「大怪獣ガメラ」をGyaoで | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

日本の数多ある怪獣映画の中で、「ゴジラ」と双璧を成すのは「ガメラ」であろう。

その記念すべき第1作「大怪獣ガメラ」がGyaoで期間限定無料配信していたので先ほど観賞。

ガメラと言えば、ゴジラ以上に子供の味方と言う印象が強い。

で、その第1作ってどうだったっけ??全く記憶が無い…。

観賞したら、まず自分の記憶(と言うよりイメージ、印象?)ではカラー作品だと思ったが、まだ白黒フィルムでした!

1965年作品なので、「ゴジラ」から11年も経っている。

でも、1960年代でやはり子供を対象にしていると白黒なのかな?

ただ、白黒だからこそのファンタジー感ってあります。

ゴジラ同様に原子爆弾で北極に眠るガメラが甦り、核の威力でより狂暴化し、自身のエネルギーとなる火力または炎をもたらすエネルギー源を求めて南下、北海道に上陸して日本を舞台に暴れる。

特撮映画なので、やはりその特殊効果が重要となる。

「ゴジラ」は特撮の神様である円谷英二がいたが、「ガメラ」の制作は大映で、本来チャンバラ劇が十八番の会社。

しかしながら、ゴジラに負けない特撮に仕上げている。(ただし、この11年前の1950年代に、あの「ゴジラ」はやはり凄過ぎる。)

クレジットには、「特殊撮影:築地米三郎 特撮美術:井上章」とあった。

調べたら、築地米三郎氏は円谷英二門下だそうで納得。

井上章氏は、ガメラ自体のデザインにも関わり、アンチ特撮気風の大映で虐げられながらも大映倒産まで「ガメラ」シリーズを担当されたそうな。

 

話は本編内容に戻り、自分の印象にある「ガメラは子供の味方」と言うのはもうこの第1作の時点でさりげなく描かれる。

子役時代の内田喜朗(後にはジャニーズ事務所に移り、アイドル、青春スターとして活躍した)を救うシーンがあった。

そして、こんな大事に至る現場で、いとも簡単にこの内田喜朗演じるトシオがガメラとの最前線に入り込んでくる。(苦笑)

事あるごとに、子供が「ガメラはいい奴なんだ!」と連呼することで「ゴジラ」以上に子供支持を狙ったらしい。

結末は、何ともなネーミングの「Z作戦」と言うアメリカと当時のソ連(現ロシア)が援助し合いながら何故か日本にその設備を密かに建設していて、本編中、世界各国の有識者が日本に集まり、ガメラ対策するシーンで流暢な日本語を話す外国人が何人も登場するシーンがある。

で、その登場する外国人俳優さんたちのクレジットが酷い。

アルファベット一文字のケースはたまに見たが、姓名でなく、姓だか名のどちらだけのクレジットって…?!

 

ガメラの最後は、そこを利用してガメラを生きながら火星に飛ばすというもの。(苦笑x2)

「ゴジラ」の第1作は鑑賞者を大人対象にしていたが、「ガメラ」はやはり子供マーケットが主力のようです。

しかしながら、前述の白黒だからこそのファンタジー感もあり、今の大人もそれなりに楽しめます。

 

無料で「Gyao」にて、来年1月18日まで「大怪獣ガメラ」が観賞出来るので、この年末年始にでもご観賞下さい。