海、江伊楠が面会にやってきた。伊楠が一人で楚門会へ潜入すると知り云鵬は猛反対する。だが立偉はこれは我々警察の上が決めた計画であり、一般人である云鵬が意見を言って変わるものではないとなだめる。これは協力依頼だ、パゴダの信頼を得て伊楠を引き合わせる、これが云鵬に頼む最後の仕事だ。

云鵬はパゴダにもうすぐここを出ることになると告げる。恋人が敏腕弁護士でうまく計らってくれるからだ。だがパゴダはそうかと言っただけで、代わりにユーレイの手下の男が自分もその女に"弁護"してもらいたいと食いついてきた。云鵬は伊楠に連絡しユーレイの手下を先に釈放させた。パゴダはさすがに驚いたようでいくらで請け負ったんだと訊いてきた。いい商売してやがる、と。云鵬はこういう取引を好きでやってるわけではなく、本当に好きなのは"化学実験"なんだと答える。お前は"厨子(麻薬製造者の隠語)"なのかと訊くパゴダに、云鵬はその単語はここでは使わない方がいいと声を潜める。

魏海はユーレイを同じ拘置所へと連れてきてわざとパゴダの姿を見せる。ユーレイは真っ青に。魏海がユーレイのしたことをパゴダに話したら、釈放された後必ず楚門会から家族もろとも消される、完全にハメられたと知る。一方のパゴダも、ユーレイが捕まっていると知り彼の証言で釈放が遠くなるのではないかと焦り出す。緬川へ連絡し早く弁護士をよこすよう催促するが、弁護士は空港で入国拒否に遭っているらしい。パゴダはいよいよ呂云鵬に、恋人の弁護士の力でここから出してほしいと頼んできた。

江伊楠は徐麗という名でパゴダの前に現れる。パゴダはカネならいくらでも出すと言う。伊楠は偽の証拠を造り上げるしかないわねとぶつくさ文句を言いながら請け負う。これでパゴダを釈放し、その後伊楠の偽証罪が発覚し追われる事になり、共に緬川へ逃げようと持ち掛けるという筋書きだ。
月日が流れパゴダが出所する。先に出所していた呂云鵬は彼を隠れ家へと案内する。すぐに伊楠がやってきて支払いをしてもらおうと迫った。パゴダは、明山には少額しか持って来ていないが緬川に戻ればいくらでも出せるので信じて来てほしいと言う。

[第二十九集]
パゴダは江伊楠から与えられたスマホですぐに明山にいる手下にカネを持ってこいと連絡した。江伊楠は明日また来ると言って帰る。明日魏海がこの隠れ家にやって来て、伊楠とパゴダは裏口から逃げるというシナリオだ。そこから先は、伊楠が単独で行動する。また会えるのか?呂云鵬の問いに、伊楠は必ず任務を終えて帰って来るからと約束しニッコリ笑って去っていった。

伊楠は魏海と最終打ち合わせをする。身の危険を感じたらすぐに退避するようにと心配する魏海に、長年呂云飛の助手をしていたのだからわかってると伊楠は笑う。
魏海は少し引っかかっていることがあると言う。それはサソリの事だ。サソリは云鵬に恨まれていることを知りながら最後まで敢えて彼に接触し、殺すのではなく人質に取ろうとした…サソリはユーレイの手下だと思っていたが、実は全く別の人物が背後にいたのではないか?伊楠はそれも楚門会へ潜入すればはっきりすることだと答える。

その夜、隠れ家をノックする音が。誰だ?云鵬が扉を開けようとするがパゴダがとっさに引き留める。次の瞬間何発もの銃弾が扉を貫通する。扉を蹴り破ってキャップを被った男が入って来た。パゴダと云鵬は二人がかりで家具などを投げつけて男と戦うが隙を見て窓から脱出し車で逃げた。男は車に乗って追ってくる。隠れ家の前で張っていた陳童はすぐに魏海へ連絡し後を追う。
パゴダと男、そして陳童の車は激しいカーチェイスを続ける。パゴダは襲って来た奴が敏登という男の手下に違いないと言う。道路を逆走し車体をぶつけてくる男から必死に逃げる。と、向かいからやってきたトラックに男の車とそのすぐ後ろにつけていた陳童の車がぶつかり横転した。

追跡を振り切ったパゴダはこのまま埠頭へ向かうと言う。すぐに警察が追ってくる、今夜中に発たないと間に合わないと。云鵬は伊楠に電話し暗殺者に襲われたため埠頭で待つと連絡する。だがパゴダは河辺でボートを奪うとすぐに出発しようとする。パゴダは自分が楚門会の副会長であることを明かし、一分一秒でも早く戻らなければならないのだと告げる。そして自分の片腕として働いてくれないかと云鵬をスカウトする。云鵬がためらう様子を見てパゴダは無理強いはしないとボートを発進させた。楚門会に入れば兄を殺した楚天南に近づける…ゆっくりと岸から離れていくボートに云鵬は飛び乗った。

