あさひのブログ -113ページ目
「大秦帝国(第一部/黒色裂変)」の適当なシーンの台詞を解読してます。
ドラマのあらすじ代わりにもどうぞ。

単語や熟語はgoo辞書、簡体字→日本の漢字の対応は「中国簡体字ハンドブック(岳陽舎)」を参考にしました。あくまで日本の漢字への対応であって繁体字への対応ではないのでご注意ください。
使用するPCによっては表示できない字があるかと思います。表示できそうにない漢字には日本語音読みを添えてます。なお当ブログ記事はPCで読む事を前提にしています。
なるべく直訳に近い意訳にしてます。意図が解らない部分は日本語字幕版を参考にしました。


#1 序
#2 献公が太子を立てる
#3 孝公が国仇を説く
#4 衛鞅が救国の策を提する
#5 大盤滅国棋
#6 孝公が五玄公に教えを請う
#7 衛鞅が景宅を再訪する
#8 衛鞅、三度拝謁する(上)
#9 衛鞅、三度拝謁する(下)
#10 兄弟同心
#11 左庶長が新法断行を説く
#12 衛鞅、義兄に謝罪する
#13 河西奪還へ
#14 大良造が卬公子と会する
#15 卬公子、敗北する


[主要人物紹介]
 衛鞅(エイ・オウ) (演:王志飛)
法による統治を説く法家の書生。公叔座の元で政治を学んでいたが彼の死後秦国へ。変法(改革)によって秦を強国へと成長させる。

 公叔座 (演:杜雨露)
魏国の丞相。衛オウの才能を早くから見抜いていた。

 (ゴウ)公子 (演:王輝)
魏王の弟。公叔座を陥れ自らが丞相になろうと企んでいる。


 献公(嬴師隰/エイ・シシツ) (演:許還山)
秦国の君主。ゴウ公子と戦い毒矢に倒れる。

 孝公(嬴渠梁/エイ・キョリョウ) (演:侯勇)
献公の次男。献公亡き後秦の君主となる。国を救うために衛オウを迎え入れ大改革を行う。
衛オウの良き理解者。

 嬴虔(エイ・ケン) (演:盧勇)
献公の長男。キョリョウの異母兄。聡明で覇気のある好漢だが多少気の短い所がある。

 熒玉(ケイギョク) (演:斉芳)
献公の長女。キョリョウの妹。女性ながら武芸に秀で胆が座っているがやはり気が短い。

 太后 (演:呂中)
献公の妻。キョリョウとケイギョクの生母。早くに母を亡くした虔も我が子同様に育てる。


 黒伯 (演:姜化霖)
エイ公家の執事。献公、孝公の二代に渡って仕える。

 子岸 (演:郭常輝)
秦国の将軍の一人。勇猛な虔公子を敬愛している。

 景監 (演:于洋)
秦国の将軍の一人。衛オウの才能に惚れ込み孝公に推薦。自ら衛オウの秘書役となり、
彼の生涯の友となる。

 車英 (演:侯祥玲)
秦国の将軍の一人。片田舎の都管(警察官みたいなもの?)だったが孝公に才能を見出され
将軍に取り立てられた。


 侯嬴(コウ・エイ) (演:陳之輝)
秦に住む魏人の大商人。衛オウの恋人・白雪の友人で、彼女の頼みから何かと
衛オウを助けてやる。


* * * * *

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これは隠れた名作!!本格歴史ドラマ。

「大秦帝国」(2008年 監督/ホアン・ジェンチョン、イエン・イー 主演/ホウ・ヨン、ワン・ジーフェイ)
全51話
大秦帝国 DVD-BOX/エスピーオー

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※DVDはダイジェスト版しかありません。全編は配信でご覧ください。

タイトルからして始皇帝の話かと思ったら違った。
同名の原作が秦が覇権を手にし全国統一を果たすまでを描いた全六部の歴史長編大作らくて、これはその第一部を元にしたドラマ。原作者の孫皓暉氏が脚本も手がけてる。ドラマ自体も既に第二期、第三期も作られているようで、区別するためにこの第一期の作品は原作の副題から「黒色裂変」と呼ばれているみたい。
戦国時代、弱小国だった秦国が法家の商鞅(衛鞅)を迎え入れ改革を行い、強国へと生まれ変わらせていく過程を描く。

