空飛ぶ鯨 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

先日、女優の上野樹里女史が鯨を追うドキュメンタリー番組を観た。

運よく赤ちゃんクジラを目撃するのだが、生後3週間で3メートルもある!

現存する地球上の生物で最大なのは鯨である。

 

話は変わるが、今から50年前の今日、12月20日の事。

二人組のフォークデュオがデビューしたのだが、そのデビュー曲が「空飛ぶ鯨」だった。

これは「ちゃんちゃこ」と言う北方義朗氏と松村忠佳氏からなるグループの代表曲になった。

デビュー曲の「空飛ぶ鯨」は二人の作ではなくて、シンガーソングライターのみなみらんぼう氏(「ウィスキーの小瓶」「山口さんちのツトムくん」の作者)のペンとなる。

50年前の1970年代は公害問題を発端に、現代で言う「エコ」の発想の礎となった時代とも言えよう。

「空飛ぶ鯨」もメロディーは軽快さを持っているが、歌詞はそんな環境問題へ警鐘を鳴らすようなおとぎ話風なもの。

タイトルの可笑しさと裏腹に可哀そうな内容だ。

当時、ちゃんちゃこはテレビにも出ていてこの曲はスマッシュヒットした。

ちなみに、2ndシングルは「黄色いカラス」だった。(笑)

 

実はもう1曲同名異曲がある。

厳密に言えば「空飛ぶくじら」とクジラは漢字でなくひらがな表記。

こちらは、ちゃんちゃこの「空飛ぶ鯨」の2年前、あの巨匠!大瀧詠一のソロシングル。

こっちの曲は、曲調があの頃のブリティッシュポップスが醸し出す哀愁感がある。

ちなみに作詞は江戸門弾鉄氏…松本隆の別称。  

 

現在、日本は捕鯨国なので、グローバル思考と相対している。

自分は捕鯨もマグロ漁もしなくていいと思っている。

が、それを生業にしている人を見過ごす事は出来ない。

まして「食」は文化の一部にもなってしまっているし…。

そういう反対運動団体もただ反対するのでなく、それで生きて行かねばならない漁師や関係者の次を提示する運動をしてもらいたいものだ。

(スペインの闘牛も、カナダの子供アザラシの撲殺猟も同様だ。)

 

最後に、実は今年渋谷で空飛ぶ鯨を目撃したんです!

…す、すみません!