[第三十集]
一晩中川を下り翌朝パゴダはボートを山中の岸につける。彼の手下らが迎えに来た。そこから歩いて国境の山を越える。その日は山中で野営となった。皆が寝ている間に呂云鵬はパゴダのスマホをこっそり持ち出し江伊楠に連絡する。このままパゴダに付いて楚門会に潜入する、こっちに来たらなんとかして連絡をくれ。
江伊楠は楚門会に潜入する足掛かりとして楚天南の娘・楚瑩に目をつける。彼女は海外留学しているが、楚天南が逮捕され楚門会内部がゴタついているならば必ず帰国するはずだ。

呉新河はパゴダとおそらく一緒に逃げたであろう呂云鵬の消息をつかむためまずは呂夢瑶に最近叔父の様子はどうかと尋ねる。そういえばしばらく連絡がないと思い江伊楠に電話するが、伊楠は云鵬は緬川へ出張中でなかなか連絡がつかないと言う。

緬川の街中までやってきたが、パゴダは金は口座に振り込むと言い、云鵬は伊楠に連絡する理由が作れない。だが口座に金が振り込まれたことで魏海は少なくとも云鵬が緬川におり無事であることが把握できた。
楚莹が三日前にバンコク行きの旅券を買ったことが判明、どうやらタイのゴム業界のドンと呼ばれる邹豪に会いに行くようだ。喬立偉は彼女の狙いが、タイ政府に拘束されている父・楚天南のための有力有能な弁護士を紹介してもらう事ではないかと踏む。そこで伊楠が徐麗の名で邹豪の元へ先回りすることに。

パゴダが云鵬を連れて来たのは田舎のちょっとした村だ。村の門には銃を持った兵が立っており物々しい。云鵬は一軒の家をあてがわれた。村には銃を持った兵が常に巡回しており、外部との連絡は厳しく禁じられ破った者はすぐさま射殺された。その様子を目の当たりにして云鵬は慄く。しかし村には無邪気な子供たちの姿もあった。ある少女に母親はどこだと尋ねると、クスリのやりすぎで死んだと答える。では父親はと訊くと捕まったと…。
パゴダが村の"工場"を案内してくれた。ここは楚門会のクスリの製造を担っている村なのだった。パゴダは云鵬がクスリの精製技術を持つと聞いてぜひここでその技術を活用してほしいと言う。義父は能力ある技術者を優遇するのでうまくいって気に入られれば褒美は思いのままだろう、と。


[A] 呂云鵬
化学博士。兄と甥を殺した男に復讐するため明山へ。王鵬という偽名で明山の売買人として名を馳せる。兄の殺害を指示したのが金三角の楚天南だと知る。
[B] 江伊楠
濱江の麻薬取締局捜査官。殉職した上司・呂云飛の家族を守るのが使命。徐麗は偽名で王鵬の愛人ということになっている。
[C] 魏海
明山の麻薬取締局副局長。明山の売人の間では広くその名を知られる存在である。江伊楠は警察学校時代の同級生。
[D] 印塔(パゴダ)
本名は松薩克。楚門会副会長で楚天南の義理の息子。会長の命令でサソリと呼ばれる男を抹殺するが警察に捕えられてしまう。
[-] 楚天南
緬川に拠点を置く総合商社、その実、金三角を牛耳る麻薬密売組織・楚門会の会長。麻薬密売容疑で逮捕されるが嫌疑不十分で拘留中。
[E] 呂夢瑶
呂云鵬の兄・呂云飛の娘。恋人の呉新河の手助けで母と共に明山へやってくる。
[F] 呉新河
呂夢瑶の恋人。実は楚門会のライバル組織・呉氏商会の会長の甥。楚天南の秘密を握っていると思われる呂云飛が残した伝票を追っている。

* * * * *

→インデックス
「猟毒人(全50話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第二十六集]
「お前はいろんな奴を殺ってきたそうだが、サツを殺ったこともあるそうだな、緬川に潜入してた捜査官を。」
サソリは呂云鵬の目をじっと見て「そうだ。」とうなづく。そして次の瞬間銃を突きつけた。「こんな時間がたってるということはユーレイは魏海に捕まったな。」
その言葉にハッとするドラゴンをサソリは射殺、そして銃口を再び云鵬に向ける。「呂云鵬、お芝居は終わりだ。魏海、ご協力ありがとよ!!」監視しているのを見透かすかのようにサソリは大声を上げる。
魏海らはすぐさまクラブへ突入するが個室にサソリと云鵬の姿はなかった。裏口から逃走したようだ、すぐに後を追う。