――戦国時代、諸侯の一つ秦は内乱で国力は衰え隣の新興国・魏に攻め入られ領土を奪われ小国と成り下がっていた。
長く続く魏との戦い。秦の君主献公の長子嬴虔(エイ・ケン)は先陣を率い、次子嬴渠梁(エイ・キョリョウ)は後方支援部隊を率いて魏軍を迎え撃つ。キョリョウは敵の指揮官である公叔座を生け捕りにすることに成功。だが献公が毒矢を受け負傷したため撤退を余儀なくされた。間もなく献公は亡くなり、遺言によりキョリョウが跡を継ぎ虔は大将軍として弟を補佐し尽くすことを誓う。
魏は公叔座を奪還した上で敗将の責を取らせて処刑することを決める。公叔座の弟子・衛鞅(エイ・オウ)は、師を救うため単身秦へ向かいキョリョウとの面会を望むが相手にされない。衛オウは面会できるまで動かないと雪降る寒空の下、陣門の前でひたすら待ち続けるのだった――

モデル系イケメン不在、お世辞にも華やかとは言えない画面、そして迫力の合戦シーンから始まるこの物語。戦乱ものは女子にはつまんないかと思いきや、戦争の非情さや国民を思う君主の心情を仔細に仔細に描いてて引き付けられる。序盤は秦に容赦なく襲い掛かかってくる災難に追い詰められた国民が上から下まで団結して危機に立ち向かう、その必死さに胸を締め付けられる。人の情の強さと大切さを訴える。そして中盤からは逆に、大義のために情を抑え耐えねばならない苦悩を描いていく、法治制度の源を描いた物語。

この作品は迫力というよりもリアルさを重視してて、合戦シーンもCGは極力控えてワイヤーアクションはなし(命綱の役割でのワイヤーは使ってるけど)。大量のエキストラに揃いの衣装や鎧甲冑を着せたシーンの多さには目を見張る。[ここからネタバレ含む------特に第33話、韓が魏に攻められるがかろうじて持ちこたえ、塞の内外に隙間なく兵士の死体が折り重なっている…その光景を見た韓王が死んだ兵士達が起き上がり怨みを吐く幻影を見るシーンは鳥肌もの。------ここまで] 馬の数もハンパないしその扱いも付け焼刃的でなく慣れたもの。河辺のシーンで駆けつけた将軍の馬が無様に足を滑らせても撮り直さず役者らも顔色ひとつ変えず芝居を続けてるところなんか凄くリアル!
毎回涙なしには見られないドラマティックな脚本、沈黙のシーンにこそ深い心情の推移が見られるベテラン揃いの繊細な芝居。笑いはなく超真面目な話だけど、すごく面白い…!映画みたいな本気のドラマ。中国TV業界の本気を見た!!(°∀°)b
物語をドラマティックに盛り上げるのに一役買っているのがこの音楽。オーケストラの壮大なテーマ曲や秦国民歌が耳について離れない。終盤ともなると音楽だけで涙腺が緩んでしまうパブロフの犬状態に。
戦国時代の各国の状況も解りやすく描いた歴史・戦略ものであり、君主と臣下、君主と国民の固い絆を描いた仁義ものでもあり、爽やかな恋愛要素も含んでて、これは万人におすすめ!

