「MARIGOLD」初観戦 2025.2.20 @後楽園ホール(後編) | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

前スレッドで、女子プロレス団体「MARIGOLD」初観戦の前半まで記した。

全6試合中、4試合までを記したが、ここまで試合構成や色合いを上手く使い分けてパッケージとしてよく見せていたと感じた。

残り2試合。

当然、ベルトのかかった団体の本領を見せないとならない。

5試合目のセミファイナル・マッチは、ユナイテッド・ナショナル選手権試合30分1本勝負。

王者桜井麻衣vs挑戦者ちゃんよた戦。

桜井選手は「スターダム」から移籍した組みで、スターダムでは貴婦人キャラで観戦に来てる男性客を下人扱いするマイクパフォーマンスがお約束だったが、「マリーゴールド」では正統派映え女子系レスラーって感じか?

対するちゃんよた選手は、外部のレスラー。

マッスル系で、そこらの女子プロレスラーとは違う身体の作りをしている。

かつてパワーリフティング新人戦で優勝経験を持つ。

この方結構レンジが広いのか、警察官~AV女優~YouTuber…と経歴が凄い!

互いのカラーのぶつかり合いといった試合で見応えもあった。

挑戦者ちゃんよた選手のパワーは目を見張るものがありました。

しかしながら、試合は桜井選手が受け身の取れないグロリアスドライバーを放ち、すぐさまSTFを極めギブアップを奪った。

2度目の防衛に成功。

 

最後6試合目、メインイベントはツインスター選手権試合30分1本勝負。

いわゆるタッグマッチの選手権試合である。

現王者チームは、ベテラン高橋奈七永と若手スーパールーキーの山岡聖怜。

挑戦者は「スターダム」移籍組の2人、林下詩美とビクトリア弓月の両選手。

なんでも、高橋&山岡組は「パッション親子」と称され、高橋選手の「パッション!!」の連呼パフォーマンスにも着いていってる。(笑)

トリを飾る若き山岡選手の動きがどうか注目すべきポイントか。

だが、試合途中で山岡が高橋とタッチしリング下に降りると、横にいた知人が「あれ、大丈夫ですかね?ヤバいんじゃないですか?」と言うので、リング内の動きに集中していた自分はそこで気付くと、セコンドだけでなく医療スタッフやらリングアナらが集まって来る。

かなりのダメージを受けてた模様。

知人が「どこかで頭打ったんじゃないですかね?」と言う。

実際、セコンドが一度山岡をリング下に入れたところを見ると、吐いてしまったのだと思う。

しばらく高橋選手のロンリーバトルが続くが、そこはベテランでしっかり繋ぐ。

ひょっとしたら、山岡選手リング復帰出来ないかな?と思ったが、プロレスラーは強いよ。

足元に力があまり入らないような感もあるが、リングで技をしかけていく!

この頑張りに、高橋選手も出来るかぎりのフォローもする。

そして24分33秒、山岡選手がプロレス技のクラシック、ジャーマン・スープレックス・ホールドをビクトリア選手に放ち3カウントで勝利!!

いや、よくやった。

これで「パッション親子」高橋&山岡組の防衛勝利!

試合後もセコンドと高橋が山岡選手を支えているのが判ります。

それでも高橋選手の「パッション!」連呼のパフォーマンスにも付き合い、場を盛り上げていた。

2階では、レジェンド長与千種ら「マーヴェラス」軍が視察に来ていた!

 

初の「マリーゴールド」観戦は、なかなかの出来でした。

新興女子団体な分、まだ選手も育成途中が多いとも思うし、団体エースのジュリア選手を欠いている中では充分と言えるのでは?

あと、付いてる客層が良い!

声援や手拍子、ヤジは適度。

この日は正直、後楽園ホールキャパの半分いたかどうかの集客だったが、そのくらいでも観客の盛り上がりが秀でていたのには驚き。

 

この日の試合模様はこちらでチェックして下さい。

 

そして、残念な知らせ…。

やはり、山岡聖怜選手は「病院で検査の結果、軽い脳震盪が見られるため、しばらくの間欠場致します。」と団体が発表。

充分に回復してまたリングに戻ってきて下さい。