云鵬に銃を突きつけながらサソリは言う、呂云飛を殺ったのは俺じゃない、楚門会の楚天南だ。たとえ俺が殺らなくても誰かが殺っていた…。云鵬は一瞬の隙をついてサソリにつかみかかりペン型注射を突き刺そうとする。取っ組み合いになりペンを落とすがサソリの手から銃が離れる。云鵬はなおもつかみかかる。サソリは云鵬を投げ落とし蹴りつけそして首を締め上げた。必死に抵抗するが意識が落ちそうになる…そこへ魏海が駆け付け銃を撃ち放した。サソリは云鵬を放し逃げ出した。
地下駐車場から走り出てきて車に乗ろうとするサソリ、その胸をライフル弾が貫通した。サソリはゆっくりと倒れる。魏海が銃撃の方向を見るとそこにはパゴダの姿が。魏海はすぐに周辺を封鎖し奴を捕まえるよう指示を出す。ふらふらになって追いかけてきた云鵬の視界には、魏海の足元で胸から血を流して死んでいるサソリの姿。云飛の、暁峰の、趙毅の仇は討ったのよ…江伊楠は茫然と座り込む云鵬に言い聞かせる。もう家に帰りましょう、と…。

パゴダは捕らえたが直前にライフルを仲間に渡して逃がしたようで銃所持容疑も殺人容疑も証拠がない。自白を取れなければ拘束は最長30日間しかない。魏海はパゴダを取り調べるが自分は外国人だから知らない分からないを繰り返すばかりだ。

呂云飛を殺れと命じたのは楚天南だ…ユーレイやサソリが言ったその言葉が呂云鵬の脳裏から離れない。楚天南がいる限り夢瑶達は一生暗殺者に怯えて暮らさなければならないのではないか?
翌朝云鵬が夢瑶たちのマンションを訪れると相変わらず陳童らが彼女らを保護するため車で張っていた。そして陳童からサソリを射殺したのが魏海ではなく"パゴダ"と呼ばれる人物だと知る。
云鵬は魏海の元に乗り込み、サソリを殺ったのが楚門会副会長のパゴダだと何故隠していたと詰め寄る。魏海はすでにパゴダは捕らえており、楚天南も緬川の警察に捕まっていると教える。だが証拠不十分で起訴猶予になりそうだ。呂云飛が何かを握っていたかもしれないのだが…。
云鵬は渡した伝票の謎は解けたのかと問うが、魏海はまだ何も解明されていないと答える。今まで使用したどの暗号にも当てはまらない数列らしい。

[第二十七集]
呂云鵬は"王鵬"を捕らえてわざとパゴダと同じ牢に入れて奴に近づけばいいと提じる。魏海は良いアイディアだと食いつくが、呂云鵬が引き続き王鵬の役を演ずることには反対する。警察ではない一般人には事件を追う義務も責任もない上に、お前は身勝手な行動が多すぎると。云鵬は自分以外に王鵬を演れる人物はいないと食い下がる。と、意外にも喬立偉からその作戦で行こうと声がかかった。

云鵬は王鵬として刑務所へ。入れられた牢屋は以前と同じ面子が陣取っている。ただロクの代わりにパゴダがいた…。と、もう一人若い男がニヤニヤして近づいてきた「王社長、覚えてるか、おれはユーレイの兄貴の子分さ。」男はパゴダがこの牢のドンに挨拶をしなかったことからいびられていると教えてくれた。
自由時間中にドンとパゴダの間で諍いがあり、その夜パゴダは寄ってたかっての暴行を受ける。男らはパゴダの口をこじあけトイレ用洗剤を流し込む。殺す気か!云鵬は男らを蹴り飛ばした。騒ぎを聞いて駆け付けた看守らがパゴダを吐かせようとするが云鵬が制止する「牛乳を飲ませろ!吐いたら食道がただれるぞ!」
云鵬の応急処置でパゴダは大事には至らなかった。パゴダは云鵬にお前は医者なのかと問う。云鵬は自分はただの化学者で、塩素系洗剤の誤飲は吐かせず牛乳を飲ませるのがセオリーだし、牛乳は重金属系の誤飲にも一定の効果がある、応急処置の常識で中高生だって知っていると語る。パゴダは感心して化学者というのはどういうことを研究するんだと訊く。云鵬は化学にもいろんな分野があって…と話している時にふと気づいた!