主人公の衛オウは冒頭からいかにも主役ぽい風体で、諸子百家らしい奇人変人ぶりも魅力充分。でももう一人の主人公エイ・キョリョウ(演:ホウ・ヨン/侯勇)は、この人まさかの主役だったの!??という大変に地味な、下っ端にしか見えない登場ぶり。お兄ちゃんがまた目立つガテン系の男前だから対比して余計に…。でもこの地味な人が君主になってじわじわと王の手腕を発揮していくさまはそれはもう恰好良い。これといって突出した才能はないけど責任感が人一倍強く、国を思う心で時に押しつぶされてしまいそうになる…一見頼りなさげで国を引っ張ってくリーダーには不向きに見えるけど、ブレない信念と人の話を素直に聞き入れる度量を持つ。これはまさに中国の古典が語り続けてきた理想の君子像。気が付けば衛オウよりもずっとずっと主人公然とした確固たる存在に。[ここからネタバレ含む------キョリョウが亡くなるとテンション下がって続き観るスピードが一気に落ちたし、物語自体も落ちる一方…(でもこれは史実だから仕方ない)。衛オウはいくら善く描かれててもクセのあるキャラだからいまいち同情できないというか、この人では泣けないよなぁ。------ここまで] キョリョウだけでなくエイ公家の人々は皆素晴らしい人格者として美化されてるんだけどそれもまたよし。(特にお母ちゃん!泣ける!) でもだからといって敵の魏国が典型的な悪としては描かれてなくて、各々の使命や重責を負って行動・決断している。全ての戦いは大切なものを守るためとして描かれ、合戦ものなのに反戦と人命尊重を強調しているのが、広く人々に視聴してもらうドラマとして素晴らしい演出だと思う。

衛オウ役のワン・ジーフェイ(王志飛)、この人の話し方(演じ方)は特徴的で、普段は聞き取れないくらいボソボソと平坦に喋ってるけど、人を説得するシーンでは言葉にものすごーくアクセントつけるのね、唾が飛んできそうな勢いで。それがもちろん説得力あって良いんだけど、なんせ原語がわからないのでもどかしい。どの言葉を強調して言ってるのか解ればもっとグッとくるんだろうなぁと。なのでやっぱり中国語字幕版で見直してます。


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広告さえ見れば無料。


Quick China
「大秦帝国 主題音楽録音」
サントラかと思って買ったら、これ第一期、第二期の音楽を集めたコンサート録音。
第一期エンディング曲が入ってないのが残念…。





長いものに巻かれろ


なんとなくで借りてみた、シリアスっぽい現代劇。

「再生の朝に」(2009年 原題「透析/JUDGE」 監督/リウ・ジエ 主演/ニー・ターホン)
98分
再生の朝に-ある裁判官の選択- [DVD]/ニー・ダーホン

¥4,104
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――1997年の中国。裁判官のティエンはひき逃げ事件で一人娘を失う。警察は司法機関に対して恨みを持つ者による意図的な犯行ではないかと考える。ティエンの妻は情緒不安定になり夫婦の関係にも亀裂が入り出した。
自動車を二台窃盗し捕まった青年チウの裁判を受け持ったティエン。現行法では死刑だが、まもなく施行される新刑法では明らかに極刑には相当しない。若い裁判官はあとひと月もしたら死刑にならないのに今だと死刑になるのはおかしいのではと言うが、ティエンらベテラン裁判官は、法律で定めている以上粛々と従うまでだと言い、そしてチウには死刑判決が下された。チウは上告し、続けて拘留される。――

[ここからネタバレ---------
大企業の社長リーの元に、待ち望んでいた腎臓移植提供者が現れたとの一報が。だが翌日、移植にストップがかかったと知らされる。提供を申し出たのは死刑囚のチウ。第二審での減刑を狙うためだ。だが現行法では死刑囚の臓器提供の可否の規定はなく、手術に関わり逃亡の危険など安全面を考えると困難なため裁判所が中止させたのだ。
リーの弁護士は、二審でもチウが死刑となり刑が執行されたなら、死体からの臓器提供は法律的に問題ないといい、チウの家族を説得し、チウにはもし死刑となっても社長が家族に金を支払うので親孝行ができるといって誓約書をとる。チウに面会したリー社長の妻は、腎臓をもらうために死刑が執行されるようだと葛藤する。

ティエンが犬を無許可で飼育していたことがばれて警察がやってきて犬は没収されそうになる。娘を失ったばかりの今、妻にはこの犬だけが心の拠り所。ティエンは明日許可をとるので待ってくれと懇願するが、裁判官なら法を順守しろと突きつけられる。だが犬を奪われ泣き叫ぶ妻の姿にいたたまれずついに暴力沙汰を起こしてしまった。
上司がなんとか事件を丸く収めてくれたが、ティエンは法律の名のもとに事情も心情も察してくれない警察を恨む気持ちが、今まで自分が法に従い粛々と下して来た判決を受けた側の気持ちであることに気づく。

