ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫)

 

児童文学の古典「ドリトル先生シリーズ」は井伏鱒二の翻訳版で読んでもらいたいのです。少し古めかしく見える表紙絵に、子どもが手に取るのをためらうようなら、第一章だけ読み聞かせをしてあげるといいでしょう。声に出すと、井伏鱒二の訳す日本語の読み進めやすさに気がつくと思います。

 

このシリーズの素晴らしさは、語り尽くすことが出来ませんが、物語の面白さに魅せられた読者は、ストーリ展開を楽しむだけではなく、歴史、科学、地理、生物などあらゆる分野の知識に触れ、一気に興味の幅を広げることになります。

 

ロフティングは、第一次世界大戦中に戦場から息子たちに読ませたいと書き送ったのが「ドリトル先生」の始まりだったと言われています。また、当時の時代背景から障害や人種などについて差別的な表現があります。読者が理解できる範囲で、そのことについても話しをしてあげると安心です。それぞれの本の巻末には出版社から読者に向けて、丁寧な説明文があるので一緒に読んでから読み進めるのも一つの手です。

 

このシリーズは小学校の図書室に必ず揃っているので、借りて読み進めるのがお勧めです。