クラゲの不思議: 全身が脳になる? 謎の浮遊生命体

水族館で人気のクラゲの生態に迫る「クラゲの不思議」は、小学生にもわかるように丁寧に書かれています。そのゆらゆらとした正に不思議な形は美しく、言葉には表せない魅力があります。子どもにもその魅力は伝わるようで、水族館に行けばクラゲをじっと眺める子どもたちがいます。

水族館に出向く前に読むのもいいですが、できれば知識のない状態でクラゲを楽しみ、それからこの本を手に取って欲しいと思います。読んでから、もう一度クラゲに会いに行けばさらにクラゲのとりこになるでしょう。

なぜ、魚は泳いでいるのか?なぜ、フジツボは岩にくっついて生活しているのか?なぜ、クラゲはフワフワと浮遊しているのか?

クラゲだけでなく、ダーウィンの進化論だけではすんなり納得できない生態の不思議について考えるきっかけを作ってくれることは間違いありません。

 

 

 

テーマで調べる日本の地理〈1〉ふるさとの自然

地理の学習が始まったら手に取りたい「日本の地理」シリーズです。図書館に行けば、この手の本はたくさん社会の棚に並んでいますが、その中でも一押しなのが岩崎書店の大型本です。見た目は教科書っぽくて子どもはなかなか手に取りたがりませんでしたが、読み始めたら面白いと苦なく読み進めていました。

とにかく書きっぷりがよく、テーマごとに深く掘り下げてあるのでただの知識としてだけでなく、深くまで理解できるように工夫されています。

図書館で探して、第一巻から順に読み進めてもいいですし、子どもが興味を持った順に借りてもいいでしょう。

学校の教科書や塾のテキストとは違い、ストーリの中で地理を身につけていくことができる優秀なシリーズです。

もちろん家庭学習にも活躍します。

 

 

 

 

 

 

小学生のための ことわざをおぼえる辞典

ことわざは小学校の国語でも単元があり、中学受験対策にも欠かせない項目ではありますが、このために時間をさくのは大変です。楽しみながら、学習ではなく遊び感覚で身につけられるのがこの「ことわざをおぼえる辞典」です。五味太郎のイラストは文句なしに子どもの心を掴み、するすることわざが頭に入っていきます。

この本の素晴らしいところは、イラストだけでありません。ことわざごとに<つかってみよう>というセクションがあり会話文の中でことわざを使い、子どもが素直に理解できる工夫がしてあるところです。気に入ると、役になりきって読み聞かせてくれます。

腹八分に医者入らず つかってみよう

「ごちそうさま」

「あら、もういいの?」

「だって、腹八分に医者入らずだもの」

「八分どころか半分も食べてないわ。ははあ、体を細くしようと......。」

「ばれたか。じゃ、もう少しだけ食べるわ」

そのほかにも、語源や同じ意味のことわざも紹介されていて、何度も読み返しても読み応えがあります。

 

入学祝いのプレゼントに、大人にも子どもにも喜んでもらえぴったりです。

 

 

 

楽しく学ぶ 小学生の地図帳

 

小学校で使っている地図帳です。「置き勉」と称して学校に教科書などを置いておくようになってから全く持って帰ってこなくなったので、自宅用に全く同じものを用意しました。歴史物の伝記や、児童文学を読み進めているときに横に置いておくと簡単にその地理を調べられて一気に地理の力が伸びていきます。

リビングや子供部屋に日本地図のポスターを貼ったり、地球儀がある家庭も多いかと思いますが、高学年になってくるともっと詳しい位置を確かめたくなります。

学校で使っているものとあえて同じにすることで、この一冊により慣れ親しみ、調べるスピードも上がるので効率よく調べ、情報を得られるようになります。素早く調べられるようになれば、調べることを億劫に感じなくなるので、自ら調べるようになります。

 

 

 

 

ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫)

 

児童文学の古典「ドリトル先生シリーズ」は井伏鱒二の翻訳版で読んでもらいたいのです。少し古めかしく見える表紙絵に、子どもが手に取るのをためらうようなら、第一章だけ読み聞かせをしてあげるといいでしょう。声に出すと、井伏鱒二の訳す日本語の読み進めやすさに気がつくと思います。

 

このシリーズの素晴らしさは、語り尽くすことが出来ませんが、物語の面白さに魅せられた読者は、ストーリ展開を楽しむだけではなく、歴史、科学、地理、生物などあらゆる分野の知識に触れ、一気に興味の幅を広げることになります。

 

ロフティングは、第一次世界大戦中に戦場から息子たちに読ませたいと書き送ったのが「ドリトル先生」の始まりだったと言われています。また、当時の時代背景から障害や人種などについて差別的な表現があります。読者が理解できる範囲で、そのことについても話しをしてあげると安心です。それぞれの本の巻末には出版社から読者に向けて、丁寧な説明文があるので一緒に読んでから読み進めるのも一つの手です。

 

このシリーズは小学校の図書室に必ず揃っているので、借りて読み進めるのがお勧めです。