チウの死刑執行の日。ティエンはチウが死後に腎臓提供することで彼の親に金が支払われるということを知る。
チウに銃口が向けられ死刑が執行されるというその時、ティエンは独断で中止させた。死刑が確定したのは9月だが、今日10月は新刑法の適用になる、チウは新刑法では死刑にはならない、このケースは上に報告して指示を仰ぐべきだと主張する。
チウの刑執行は保留され、ティエンは上司からひどく叱られる。

後日、チウの量刑は新刑法に照らして再審議されることになった。免職を覚悟していたティエンだが彼は始末書を書くだけで済んだ。人の命をひとつ救った、自身の判断は間違ってなかったことに心が晴れる。
帰宅すると妻が病院へ行ってきたと言う。そして医者から、まだ子供が産める体だと言われたと。(終)

-------ここまで]


シリアスもシリアス、社会派ドラマ。中国の事情を知らないので外国人としては「そうなんだー」という面が多々あって物語とは別に中国の文化というか制度みたいなのも興味深いものがあった。一人っ子政策だからみんな我が子を大切に大切にしてる、犬を飼うのは許可制、裁判官に個人的に会って情状酌量や厳罰を訴える(収賄!?)とか、死刑は確定したら一週間以内(!!)に執行とか…。

物語自体は本当に短くて大きな事件が動いたりするものでもない。ただ主人公の裁判官やその妻、受刑者、移植を待つ社長夫妻それぞれの心の葛藤をじっくりじっくり描いてて。台詞はほとんどなくその中で心情を描き上げる手法が、個人的には好き。食事のシーンが毎回少しずつ変わっていくことで夫婦の関係を現わしているような所とか。
ただ、テーマが弱いというのか、結局最後それでよかったの?というモヤモヤが残るのが微妙。でも決して、社会問題として考えさせるというテーマではないよなぁ。この映画でどういう心情を訴えたかったのか、モヤモヤする…。
邦題はちょっと意味わからん。さらに原題も微妙。透析は腎臓移植を待つ社長を意味するにしては弱いし、真実がにじみ現れ出てくるみたいな意味だとしても、そうかな?という気が。

"芝居"を全く感じさせないリアルな映画。中国の映画にこんなのもあるんだーとちょっと驚き。とてもアジア映画。


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長いものに巻かれろ
今度こそ…なレオン・ライ(黎明)の主演映画。

「ヒロイック・デュオ」(2003年 原題「双雄」 監督/ベニー・チャン 主演/イーキン・チェン、レオン・ライ)
100分
ヒロイック・デュオ 英雄捜査線 [DVD]/レオン・ライ,イーキン・チェン,フランシス・ン

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今度は刑事もの。催眠術の関わる事件を追う刑事が元心理学教授と組んで真相を追う…らしい。

――警察署内で一人の刑事がある資料を盗み資料保管庫に放火した。すぐに逮捕されたがその刑事はなぜそのような行為に及んだのか思い出せないと言う。そして催眠術にかけられたと言って、自殺してしまった。刑事のケンはこの事件を捜査するうちに、かつては警察で犯罪心理学を教え、今は殺人を犯して刑務所にいるライ教授に会う。ライ教授から催眠術を使った犯罪を起こし得るのは巷でマインドハンターと呼ばれている催眠術師だろうと聞いたケンは、ライ教授を連れて容疑者アウの家へ向かうが――

[ここからネタバレ---------
ケンらはアウのアパートを取り囲むが銃撃戦の末取り逃がしてしまう。
盗まれた資料は、今度開催される宝石のオークションの警備に当たる人物に関するもの。もしマインドハンターのアウがこれを入手すれば警備者はたやすく催眠にかけられてしまうだろう。ケンは警備者をメンバーを総入れ替えしてオークションの警備に臨むが、同行していたライ教授はケンに催眠術をかけて宝石を金庫から持ち出させ、奪って逃亡してしまった。ケンは宝石盗難容疑ですぐに逮捕されるが、何をしたのか思い出せない。