云鵬はすぐに弁護士に面会すると言って魏海と江伊楠を呼ぶ。暗号の解き方が分かった!
「568192」「74866C」兄が伝票に書いたこの二つの数列、これは自分に向けた、化学者である自分にとって最もなじみ深い元素記号を用いたメッセージだ。数字の元素番号に該当する元素記号を並べるとBa O H U W O Dy…保護我的[bao hu wo de](私のを守ってくれ)。何を守れと…?すると伊楠が気付いた、保護臥底[bao hu wo di] (潜入捜査官を守ってくれ)ではないか?だが呂云飛は単身楚門会に潜入していた。伊楠は警察の潜入捜査官ではなく楚門会での彼の協力者の事ではないだろうかと言う。最後のCは何だ?その人物のイニシャルか?0(零)と書きたかったのかもしれない、しかし元素番号0は存在しない。元素記号のO(オー)なら酸素、もし6と書きたかったのなら元素番号6は炭素だが…コードネームか何かに関連するのか、あるいは6人という意味か。
呂云飛が最期に遺したのは楚門会にいる協力者を心配する言葉だったのか、わざわざ俺にしかわからない暗号で、そんなことを伝えるために命を落としたというのか?云鵬は愕然とし悔しさのあまり涙をこぼす。伊楠は彼が守ろうとした人物は間違いなく重要なことを知っており、その人物を通じて我々に伝えようとしたに違いないと言う。やはり云飛は最期まで任務を果たそうとしていたのだ。
報せを聞いて濱江の林副局長がやって来る。呂云飛が手がかりを託した楚門会の協力者と接触するため伊楠が緬川へ向かい楚門会に潜入することになった。

ある日の自由時間にパゴダは呂云鵬に近づいてきた。あんたみたいな知識人が密売で捕まったとは信じられないと言うパゴダに、云鵬はこの業界に入った真の目的は仇討だったと告げる。仇は討ったのにこの世界から足を洗えなかったってことはあんたもすっかり浸かってしまってるんだとパゴダは皮肉っぽく笑う。そしてもし外へ出られたら一緒に"仕事"をしないかと持ち掛けるのだった。


[A] 呂云鵬
化学博士。兄と甥を殺した"サソリ"と呼ばれる男に復讐するため、王鵬という偽名で麻薬業界へ足を踏み入れる。
[-] 呂云飛
呂云鵬の兄。濱江の麻薬取締局捜査官だった。6年間楚門会に潜入し捜査を続けてきたが身元がばれて殺されてしまった。直前に云鵬に送った小包の伝票に謎の数列を書き残しているが…?
[B] 江伊楠
濱江から出向してきている麻薬取締局捜査官。殉職した上司・呂云飛の家族を守るのが使命。徐麗は偽名で王鵬の愛人ということになっている。
[C] 魏海
明山の麻薬取締局副局長。明山の売人の間では広くその名を知られる存在である。江伊楠は警察学校時代の同級生。
[D] 蝎子(サソリ)
明山の麻薬密売組織・玉仁堂の密売人。楚門会のブツを掠めたため命を狙われ、呉新河に助けられたが呂云飛の遺した伝票を入手するよう迫られている。
[E] 印塔(パゴダ)
本名は松薩克。楚門会副会長。楚天南の義理の息子。サソリを抹殺するため明山へやってきた。
[-] 楚天南
緬川に拠点を置く総合商社、その実、金三角を牛耳る麻薬密売組織・楚門会の会長。
[F] 喬立偉
明山の麻薬取締局局長。魏海の上司。
[G] 林棋
濱江の麻薬取締局副局長。江伊楠の上司。呂云飛の潜入捜査の指揮に関わっていた。
[H] 呉新河
呂云鵬の姪・夢瑶の恋人。大企業の社長の子息ということになっているが実は楚門会のライバル組織・呉氏商会の会長の甥。

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→インデックス
「猟毒人(全50話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第二十二集]
ユーレイは激怒してサソリを殴りつける。本取引が残っているのに王鵬の手下を殺してしまうとは!こうなれば直接魏海と取引するルートを見つけるしかない。すぐに阿龍に調べろと命じる。

サソリは王鵬のマンションの様子を窺っている。そして電話をかける…その相手は呉新河なのであった。サソリは新河から呂云飛の小包の情報をつかむよう命じられていた。呂云飛が握っていたのは楚天南に不利な証拠であり、それを手にすれば金三角の覇権は呉氏商会のものとなるのだ。くれぐれもユーレイには気付かれないように、連絡を待て。そう言って新河は電話を切る。

