中国語でドラマを見る-軍師聯盟 #5 | あさひのブログ
「大軍師司馬懿之軍師聯盟(全42話)」のあらすじ。
中国語版のざっくり解読なので間違ってるところもあるかもしれません。

[第九集]
曹子桓の腹心である曹真(子丹)将軍が兵を率いて司馬府に乗り込んできた。仲達が汲布を匿ってるはずだと捜索させる。春華が激高して子丹につかみかかろうとするのを仲達は止め、この件には実は重大な秘密があると言って子丹を部屋へ招くと同時に阿照を子桓の元へ走らせる。
仲達はのらりくらりと話をし、子丹がいい加減しびれを切らしたその時、背後から汲布が現れ子丹の首に剣を突きつけた。そのまま小一時間が経ち、やっと子桓がやってきて汲布を去らせ子丹を解放した。仲達は子桓に策があると提案する。

子桓と仲達は(他人に話を聞かれないように)舟に乗る。仲達からなぜ丞相が汲布の捜索をあなたに命じたと思うかと問われ、子桓は表向きは校事の不祥事の責任を取るという名目で実際は自分を貶め弟の子建を後継にするためだと答える。仲達は言う、丞相が子建公子を後継にするつもりならばすでに立太子しているのでは?そうしないのは、長男が後継になるべきと考える朝臣が多くあなたを支持している現実があるからだ。丞相が本当に抑えたいのはあなた自身ではなくその周囲を取り巻く朝臣の力。汲布を逃して中郎将の任を解かれても丞相は必ずあなたに別の位を用意しているはず、ここで汲布を捕えれば丞相や子建公子と正面切って対決することになり退路はなくなる、と。

子桓と甄氏の夫婦関係は最初から冷え切っており、子桓は甄氏が子建の作った恋の詩を大事そうに携えているのに冷ややかな視線を送る。甄氏はそんなに嫌いなら結婚を断ってくれればよかったのにと言うが、子桓は結婚はさせられたのであって、自分は何一つ思い通りにはさせてもらえないのだと言って去る。彼の冷たさの影にある悲しみに気付いた甄氏は彼を見る目が変わっていくのだった。

子桓は街頭の監察台に立ち「仁義」と書いた旗を立てる。汲布は命令に背いたがそれは老いた母を思う子の気持ちを汲んだ仁義の行いであり、本日中に自首すれば命はとらないと広報した。
仲達は汲布を連れていこうとするが、春華は夫が嫉妬に駆られて汲布を騙している思い派手な夫婦喧嘩となる。根っからの文人である仲達には武術に長けた妻に抵抗して汲布を連れて行くことはできなかったが、汲布自身が子桓を信じて自首すると言い、春華にも止めることはできなかった。
子桓はじっと待ち続ける。日が傾き噂を聞いた人々が集まって来た。離れた所には荀令君、満寵といった朝臣の姿も見える。そしてやはり汲布はやってきた。集った人々は本当に自首してきたこの仁義の男を殺すべきではないと口々に声を挙げる。子桓は公言通り汲布を殺すことはしないと人々に確約する。

子建に仕える楊修と丁儀は子桓が民衆の心をつかみ株を上げた事に危機を感じ、丞相に報告してすぐにでも汲布を処刑させようとするが、曹操は夜も更けたといって面会を拒む。楊修は子桓の今回の行いは司馬仲達が仕向けたものだと確信する。
曹操は密かに汲布を連れて来させる。誰に言われて自首したと問うが、汲布は子桓の仁義という言葉を信じ自らの意志で自首したと答える。それに逃げて野垂れ死ぬくらいなら英雄と名高い丞相の手にかかる方が本望だと。
曹操は満寵に今日の現場に司馬懿は来ていたのかと問うが、彼はこの一日ずっと家にいたことが密偵の報告からも明らかになっているとの返答。なんと司馬懿は山のように動かずこの事態の行く末を静観していたのか…。
続いて子桓がやってきた。命令通り汲布を捕えたが、命は助けてやってほしいと請願する。そんな条件を許した覚えはないがと言うと子桓はこう答えた、もし彼の命を救えば民衆は父の寛大さに心服することだろう、もし彼を処刑するというのならば、自分が民に対し嘘をついたと汚名を被るだけで父の名は決して傷はつかない、と。

[第十集]
いくら曹子桓が罪に問わぬと言っても曹操がひとたび命じれば汲布の首は簡単に落ちる…春華は心配でいてもたってもいられない。また伯達も曹家のお家事に首を突っ込むような真似をするなと仲達を叱る。大丈夫だと言う仲達の言葉を誰も信じようとはしない。

