十二周忌、名優大滝秀治の言葉 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

自分が子供の頃から、ありとあらゆるドラマや映画の脇役として存在感を放っていた往年の名優大滝秀治氏の十二周忌が本日10月2日。

大滝氏は大正14年生まれで、劇団民藝に1期生として入所。

個人的には、NHKの朝の連続テレビ小説シリーズであの大竹しのぶのデビュー作「水色の時」の出演が最初の記憶か?

「北の国から」、「特捜最前線」、「前略おふくろ様」、他、大河ドラマも10本も出演している。

あと、「キンチョール」のシュールなCMとか!

脇ながらも、好々爺、頑固者、正義漢、悪人、etc…、どんな役もこなせた。

当時は、よく出るベテラン俳優のイメージだったが、自分が年寄りになると、こういう脇役で存在感ある俳優さんに興味が強くなる。

名古屋章さん、小林昭二さん、下元勉さん、等々、みたいなね。

 

さて、そんな大滝秀治さんの名言と言うのがある。

「自信の上には奢りがあり、謙遜の下には卑屈がある。決して、自身に堕ちるな、謙遜に満ちるな。」というもの。

なるほど、深い言葉です。

自信を持って人は生きたいはずですが、適度なところで留まるという制御、また日本人の美徳である謙遜も過ぎると卑しい人になりかねない、そこら辺を自己コントロール出来ないとあきまへん!と言う事でしょう。

わたくしは奢り高ぶるのは嫌いで、謙虚にいようと思ってますが、そうか謙遜も適度にしておかないと卑屈になってしまうのか…。

改めて、心に染みる言葉です。

 

大滝秀治さんは2012年10月2日、肺扁平上皮がんのため逝去。享年87歳でした。