サソリが王鵬の正体が呂云飛の弟の呂云鵬であると知っている…趙毅はそう言い残したが、本部の魏海の元へユーレイの手下と思われる男がコンタクトを取ろうと働きかけてきている。ユーレイは何も知らないのか?
そして云鵬が仇敵として恨んでいることを知っていながらサソリがそ知らぬ顔で会うのは、つまり目的はカネではないのでは?もしや云飛の伝票を狙っているのでは?
これらをはっきりさせるためにはユーレイに会う必要がある。云鵬はユーレイに会う約束を取り付けた。もちろん魏海らが密かに監視・保護する。
ところが当日になって突然署に検察がやってきて、魏海に密売の容疑がかかっていると取り調べに来た。喬立偉が直ぐに計画中止を伊楠に伝えるが、云鵬は今更引けないと強行する。
云鵬らは郊外の廃工場へとやってきた。そこにはいかつい男らと、そしてサソリの姿もあった。ユーレイはサソリを紹介する。サソリは手を差し出し云鵬は握手するが、サソリはあんたはどこかで見た事があると言う。そうだ、タバコの火を借りたんだったか。云鵬もそうだったなと返す。

[第二十三集]
ユーレイは手下を殺してしまったのはすまなかったと言い、後ろ手に縛られた若い男を連れて来て跪かせた。サソリがナイフでその喉を掻き切る。呂云鵬はサソリにつかみかかりナイフを奪い趙毅を殺したのはお前だと突きつけるがサソリも銃を取り出し云鵬の頭に押し付ける。ユーレイが笑ってこれはほんの誤解だといってサソリの手から銃を取りあげた。江伊楠が云鵬を制止し、云鵬もしぶしぶ手を放し、三日後本取引をしようと約束し帰る。

魏海が収監され、呂云鵬と江伊楠は魏海に面会へ。魏海は今回検察がやってきたタイミングは偶然とは思えないと話す。証拠となる電話の録音が鮮明に残っていることにしても相当前から張っていたようにも思われる…つまり警察の内部告発ではないかと。
検察は呂云鵬の元にもやってきた。云鵬が連行されて行くのを密かに見ていたサソリは呉新河に連絡する。
云鵬は検察の取り調べを受けるが、そこへ捕まっているはずの魏海が現れた。そして喬立偉と江伊楠も。実はすべてが芝居だった。喬立偉が釈明する。実は検察に匿名で魏海が裏取引をしていると告発状が届いた。だがタイミングからしてユーレイが仕掛けた可能性があった。奴を信じ込ませるために魏海や呂云鵬を捕らえたのだ。
魏海がまもなく釈放されたと知ったサソリは、確かに彼が警察内部でも相当の権力を持っていると知り、油断ならない相手だと改めて警戒する。

[第二十四集]
サソリは呉新河に本取引が決まったと告げる。これでカネが手に入ったらすぐに文娜と高飛びするつもりだ。だが新河は肝心の取引が終わっていないと言う。呂云飛の小包に隠された情報を得る事、それができないなら呂云鵬を誘拐してこいと。呂云鵬を連れてきたら監禁している文娜を解放しよう…。

ユーレイの元に再びパゴダが現れる。ユーレイはサソリを殺す前に奴が持っているブツを回収したかったんだと言い訳する。そしてブツを売ったカネを半分やるからと持ち掛けるが、パゴダは楚門会の裏切り者は生かしてはおけない、それがルールだと突き放す。ユーレイは明日取引をするのでそこで始末をつければいいと提じる。

李玫はいつかの家族写真を見る。呂夢瑶はそれが自分の誕生日の時の写真だと言うが、李玫はこれは結婚記念日の時の写真だと言った。あの日待っていたのに云飛は帰って来なくて、子供たちが寝てしまった夜の12時過ぎにやっと戻って来たのだ。

[第二十五集]
李玫は結婚記念日に撮った家族写真を見て記憶を取り戻し、そして正気を取り戻した。この奇跡に呂夢瑶は喜ぶが、暁峰を失った事実に直面することになった母の気持ちを思い涙する。
濱江の麻薬取締局副局長の林琪がやって来た。そして李玫と呂夢瑶の前で、呂云飛が実は潜入捜査員で殉職したという事実を知らせた。李玫は静かに事実を受け止め、義弟にも濱江へ帰ろうと促す。呂云鵬はもう一日だけ待ってくれと答える。

翌日、それはユーレイとの本取引の日だった。魏海は約束の場所に早くから警察を張りこませ待機していた。だが直前になってユーレイから場所を変えると呂云鵬に報せが。魏海はユーレイの電話の電波から場所を逆探知することに成功、それはいつものクラブだった。

