中国語でドラマを見る-軍師聯盟 #10 | あさひのブログ
「大軍師司馬懿之軍師聯盟(全42話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第十九集]
魏王の剣は子桓の衣服を切り裂き、拷問で受けた無数の生々しい傷跡が露わになる。それを目にした途端魏王は急に笑い出し、さすが我が子だと言って去って行った。

魏王は司馬懿の元へ。彼は牢獄の崔琰の見舞いに来て泥酔しているところを兵士らに引きずられてきたが完全に酔っぱらっていて起きる様子もない。魏王はそのままにしておけと言う。
仲達は気が付くと冷たい床に突っ伏して寝ていた。のろのろと身を起こし前方へ目をやると…なんと魏王がいる!あまりのことに狼狽しひたすら平伏する。
魏王は崔琰と荀彧の謀にお前は関わっていたのかと仲達に問う。仲達は、荀令君が亡くなった日に崔尚書に会いに行った時に知らされたと答える。彼は命をかけてこの魏国を救うと言っていた、荀令君も崔尚書も魏国のために命をかけて諌めた忠臣だと仲達は答えるが、魏王はわしの子の命を逼るようなやり方をするのが忠臣なのかと返す。長子ではなく次子を世継ぎにするのがそんなに悪い事なのか?仲達は、国を治める者に必要とされる能力は、世のために自分の考えを変えることだと言う。天下の平和のために自らが折れる必要があることもあるのだ。そして真の英雄こそがそれを成せる。英雄たる魏王は当然成せるはずだと。
荀令君がお前のようなやり方をしてくれれば、命を落とすこともなかったろうに…魏王は苦笑し仲達の意見を肯定する。確かに天下を統べる者は天下のために己を変えられねばならぬ。しかし「将来"己を変えていった"子桓は、わしよりも酷い暴君になるやもしれんぞ」そう言って魏王は去って行った。


子桓が助けられてもまだ伯達は囚われたまま。伯達を救う方法はただ一つ、子桓が魏王に子建らの情状酌量を願い出ること。魏王がわざわざ仲達に会いに来たのは彼から説得させるために他ならない。子桓の性格からいって承諾するはずがなく激怒するのがおちだ。しかし他に方法はなく、仲達はやるしかないと子桓の元へ。
兄を救うために子建らを許してほしいと土下座して頼むが、子桓はやはり受け入れられない。命の危険に晒され、荀令君、崔尚書という二人の才人が命を投げ出して守ってくれた後継の座を、わざわざまた危険に晒す意味がわからない。仲達は兄が処刑されるというのなら代わりに私が死にますと言い出し、子桓はそんな無茶苦茶な道理が通るわけがないと呆れるが、仲達は子桓がかつて牢内で話した昔話…兄の曹昴が子桓をかばって戦死し、子桓は代わりに自分が死ねばよかったと思っている…その時と同じ気持ちなのだと言った。
出ていけと言われたが仲達は部屋の外でずっと土下座を続ける。
翌朝、仲達はまだ土下座を続けていた。そこへ叔達がやってくる。司馬家の皆が頼めば兄は助かるかもしれない、叔達は子桓に仕えたいと申し出、司馬家は皆で子桓を支えるのでどうか信じてほしい、どうか伯達を救ってほしいと仲達と並んで土下座する。出てきた子桓は二人を起こし、この一晩中考え、今太子の位を得るために子建や楊修を殺せば父の怒りを買い優秀な軍師を失うだけだとわかった言う。仲達叔達はこのご恩は生涯忘れず子桓に尽くすことを誓い平伏する。
子桓は魏王に、事件は崔琰が子建を後継につけようと画策したもので子建や楊修は関与しておらず罪はないと進言する。


やっと伯達は釈放された。長く冷たい牢暮らしを余儀なくされた兄のために叔達は暖かい味噌汁を作る。一口飲んだ伯達は塩気がないと言う。仲達が飲んでみるがちゃんと塩辛い。再度伯達は汁を飲むがやっぱり味がしない。と、突然伯達は口から血を流して倒れた!
医師の診察で、伯達は今流行している高熱が出る疫病に違いないと診断された。もう幾人もの死者が出ている恐ろしい病だ。仲達は急ぎ着物などを煮沸消毒させる。そして先ほど兄と同じ碗で汁物を飲んだ自分も感染している可能性があるため、自分が兄を看病すると言い家族らを遠ざけた。


[第二十集]
あらゆる手を尽くし仲達は兄の看病を続ける。数日後兄は目を覚ますと、何か食べるものを持ってきてくれと言う。仲達は急いで食事を用意するため侯吉を呼びに行く。よかった、兄は助かりそうだ。安堵したその時、急に嫌な予感がする。仲達は慌てて兄の部屋へ戻るが…。