その夜、子桓は監察台にやってきて昼間に掲げたままの「仁義」の旗を眺める。父は明日どのような審判を下すのか…。仲達から授けられたのはこの「仁義」の二文字だ。彼は言ったのだ、今や丞相・曹操を恐ろしく思わない者はいない、だが彼もかつては一介の将軍で幾多の苦難を乗り越え己の力で道を切り開いてきた、そして彼の目的はこの乱世を平定し人々に安寧の暮らしを与える事なのだ。厳しいお父上はそのようなことを表面には出さないかもしれないが、必ずやこの「仁義」の二文字は心の中に存在しているはずだ、と。天下を治めるとは人々を思い通りに支配することではない、人々に平安を与えることなのだ。もし公子がその志を継いで行きたいと真に願うのなら、お父上の威厳を損なうことなく弱点を突け、そう言われた…。
阿照は気になって監察台へ行ってみると、そこにはやはり子桓がいた。阿照は子桓を励まし暖かい狐の毛皮のマフを渡し、しばらく二人で語り合う。
夫が一人監察台へ行ったと聞いた甄氏は毛皮のコートを持って行くが、監察台で少女と楽しそうに語り合う夫の姿を見てそのまま戻っていった。

翌朝、監察台に現れた曹丞相。縄をかけられた汲布が衆前に跪いている。曹操は「仁義」の旗を下ろし汲布の肩にかけた。そして民衆に向かって言う。「わしはとある事件を思い出した。麦畑の側を行軍していた時の事だ。わしは畑を荒らしてはならぬ、畑に入った者は斬首すると命じ、皆馬から降りて歩いていったのだ。ところがわしの馬が突然暴れて麦畑に入り苗をだめにしてしまった。わしは法を守らねば天下に顔向けできぬと自ら首を刎ねようしたのだが、そこにいた将士も百姓らも誰彼がやめてくれと申す。そこでわしは自分の首の代わりに髪を切って皆に詫びた。
さて、この汲布は法を破った。この違反者を殺さねば国の法は守られず、情け深い心をもつこの者を殺せば仁義に反する。わしは思った、天下の百姓(※一般人の意)の命だ、百姓らが彼を赦すべきと思うなら赦そうではないか!」曹操は刀を振るう…汲布の首が落ちるかと皆目を背けるが、刀は汲布の髷を切っただけであった。曹操は汲布に、お前の命はこの曹操が与えたのではなく天下の百姓が与えてくれたことを忘れるなと告げる。民衆は皆心服し万歳を唱えた。


子桓は校事府を統率するにはまだまだ力不足であったと牌を返還するが、曹操は約束通り汲布を見つけたのだから校事府は続けろと牌を再び託す。不意に曹操は盧という馬を知っているかと訊く。千里を走る駿馬だがその主に不幸を呼ぶと言う不吉な馬だ。曹操は今日お前を助けた奴(司馬スーマー)は明日にはお前に仇成す(盧馬ルーマー)かもしれんぞと笑うが、子桓は立派に御してみせるので安心してくださいと答えるのだった。
子桓は馬場へ。仲達ももう逃げはしなかった。
もう退路はないし退くことはしない、父の目指す天下の平安を実現するため前へと走り続けるのみだ。

仲達は子桓府に招かれ仲間達に紹介される。その中には曹子丹将軍の姿もあり、彼はまだ仲達に顔をひっぱたかれた(※身動きのとれない子丹の顔に蚊が止まったため仲達が叩いて退治した)事を根に持っている。兄弟の契りだと言ってひと甕の酒を強引に飲ませた。酔いつぶれた仲達は膳に突っ伏して動かなくなってしまい、その様子を見て皆大笑いする。
と、そこへ甄氏が酔い覚ましの湯を持って現れた。美しい甄氏に劉楨、呉質は茫然として見入る。まだ酒宴は始まったばかりだが突っ伏している仲達以外は皆酔い覚ましをおし頂いて飲み干した。
子桓の宴会の席で劉楨、呉質が甄氏に平伏せずじろじろ顔を眺めていたと聞いた卞夫人は大変無礼な事でそれを見咎めなかった子桓をも厳しく叱りつける。それを耳にした曹操は劉楨、呉質を流刑に処する。


[A] 司馬懿(仲達)
丞相府の養馬(馬の世話係)。鋭い洞察力の持ち主。
[B] 曹操(孟徳)
丞相。漢朝廷の事実上の支配者。司馬懿が己をも凌ぐ才能の持ち主ではと警戒している。
[C] 曹丕(子桓)
五官中郎将。曹操の長男。郭嘉の後を継いで校事府を司る。司馬懿を軍師に迎えようと何度も頼んでいるが応えてもらえない。
[D] 曹植(子建)
曹操の三男。詩や音楽に長ける。
[E] 楊修(徳祖)
主簿で子建の軍師。知識と野心に溢れた才人。
[F] 甄宓
子桓の妻。子建に心惹かれていたが子桓と結婚させられた。
[G] 張春華
仲達の妻。元は江湖の剣侠のようだ。二児の母。
[H] 郭照
張春華の義妹。阿照と呼ばれる。子桓に恋するも司馬家と曹家の危うい関係に心痛める。
[I] 汲布
校事。元は江湖の剣侠。張春華と何かしらの縁があるようだが…。
[J] 曹真(子丹)
霊寿亭侯。子桓の従兄弟で腹心の将軍。


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