サソリはブツをこのクラブに隠していたのだと言いユーレイを案内する。ユーレイはニヤリと笑い、ふとスマホを取り出すとさりげなく操作する…。連絡を受けたパゴダはチェロケースを手に出発する。やってきたのはとあるビルの屋上。そしておもむろにチェロケースを開け、中から軍用ライフルを取り出した…。

呂云鵬らの車は途中で接触事故を起こし足止めを食らっていた。先導していたドラゴンはイラつくが交通警察も来ておりどうしようもない。実はこれは魏海らがクラブへ先回りし準備を整えるための時間稼ぎなのだった。
やっとクラブに到着した呂云鵬らはドラゴンに案内されユーレイとサソリの待つ部屋へ。云鵬はカネの入ったアタッシュケースを渡す。これはほんの一部だ、ブツを確認できたら全て支払おう。
ユーレイはニヤリとして部下に命じる。目の前のテーブルがひっくり返され、その天板にびっしりとクスリの袋が貼りつけられていた。江伊楠は車に積んでるカネを運ぶので手伝ってくれと言うとユーレイが自ら運ぶと言い出し、伊楠と共に部屋を出ていった。
駐車場へ数人の手下と共にやってきたユーレイ。伊楠が車のトランクを開け積んであったアタッシュケースを指し示す。手下らがケースを開けると確かに現金が。その時、伊楠はトランクに隠していた銃をユーレイに突きつけた!「動くな!!」と同時に四方八方から警察が現れユーレイらを拘束した。

ポケットの中にはボールペンに見せかけた毒注射を忍ばせている、呂云鵬はサソリに襲い掛かるタイミングを見計らっていた。だがサソリはじっとこちらを観察しており動けない。と、サソリはすぐ隣に座った。さっきからあんたはポケットの中に何を入れてるんだと訊く。云鵬はポケットから手を出すとボールペンを見せた。そのボールペンを弄びながらサソリに訊く「お前はいろんな奴を殺ってきたそうだが、サツを殺ったこともあるそうだな、緬川に潜入してた捜査官を。」


[A] 呂云鵬
化学博士。甥を殺した"サソリ"と呼ばれる男に復讐するため、王鵬という偽名で麻薬業界へ足を踏み入れる。
[B] 江伊楠
濱江から出向してきている麻薬取締局捜査官。殉職した上司・呂云飛の家族を守るのが使命。徐麗は偽名で王鵬の愛人ということになっている。
[C] 魏海
明山の麻薬取締局副局長。明山の売人の間では広くその名を知られる存在である。江伊楠は警察学校時代の同級生。
[D] 蝎子(サソリ)
明山の麻薬密売組織・玉仁堂の密売人。楚門会のブツを掠めたため命を狙われており兄貴分のユーレイに助けを求める。
[E] 老鬼(ユーレイ)
金三角を支配する巨大麻薬組織・楚門会に属する密売人。楚門会からサソリ抹殺命令が出ているが自身の思惑のためにわざと見逃している。
[F] 呂夢瑶
呂云鵬の兄・呂云飛の娘。恋人の呉新河の手助けで母と共に明山へやってくる。精神を病んだ母の介護に暮れる日々。
[G] 李玫
呂云飛の妻。息子の暁峰の死で発狂してしまった。実娘の夢瑶のことも義弟の云鵬のことも認識できない。
[H] 呉新河
呂夢瑶のかなり年上の恋人。大企業の社長の子息ということになっているが実は金三角の麻薬組織・呉氏商会の会長の甥。
[I] 阿龍(ドラゴン)
ユーレイの手下。
[J] 印塔(パゴダ)
楚門会副会長。楚天南の義理の息子。サソリを抹殺するため明山へやってきた。

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→インデックス
「猟毒人(全50話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第十九集]
魏海は呂云鵬がとっさに作ったあの筋書きに沿うよう急ぎ準備を始める。上司の喬立偉に協力を要請してみたが反対され独断で自分がボス役として立ち回ることに。
江伊楠は魏海が呂夢瑶のために作った偽の経歴を入れた封筒を渡す。その帰りに呉新河に会った。彼はこれから李玫を知り合いの医者に診せに行くことになっていると言う。
夢瑶を訪ねた新河は夢瑶が出掛ける準備のため隣の部屋へ去った際に机の上の封筒に目をやる。それにゆっくり手をかけようとしたその時、「だめ!これは秘密だから見ちゃだめ!」突然李玫が足で封筒を押さえつけ駄々っ子のように叫び出したため新河は手を引っ込めた。