劉備の配下・関羽が樊城を水攻めにし魏軍は大きな痛手を被った。このまま天子のいる許都にまで攻め入られたら、漢王家の血筋を名乗る劉備が天子を言いくるめその位を奪う可能性も。曹操は関羽を退けるため自ら出陣する。留守を子桓に任せ子建や子丹は王に同行することに。そして仲達も行軍司馬(軍事長)に任命され戦に赴くことになった。これにより仲達は子桓の配下を離れることになる。仲達は配下を離れても心は常に子桓の元にありますと言い、子桓は必ず生きて戻ってこいと自身の剣を渡した。
曹操が仲達を戦に連れて行くのは都に置いておくと何を企むかと心配だからだ。そんな敵だらけの行軍に入る夫を心配した春華は鎧を着こんで一緒に行くと言う。曰く彼女は十代の頃から父と一緒に戦場で戦って来たのだ、私がいなければ誰があなたを助けてくれると思ってるの?と。元より妻には逆らえない仲達は渋々了承する。

魏軍本陣にて。現在の所劉備・孫権の動きは不明で、樊城奪回に攻め入った時に関羽と呼応して来られれば我が軍は三方から囲まれる事態になる。樊城を棄てて許都の防衛に回った方がいいという意見も出る。どうにせよ関羽の狙いは許都の天子だ。目下蜀の地で孤立している劉備は人を集めるための天子というカリスマを必要としている。今天子の名のもとに従う諸侯がどれだけ残っているかはあやしいものだとしても。
と、関羽軍が魏軍の後方の町を奇襲したとの報せ。曹操は軍議を一旦解散し楊修だけを呼び寄せる。楊修は樊城奪回も樊城放棄もいずれもリスクが大きく、関羽の狙いである天子を許都から別の場所へ移動させることを提言。別の場所とは鄴城に他ならない。そして魏都は洛陽へ遷都すればよいと提じる。洛陽は古来より栄えた都市で整備も行き届いており出兵時も利便が良く南の孫権、南西の劉備ににらみをきかせられる好立地だ。

実は楊修が洛陽への遷都を進言したのはもう一つの理由があった、それは遷都することで現在鄴城に根付いている子桓を支持する勢力を削ぐためだ。洛陽で子建の支持勢力を伸ばせればまだ太子の位に望みがある。魏王はもう高齢だ、正々堂々と太子の位を受けられるこれが最後のチャンスかもしれない。
と、伝令がやってきた。王からの伝言は「鶏肋」の二文字。鶏の肋骨部分は食べられる場所が少なく"おいしく"ない、王は樊城は放棄し撤退する気だ。

仲達の元にも王から「鶏肋」の二文字が伝えられ、仲達は魏王と楊修の意図を悟る。仲達は楊修の元へ行き、遷都するにはタイミングが悪すぎると言う。今魏軍が関羽から逃げて撤退すれば軍の士気は一気に下がる。その上がら空きになった許都を攻められたらひとたまりもない。今は後継争いではなく魏国の存続を考える時だと説得する。だが楊修は、私とお前の両方が生きている限り魏国に安寧はない、この後継争いに決着がつかなければ魏国に平和は訪れないのだと真っ向から宣戦布告する。
仲達はこの行軍ではなるべく目立った行動はしないでおこうと決めていたがやはり魏国を危機に陥れるこの策を黙って見過ごすわけにはいかない、王へ関羽を退ける策を献じることに。

魏王が撤退し遷都するつもりだという噂が軍営内にあっという間に広まる。魏王は流言を撒くものは厳しく処罰すると通達し、楊修を捕らえた。わざわざ隠語を使って伝えたのにおおっぴらにして兵士たちに不安を与えた、この事態を治めるためにはお前の首が必要だと通告。楊修はこれが最も良い策であることは王もご理解いただいたはずだと言うが、魏王はこの策が子建を太子にする最も良い策であることも解っていたと返す。それが王の望みでしょうと楊修は訴えるが魏王は彼を死罪にすると言い渡し連行させた。

仲達は王の天幕へ向かう途中に連行される楊修とすれ違った。楊修は仲達の顔を見ると、ひと時の間を置いて、高笑いする。そのまま連行されて行った。

仲達は魏王に、孫権と組んで関羽と戦う策を提じる。孫権と劉備は同盟を組んでいるとはいえその経緯は複雑で長年の戦いと勢力の変化により綻びが見え始めている。荊州と江南の土地を割譲する条件を出せば孫権はかならずや食いついてくるに違いない。土地の割譲と聞いて魏王は激怒するが、仲達は今孫権と劉備の同盟を崩しておかねば、赤壁の戦い(※孫権と劉備の同盟軍に曹操が大敗した)の二の舞になると言う。


[A] 司馬懿(仲達)
文学掾。子桓の軍師。鋭い洞察力の持ち主。
[B] 曹丕(子桓)
五官中郎将。曹操の長男。後継の座を弟と争っている。
[C] 曹操(孟徳)
魏王。彼の思惑は誰にも推し量れない…。
[D] 司馬朗(伯達)
仲達の兄。子建の罪をなすりつけられ投獄される。
[E] 司馬孚(叔達)
仲達の弟。
[F] 張春華
仲達の妻。元は江湖の剣侠のようだ。
[G] 曹植(子建)
平原侯。曹操の三男。詩や音楽に長け、曹操のお気に入りの息子である。
[H] 楊修(徳祖)
主簿。子建の軍師。知識と野心に溢れた才人。

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