「MARIGOLD」初観戦 2025.2.20 @後楽園ホール(前編) | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

一昨日、初めての「MARIGOLD」を観戦。

マリーゴールドと言ってもあいみょんの歌ではなく、新興女子プロレス団体である。

ここ数年、プロレスファンの知人が同じ女子プロレスの人気団体「スターダム」に熱をあげ、「一緒に行きましょうよ!」と誘われ何度か足を運んだ。

その知人は元々スターダムに所属していた「ジュリア」選手を推していた。

しかしながら、昨年ジュリアを筆頭に、林下詩美、MIRAI、桜井まい(現:桜井麻衣)、弓月(現:ビクトリー弓月)ら選手が、スターダム創設者のロッシー小川氏と共にスターダムと袂を分かち、新たに興した団体。

他にも、新たな選手を迎え入れたり、育成したり、レスラー数も20名ほど所属するくらい急激に進捗してきた。

だが、団体エースのジュリアは世界最大のプロレス団体「WWE」へ所属してしまう…。

で、知人が「マリーゴールドも行きましょうよ!」と誘ってきた。

「もう、ジュリアはいないですけど…」と言うと「いいんですよ、カワイイ子たち多そうだし」と。(笑)

確かにプロレスは見た目も重要な要素でもあるが、スターダムを離れてどんな団体であるのかは興味深い。

 

先日2月20日の後楽園大会へ2人で足を運んだ。

今回、席は珍しく北側スタンド。

以下のような光景で観戦。

意外と目前にリングが見えるし、普通に見る目線の高さの先は選手の腰の辺りで観易い。

上掲画像は、この日の第1試合タッグマッチ戦で、瀬戸レア & リアラ vs 勇気みなみ & 咲村良子戦。

昔の男子プロレスなんかだと、第1試合は若手が限られた技しか使えない試合で選手のガッツと力強さを見せるものだったが、もう最初から各自色んな技を使いながら自己アピールをしている。

結果は9分23秒瀬戸レアが咲村良子をキャメルクラッチで勝利。

ちなみにこの大会カードは、

第1試合:タッグマッチ 瀬戸レア & リアラ vs 勇気みなみ & 咲村良子 

第2試合:シングルマッチ 石川奈青 vs メガトン 

第3試合:6人タッグマッチ 

 青野未来 & 翔月なつみ & 後藤智香 vs 野崎渚 & CHIAKI & 松井珠紗 

第4試合:次期ワールド王座挑戦者決定戦 MIRAI vs ボジラ 

第5試合:セミファイナル・ユナイテッド・ナショナル選手権試合

 <王者>桜井麻衣 vs ちゃんよた<挑戦者>

第6試合:メインイベント・ツインスター選手権試合

 <王者組>高橋奈七永 & 山岡聖怜 vs 林下詩美 & ビクトリア弓月<挑戦者組>

という組み合わせ。

 

第1試合終了後に「マリーゴールドへの参戦希望選手が来場していますのでご紹介します!」とアナウンス。

そこに現れたのは、何やらセクシー系お姐さん。

「ベストボディ・ジャパン・プロレス」という団体の山中絵里香。

やっぱりセクシーです。(笑)

本人の挨拶が終わると、自分たちに近いななめ後ろの本部席まで来て観戦することに。

 

テンポ良く見せて観客を惹きつけてからの第2試合は、もはやプロレスに必須要素となったコミカル要素を押し出した一戦。

いわゆるヒール系あんこ型ペインティングレスラーのメガトンと、時々対戦相手の模倣で登場したりもする石川奈青の一戦だが、いきなりアナウンスで「本日、石川奈青は都合により参加出来ません!」と言うではないか。

一部観客が「えー…」と声が出る。

自分も、代理選手がやるのかと思っていると、また別なペイントレスラーが登場。

おそらく石川選手がメガトン選手を茶化した仕様で登場したと思われる。

ギガトンって言ってたような。(笑)

案の定、お互い同じ動きや試合アプローチを見せながら笑いを取る展開に。

6分56秒エビ固めで石川奈青ギガトン勝利。

 

第3試合は、青野未来 & 翔月なつみ & 後藤智香 vs 野崎渚 & CHIAKI & 松井珠紗の6人タッグ戦。

ここで、レフェリーに上がった方が後ろ姿でも、女子プロ界レジェンド・レフェリーのトミー蘭( 現:Tommy)と思えたので、知人に「レフェリー、トミーさんじゃないですか?!」と言うと、選手コール後のレフェリー・コールが終わるや、大「トミー」コールが!

皆もそう思ってたんだね。(笑)

しばらく試合が出来ない程のトミーさんへの応援ヤジ(?)が飛ぶ。

トミーも手を振ったり、頭下げたり、人差し指を口に当てたり、嬉しさと困惑が相まった感じ。

さて、試合は6人ともなると当然場外乱闘が起きます。

で、どうやら松井選手は、対戦相手と同じ仲間として戦ってきたが、今回の野崎渚率いる「ダークネス・レボリューション」と言うヒール(?)に寝返っての6人タッグ戦だったらしく、因縁も含んだ展開に。

そしてトミーさんの絶妙な試合展開のサポートとレフェリングは素晴らしい!

結果は、11分43秒ラエビ固めで松井選手が後藤選手よりフォール勝ち。

 

ここまで、テンポの良さ、新参者紹介、コミカル系、因縁系場外乱闘と、コース料理のように上手くパッケージとして見せているなと感心。

この日の半数の試合を消化すると、次の試合が実は重要な一戦となります。

その試合=第4試合は、団体のトップベルト「MALIGOLDワールド王者」選手権試合への出場を賭けた挑戦者決定戦。

MIRAIvsボジラの一戦。

MIRAI選手は「スターダム」からの移籍組の1人で、スターダム時代はとても元気で成長著しく先が楽しみな選手だった。

対するボジラ選手は外国人選手で非常に大柄。

それだけでパワーファイターと判る。

このタイミングでこのカードは正解だったし、二人もその重要性も解っていたと思う。

この日一番のベストバウトだった!

とにかく、迫力が有った。

技の重さや、互いの意地が伝わった。

最後は、パワーボムからエビ固めでボジラがMIRAIを下し、次回ワールド王者戦の対戦相手となった。

 

と言うところで、セミファイナル戦とメインイベント戦は次回に。

試合詳細はこちらをご覧ください。