医院から出てきた呂夢瑶の前にドラゴンが現れる。そして呂云鵬の仕事を手伝いたいなら連れて行ってやるぜと持ち掛ける。夢瑶は呉新河には母を送っていってもらうよう頼み自分はドラゴンの車に乗り込んだ。

病室の呂云鵬にユーレイから電話がかかってきた。「夢瑶という娘はお前の姪なのかぁ。なに、ウチの手下がお茶に誘ったっていうから。後でお前の見舞いに行くと言ってたからそろそろそっちへ着くころだぜ。」
云鵬は真っ青になって病室を飛び出る。病院の前に一台のワゴンが停まり夢瑶が降りてきた。運転席のドラゴンはニヤリと笑い走り去っていった。
夢瑶はただ話をしただけだったと言う。すぐ後を追って来た陳童と魏海も降りてきたが云鵬は警察は一体何やってるんだと魏海につかみかかる。だが魏海もできることに限界があると睨みつける。最良の方法は今すぐお前が彼女を連れて濱江に帰ることだ!と。
だが夢瑶は帰らないと宣言する。魏海が作った経歴も頭に入れドラゴンにもうまく話を合わせられた、私にだってできる!
ふと江伊楠はユーレイが趙毅から足を掴もうとしていた事を思い出した。もし趙毅が彼らの手に落ちたら真実を吐かされるかもしれない。
魏海は趙毅を呼び出し明山を出て名を変えて遠い町で暮らせと告げる。それが呂云鵬の望みでもあると。お前を心配してのことだと…。

[第二十集]
クラブの個室で呂云鵬は文娜に大金を詰まったアタッシュケースを差し出す。文娜はブツの入ったクラッチバッグを渡す。云鵬はクラブを出てバッグを江伊楠に渡し自分は別の車で去っていった。ドラゴンは伊楠の車を追う。伊楠はある宅配会社へ入って行き、小さな小包を持って出てくると宅配のトラックに積んでトラックを発進させた。

ある宅配トラックから異臭がするという通報が地元警察に寄せられ、魏海はユーレイが仕掛けてきたと確信する。
伊楠の宅配トラックは行く先で警察に止められた。警察官は捜査犬を荷台へ上げる。捜査犬がしきりに吠える。離れた所から観察していたドラゴンは伊楠が確かにブツを小包にして持ち出そうとしていたことを確認する。
警察官から小包を開けるよう指示された伊楠はお客様の荷物を勝手に開けられないと抗弁する。そこへ一台の白いジープが近づいていく。助手席に座っているのは魏海…明山麻薬取締局副局長の魏海だ。一番まずい相手だと阿龍は青ざめるが、しかし魏海は警察らとなにやら話していたかと思うと小包を荷台へ戻させた。伊楠は警察や魏海におじぎして手を振り、そしてトラックはまた走り出した。伊楠が魏海に電話して「ピンチを助けにきてくれてありがとう」と話しているのをユーレイは盗聴する。なんと王鵬のバックについているのは魏海なのか。副局長の地位にいる奴がそんな危ない橋を渡るだろうか…いや魏海はこの世界の事もよく知っている…しかし…ユーレイは思案に暮れる。
尾行してきていたドラゴンの車が帰っていったと伊楠から連絡があり、魏海はうまくいったと笑みを浮かべる。

売ったブツは広東の方へ流れたようだ。その消息を聞いてユーレイは王鵬の正体が李東であることには確信を持ったが、しかし問題は魏海だ。サソリがある人物を締め上げれば魏海が本当に王鵬のボスかどうかわかるだろうと言う。

翌日、呂云鵬は念のため趙毅の住んでいた部屋を訪れるが、朝の列車で発ったはずの趙毅がまだそこにいた。趙毅はゆっくりメシを食ってから行きたいから列車の時刻を変更したと言う。お前の身が危ないんだと云鵬は急かすが、趙毅は食べてからと繰り返し、結局云鵬は一緒に飯を食べ酒を飲みかわす。
趙毅は実は元警察官だった過去を告白する。任務ではなくほんの好奇心でクスリに手を出してしまい、すぐに止められなくなった。こんな自分が警察官をやっていることが恥ずかしく自ら辞職した。貯金は全てなくなりこんなダメ人間になってしまった…。まっとうな職にありまっとうな生活を送っている者が"ただの好奇心"でクスリに手を出してはいけない、俺は誰よりもそれがわかっていると趙毅は話すのだった。
夕刻に魏海の部下が迎えに来た。趙毅は彼の車で駅へと向かう。が、途中でクスリの禁断症状が現れ趙毅はトイレにかけこみ、云鵬からもらった薬の最後の一錠を飲もうとするが手が震えて落としてしまった。耐えがたい苦痛が押し寄せる…。

