この12月5日に、ソウルミュージックの基盤づくりに大いに尽力した「スタックス・レコード」の創始者であるジム・スチュワート氏が他界した。
享年92歳。
ソウルミュージックの代表的レーベルと言えば多くの人が知る「モータウン」であるが、そのモータウンに続くのが「スタックス」だったのでないか?
メンフィス・サウンド、メンフィス・ソウルの立役者と言えるでしょう。
ルーファス・トーマスとカーラ・トーマスの親子を皮切りに、ブッカー・T&MG's、オーティス・レディング、サム&デイヴ、エディ・フロイド、アイザック・ヘイズ、等、のスターとヒットナンバーを次々と世に送り出した。
60年代~70年代半ばまでは、数多のソウル・ヒットを出したが、1976年に倒産。
その後、音源は他のレーベルが権利を持ち引き続きレコード・CDと商品は流通していた。
2000年代には、ジャズレーベルから大きくなった「コンコード」が権利を買い取り、過去の音源に加え新たな作品も聴く事ができます。
せっかくなので、幾つかそのヒット曲を。
後にアレサ・フランクリンがカバーしてさらヒットしたオーティス・レディングの「リスペクト」。
次は映画「ブルース・ブラザーズ」でもお馴染み、サム&デイヴの「ソウルマン」。
個人的に「スタックス」で一番カッコいいのでは?と思うアイザック・ヘイズ「シャフト(黒いジャガーのテーマ)」。
改めて、ジム・スチュワート氏に心より哀悼の意を送ります。
STAX、カッコいいレーベルでした!