ケンは護送されるが途中でライ教授の思わせぶりな言葉を思い出し、針金で手錠を外し警察をなぎ倒して逃亡する。そしてライの過去を洗っていた恋人の刑事ブレンダと合流し、ライが誰かに脅迫されて犯行に及んだと見当をつける。ケンがオークション会場を再度調べると、配管の隙間に宝石は隠されていた。宝石が発見され警察はなんとか面目を保ちケンも保釈された。

一方、ライはアウの元へと連れてこられていた。彼は妻と、親友の妻子を人質にとられ、アウの言いなりにならざるを得なかったのだ。だが宝石は直前にオークション会場に隠してきた。怒ったアウは親友の妻を射殺し、再度宝石を盗んでこいと命じる。一時間以内に盗んでこなければ彼の妻と親友の子供たちは窒息死させると言う。
ライは宝石が保管されている保険会社に潜入して催眠術を使って宝石を入手する。そして建物から出るところを、ケンが待ち構えていた。ライが警察に囲まれているのを見たアウらは発砲し、警察との間で激しい銃撃戦が。その中でライはケンの銃弾を受け倒れる。アウはライから宝石の入った箱を受け取ると車で逃走した。
アウが箱を開けると、しかし宝石はすり替えられている。そして死亡したと思われたライは実は生きていた。ケンが撃ったのは偽の銃弾。そしてケンはブレンダとライを連れてアウのアジトへ急ぐ。

アウのアジトで真空室に閉じ込められたライの妻と親友の子らを発見するが、真空室の扉は頑丈で開かない。そこへアウが現れる。ケンが応戦しライはひたすら真空室を打ち破ろうとガスボンベで扉を叩き割ろうとする。アウの手下がブレンダを人質にとり、膠着状態に。
ケンとライは、アウの心の弱点をつかみ催眠状態に陥らせ、その隙にガスボンベを燃え盛る炎になげつけ大爆発を起こした。アウは爆発に巻き込まれ死亡。爆風で真空室の扉が開きライは妻に這い寄るが妻は目を開かない。そしてライは力尽きた。その直後妻は目を覚まし、夫の変わり果てた姿に泣き崩れる。ケンとブレンダはその様をただ見ているしかなかった…。

ライの妻は子供たちを引き取って育てていくという。
ケンとブレンダは、今愛する人と共にいられることが一番の幸せなのだとしみじみとかみしめるのだった…。(終)

-------ここまで]

なんていうのか・・・結局最後まで見ちゃったよ。
映画として構えて見るとこれはちょっとダメだろと思うけど、これがもしTVドラマだったらかなりの力作な感じがするし、駄作と言ってしまうと酷かなぁという微妙ライン…。
話がとーっても安い。TVドラマ的。ものっすごいわかりやすくて先が読めて、サスペンスなのに全くハラハラしない。全体の雰囲気や演出が日本のTV局制作の映画っぽい。すごく。踊るナントカ的な。
プラス、アクションはやっぱり香港映画らしい迫力に溢れてて、そこは日本の制作ではできないお家芸かなぁ。やたら高い所から転落したりガラスやなんやらブッ壊しちゃうのね。ただカンフー的な事は一切なくて、バトルは日本の刑事ものを見てるような気になる。日本の刑事ものサスペンス好きな人にはおすすめかも。

話はつまんないのに最後まで見てしまう、この作品の最大の魅力はずばり、豪華キャストです!!これでもかとイケメン尽くしじゃねえか!!d(゚∀゚*)
敵も味方もエグザイル的な細マッチョのイケメンばかりだからおばちゃん(私)はもう目が離せなくってw アイドル映画と言ってしまうにはアクションは本格的だし女優陣は実力派揃いなので、良いかイマイチかというと本っ当に微妙。

主演のレオンは、まぁ…作品に恵まれないのか所詮は顔が良いだけの凡人なのか。さすがにこの人はこんなもんなのかなぁという諦めが。顔が韓流スターぽいから過剰な期待をしてしまってたのかもしれない。もう一人の主人公ケンを演じるイーキン・チェン(鄭伊健)も、まぁ典型的なモデル系俳優って感じ。演じやすい役柄だし、まあこんなもんだろう。敢えて俳優として良かったかなと思ったのはヒロインのブレンダを演じるカリーナ・ラム(林嘉欣)か。この人の、もっと落ち着いた話での芝居は見てみたいかも。それ以外の人は芝居に関しては別段…まぁイケメンなので許すって感じで。顔が良けりゃ大概のことは許されるw


