昔住んだ通りと、怪し気なカフェと、マイペースな猫たちと | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

本日、野暮用で新宿へ。

70年代~80年代を新宿で過ごしたので、かつての住処のあった通りへ赴いた。

本日は10月というのに結構暑く、一休みしたいなと思っていたところに、何やら怪しげな風貌(?)の店を発見。

象に馬に犬に猫に…と動物が多い上、何とも言えない雑多感…。(笑)

私の前を歩いていた女子2名も立ち止まりスマホで撮影しだした。

「おいしい珈琲とインドオムラ」と書いてあるのでカフェ喫茶店の類なのは間違いないだろう。

入口が開いているので中をと伺おうとしたら、お店の方が気付き「いらっしゃいませ、お一人ですか?」と訊かれたので、こうなりゃ入店するしかない。

入店するや「おタバコは吸われますか?」矢継ぎ早に訊かれ「いいえ」と答えるや、「奥へどうぞ!」と奥へ行くと「四人掛けのテーブル使って下さい。」と促され、ちょっぴり申し訳ない気分で座る。

表の雑多感同様、店内もこれぞ雑多!という怪しげな雰囲気がします。

それでも、着席率は9割で人気の高さを感じた。

店内は、アートや写真や人形や、コミックや、業務に関するものスタッフの私物のようなものも一緒くたに有って、しかも決して綺麗ではない、はっきり言えば古さと汚さも充分にアピールしてくる空間。

これは、生理的に「NO」となる方と、「なんだか面白そう」となる方と二派に別れるだろう。

私は明らかに後者です。(笑)

本当ならその雰囲気を撮影したかったが、前述のようにお客さんが多いので断念。

食べログの「内観」写真で雰囲気だけでも感じて下さい。

遅くなりましたが店名は「カフェ アルル」だそうです。

カフェと謳うと今時はスイーツが売りだったりするものの、こちらのお店はそんなもん一つも無い!(笑)

ドリンクと、食事のみ。

ちなみに、表の看板にあった「インドオムラ」はインド・オムライスの略称のようです。

 

着席してしばらくすると、お水とお通し(?)が登場。

輪切りのバナナとジャイアントコーン!

よく見ると皿にはカワイイ猫の顔が。

で、アイスコーヒーを注文。

アイスコーヒーとレトロな容器にガムシロップとコーヒーフレッシュが入ってきた。

普段コーヒーはブラックで飲むので4分の1ほどブラックで飲んで、せっかくなのでガムだけ半分ほど入れ、コーヒーフレッシュは入れずにいただく。

(このコーヒーフレッシュを使用しなかった事が、後にプチ騒ぎを招くのだった…)

アイスコーヒーで喉を潤しつつ、この興味深い店内を見渡す。

自分が座ったところは周囲がコミック本だらけ、『ワンピース』、『鬼滅の刃』、『スラムダンク』、『バガボンド』、『ギャラリーフェイク』、『沈黙の艦隊』、『美味しんぼ』、『ブラックジャック』等々、新旧のコミックがざっと並んでいる。

すると、その本棚の角に鎮座する思いがけないものを発見!!

猫だーーーーーーッ!!

本物の猫ですーーーーー!!!(嬉)

もう慣れているのか、どんなに前を人が通っても気にせずにひたすら眠りこける。

だが、この子だけではなく、さらに客慣れした子も!

店のマスターに餌をせがみ食べ出す猫も。

上掲画像は敢えて切ってますが、猫の後ろ足はお客さんの座っている椅子の上にあります。

餌を貰って満足するかと思いきや、今度は自分の右隣のテーブルに。

何やら周囲を伺い、何かに焦点を絞ったような感じ…。

すると自分の膝の上に乗り、テーブルの上を伺うやサッと飛び乗って、使用しなかったコーヒーフレッシュを全力で舐め始めたのだった!

こちらは嬉しくてしょうがないのだが、果たしてこれを舐めさせて良いかは飼い主であり店の意向もあるので、「すみません、猫がミルク舐め始めたけどいいですかぁ?」と声を出してみた。

すると、従業員数名が飛んできて「ダメでしょって言ってるでしょ!」とテーブルの下に降ろされてしまったニャンコ。

そして、行き場が無いような感じで、仲間のいる一角で寝始めたのでした。(かわいい。笑)

このタイミングでコーヒーも飲み終えたので、レジで支払いを。

アイスコーヒー400円也。

ちなみにニャンコは、ずっと寝てる子が「石松」で、くいしんぼうの方が「次郎長」だそうです。(笑)

 

そういえば昔この通りに住んでいた頃、捨てられた子猫が勝手に我が家に住み着いて家族になったっけ。

ベンケイと名付けたその猫も他界して三十年ほど経つか…。

 

店を出て、右に曲がったらそこには、木彫りの猫像がナポリタン食ってやがった。(大笑!)

次郎長クンみたい!(笑)