[第二十一集]
なかなか戻ってこない趙毅を心配して見に行くとトイレには誰もいない。個室の窓が開いている。と、車が発進する音が。趙毅が車を奪って逃げたのだ。
趙毅が向かったのはもちろん、クスリを買っているいつもの廃ビルだ。売人から急ぎクスリを買いすぐに吸おうとする彼の前にドラゴンが現れた…。

趙毅は工場跡へと連れてこられた。サソリやドラゴンらが取り囲む。王鵬のボスは誰なんだと詰問するが趙毅は王鵬が自分のボスだと答える。ドラゴンが趙毅の指を落とそうと斧を振り上げると、趙毅は魏海だと白状した。魏海は数年前広東へ潜入捜査に行った時に李東と会いひそかに手を組んだ、その時から魏海は警察として売人らを捕まえつつ裏では"商売"していたのだと。
だが阿龍は嘘を言うなと殴りつける。どれだけ痛めつけても趙毅はこれが自分の知ってる全てだと言う。阿龍はクスリを取り出し彼の目の前にちらつかせる。これが欲しいだろう、本当の事を言え…。

趙毅は売人からクスリを買った後数人の男に連れ去られたのが目撃されていた。おそらくユーレイの手に落ちたのだろう。そのユーレイから電話が。手始めの取引は満足したので本取引をしようじゃないかというユーレイに、趙毅を拉致しておいてよくもそんな話ができるなと云鵬はなじる。ユーレイは拉致なんてとんでもない、うちの部下と遊んでるだけですぐ帰って来るだろうよと言って電話は切れてしまった。

ユーレイから趙毅を解放しろと連絡が。ドラゴンはあとは任せたとクスリをサソリに渡すと帰っていった。
サソリはゆっくり近づくと趙毅に囁くように言った「ここだけの話、王鵬の正体は呂云鵬だろう?奴の兄貴の呂云飛は麻薬捜査官で、俺が殺ったんだ。呂云飛が奴に送った小包の事をお前は何か知らないか?」サソリは銃を手にする。趙毅は一吸いだけでいいから先にクスリを吸わせてくれと懇願する。サソリはクスリの袋を渡す。
趙毅はクスリを取り出し焙ろうとするが手が震えてなかなか火がつかない。サソリが自分のライターに火を点けて差し出す。その瞬間、趙毅はサソリの銃を持つ手につかみかかった。二人はもみ合いになるが趙毅はサソリの銃から手を離さない。
そこへやっと居場所を突き止めた趙毅らが駆け付けた。四発の銃声が立て続けに鳴る。警察隊が突入するがそこには腹部を撃たれてぐったりした趙毅しかいない。助け起こす呂云鵬に趙毅は真実は何も喋らなかったと、そしてサソリが云鵬が呂云飛の実弟であることに気づいており小包のことを聞かれたと告げて事切れた…。



[A] 呂云鵬
化学博士。甥を殺した"サソリ"と呼ばれる男に復讐するため、王鵬という偽名で麻薬業界へ足を踏み入れる。
[B] 江伊楠
濱江から出向してきている麻薬取締局捜査官。殉職した上司・呂云飛の家族を守るのが使命。徐麗は偽名。
[C] 魏海
明山の麻薬取締局副局長。明山の売人の間では広くその名を知られる存在である。江伊楠は警察学校時代の同級生。
[D] 趙毅
呂云鵬に恩義を感じて仕事を手伝っている男。麻薬中毒でクスリを止められず何度も捕まっている。
[E] 喬立偉
明山の麻薬取締局局長。
[F] 蝎子(サソリ)
明山の麻薬密売組織・玉仁堂の密売人。楚門会のブツを掠めたため命を狙われており兄貴分のユーレイに助けを求める。
[G] 趙文娜
とあるクラブのホステス。サソリの愛人。
[H] 老鬼(ユーレイ)
金三角を支配する巨大麻薬組織・楚門会に属する密売人。楚門会からサソリ抹殺命令が出ているが自身の思惑のためにわざと見逃している。
[I] 阿龍(ドラゴン)
ユーレイの手下。
[J] 呂夢瑶
呂云鵬の兄・呂云飛の娘。恋人の呉新河の手助けで母と共に明山へやってくる。精神を病んだ母の介護に暮れる日々。
[K] 李玫
呂云飛の妻。息子の暁峰の死で発狂してしまった。実娘の夢瑶のことも義弟の云鵬のことも認識できない。
[L] 呉新河
呂夢瑶のかなり年上の恋人。大企業の社長の子息ということになっているが実は金三角の麻薬組織・呉氏商会に関わっている。

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