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2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
7勝6敗3引分け。



長いものに巻かれろ

続けてニエ・ユエン(聶遠)の出演作品を。

「関羽 -三国志英傑伝-」(2011年 原題「関雲長-THE LOST BLADESMAN-」 監督/フェリックス・チョン、アラン・マック 主演/ドニー・イェン、チアン・ウェン)
110分
KAN-WOO/関羽 三国志英傑伝 [DVD]/ドニー・イェン,チアン・ウェン,スン・リー

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言わずと知れただけど、三国時代の武将・関羽を描いた物語。原題の雲長は関羽の字(あざな)。関羽は三国のうち蜀国の有名な将軍で、あまりに強かったので伝説になり中国では神様として崇められてたりする。(日本で菅原道真が神様になってるようなものか。)彼は魏国との戦いで一時捕虜になり、魏の実権者の曹操が彼の才能に惚れこんで仲間に引き入れようと説得するも応じず、結局曹操は彼の気持ちを尊重して蜀に帰してやったというエピソードが。これは関羽の主君を裏切らない強い忠誠心を示すと同時に、曹操の武人としての心の広さを示す、三国志演義において有名な逸話。

――とある寺で木像が彫られている。等身大のその像には頭部がない。木像は完成すると立派な棺に納められた。そしてそこへ生首が届く。それは天下に名高い武将・関羽の首。住職はその首を木像の頭部として棺に納めた…。

漢王朝末期、魏・蜀・呉の三国が覇権を狙う世の中。蜀の武将・関羽は魏軍に捕らえられ捕虜となるが、魏の主将・曹操は彼の強さを見込んで自身の配下となるよう説得する。関羽は彼の軍門に下ることは拒否するが、丁重な扱いに敬意を示して一時的に彼に協力し敵将を討ち取る――

[ここからネタバレ---------
曹操は年若い漢帝を手なづけ権力を手中にしており、部下らも帝ではなく曹操に礼を尽くす。その様が関羽には許し難い。だがある日曹操は部下や帝も連れて田畑の収穫へ。関羽は帝までが平民に交じって畑仕事をさせられていることに心を痛めるが、帝は民と共に働くのは苦でもなく、逆に曹操には感謝していると言う。というのも彼は後継者争いのために長く逃亡生活を続けることになり、曹操に保護されたおかげで日々の食べ物にも寝床にも困らなくなったからだ。曹操もまた、自身の力をもって反乱軍を抑えれば民に平安の日々を約束できると主張する。だが関羽は仁義ではなく法と規律を重んじる曹操にはやはり従うことはできないのだった。

曹操は蜀の主将・劉備の家族も捕えていたが、彼らを蜀に帰すことに。劉備の側室の一人・綺蘭は関羽と同郷の娘だった。関羽はその昔、彼女を暴漢の手から救ったことがあった。そして今もひそかに彼女に想いを寄せているのだった。それに気づいた曹操は関羽に綺蘭を与えようと画策するが、劉備の密偵に阻まれる。
密偵から劉備が袁紹の元にいると知った関羽は曹操に別れを告げ綺蘭を連れて劉備の元へと急ぐ。曹操は彼の忠義心に敬意を払って後は追わないと約束した。

しかし関所関所で関羽は武将に襲われる。体中に傷を負い万策尽きたかと思われた彼の危機を救ったのは綺蘭だった。綺蘭は近くの寺へ彼を運び入れ、住職の助けで関羽は回復するに至った。関羽は綺蘭を馬車に乗せて劉備の待つ南へ向かわせ、自身はおとりとなって北へと向かう。やはり関所で襲われた関羽。だがそこへ曹操がかけつけ争いをやめさせる。曹操は既に綺蘭を保護し、今まで彼らを襲ったのは自分の命令ではないと釈明する。そして二人を送っていく。

河を渡れば目的地まであとわずか…その時またもや刺客が関羽を襲う。矢が雨あられのように馬車を襲い綺蘭は命を落とす。その悲しみと怒りに関羽は刺客を片っ端からなぎ倒していく。
一方曹操も異変に気づき関羽の馬車へと急ぐ。馬車には針山のように矢が突き刺さっている。曹操は命令に反して関羽を襲わせた部下を斬首しようとするがそれを制止したのは漢帝。関羽暗殺は部下の独断ではなく、帝の勅命だったのだ。曹操がこのまま天下をとれば民や帝自身も平安な暮らしができる、だが関羽を蜀に帰せば必ず争いは続き民の平安は奪われるだろう…それが帝の決断だったのだ。

その後関羽は劉備の元へ戻り、その後三国の戦いは続き、漢帝が憂いた通りの乱世となった。
そして魏軍との戦いで戦死した関羽の首は曹操の元へ届けられた。曹操は彼のために盛大な葬儀を執り行い丁重に葬った。曹操は思う、彼のような英雄を死に至らしめたのは、対立を続け乱れた世を収めようと努めなかった劉備や彼の軍師・孔明であると。(終)

-------ここまで]
※あくまでこの映画の物語で史実とは少し異なります。

うはっ安ッ!!ヽ(゚◇゚ )ノ
これはだいぶ面白い。超B級映画!これもし映画館へ見に行ってたら爆笑して周りのヒンシュク買いそうw
まずセットの小綺麗さが目を引く。砦が綺麗過ぎ、木材まっすぐ過ぎ、戸の立てつけ良すぎ。エキストラの着物が新品すぎ、庶民なのに顔は汚れてないし髪も整い過ぎ。とても戦乱の世とは思えない。映画なんだからもちょっと汚してリアリティ出せよ。俳優さんたちのカツラや髭が不自然。もう少し境界をうまくごまかすメイクできんのか?
そういう金銭面的な安さもあるけど、脚本もまた安い。ゲームみたいに次々と現れる強敵を関羽がばっさばっさと切り倒していくだけの話。いやそこに劉備の愛人とのラブをねじこんで女子層にアピールしてる…つもり?まーお手軽というか安易というか。中でも卞喜との戦いは最高に笑える!これはもうギャグっしょ!B級好きにはオススメ☆(o^-')b

関羽の"戦いぶり"をカッコ良く見せるためだけの映画だけど、そこはまぁ成功してるとはいえ、それ以外はだいぶ失敗してると思う。関羽はアクションこそカッコイイけどそれ以外は格好悪っ!orz。ただの義兄の愛人に横恋慕する脳筋暴れん坊将軍じゃん。演じるドニー・イェン(甄子丹)はこの人「江山美人」の壮絶なお兄ちゃん・雪虎将軍やってた実力派俳優さんよね、彼にこんなキャラ演らせないで!恥ずかしい!(>_<)
関羽がどうしても格好悪く見える最大の原因が、これ曹操の方がカッコ良すぎるのよ、イケメンて意味ではなくキャラが。美化しすぎ。こんなリーダーならそりゃ誰もがついていくさ!曹操のこの味あるキャラに関羽はすっかり喰われちゃってるのねー。どう見ても曹操が正しい。この人間の器の大きさ、先を見通す能力。理想の上司!この曹操に感化されない関羽はただの意固地なおっさん。朴念仁。(´Д`;)
この映画、曹操ファンにはアリなのかなと一瞬思ったけど、でも曹操のファンってこういう仁義に篤いキャラが好きなわけじゃないよね。これどっちかいうと劉備の領域だよねぇ。

えーとニエ・ユエンは、関羽に倒される将軍の一人、韓福。チョイ役すぎて目を引くほどではなかったけど、ちゃんと時代劇っぽい芝居でへぇぇって思った。とりあえず格好悪い役じゃなくて良かった…これでまた卞喜みたいなやられ方だったら泣くわw
あとクレジット見る限りでは「水滸伝」の呉用先生(演:リー・ゾンハン/李宗翰)が出てたみたいだけど、どこに??まったく記憶にない。ごちゃっといる曹操の部下の中の一人かなぁ?(ごめん見直す気力はない。)



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2枚ずつしか借りられない。そしてひと月に4枚借りねば損…。
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