1週間前の話だが、久々のライブへ。
青木孝明と言うシンガーソングライター&ギタリストの10年ぶりの新譜発表のレコ初ライブ。
青木氏は、ムーンライダースの鈴木博文のレーベル「メトロトロン」からデビューし、その後も自身の活動とともに綿内克幸やザバダック、あがた森魚らのサポート・ギタリストとしても活躍。
さらには中野にて、珍しい“中古ギターストア&カフェ”「ギター・エキスポ/オルタネイティブ・カフェ」も営んでいる。
そして会場はライブハウスとしては珍しい神保町にある「試聴室」という場所。
初めて行ったが、パッと見が全くライブハウスに見えない…。(笑)
だが、中は天井が高くグランドピアノが設置されており、そのギャップに驚く。
(どこからグランドピアノを中に入れたんだろう…?)
コロナ禍で多少ゆとりある席組みながらソールドアウト!
さて、ライブはと言うと、ニューアルバム『声』を中心に2部制の内容。
青木氏はギター(エレキ&アコギ)、ピアノ、さらに楽器を持たずに1曲披露。
サポートは伊藤隆博氏1人で、ピアノとトロンボーンを担当。
新作『声』は、会話で使う声だけでなく、心の声や、声に出せない思い、それらを含めて「声」と捉えて制作したようだ。
自身書下ろしの新曲はもちろん、カバー、セルフカバー、インストゥルメンタル含め全11曲、で、ヴォーカル、ギターだけでなくベース、キーボード、パーカッションも演奏。
こちらの勝手なイメージだが青木氏はメロディ、ギター、サウンド、そういった「音楽」の部分が先に見えてしまうが、収録曲の1つ「僕は待っている」の詞の、
♪ 瞳は光を待っている
深い闇を照らす
闇は僕ら自身…
と云う言葉が自分の中でリフレインして仕方なかった。
その青木氏自身の「声」はと言うと、ちょっとだけほんの少しだけ個性的。
上手く表現出来ないが、僅かに掠れる感じの声質で、日本語なのに普通の日本語の置き方(?)とこれまたほんのちょっとだけ違うと言うか他者と差を感じる不思議さがある。
強いて言えばタケカワユキヒデに似た感もある。
曲によって2人の使用する楽器もいろいろと変わり、2時間以上のライブも飽きずに楽しめました。
途中、張り替えたばかりの弦で演奏中にチューニングがずれてやり直したり、カバー曲の歌詞が上手く歌えずにアンコール時に再度挑戦などのハプニングもあったものの無事終了!
アットホームな雰囲気に包まれたライブでした。
前述の「僕は待っている」がYouTubeに上がってたのでアップしておきます。
この日の配信もツイキャスにて今月30日までやってるようですので、よろしければ。
また、レコ発ライブツアーは、2/5名古屋バレンタインドライブ、2/6大阪雲州堂にて綿内克幸と一緒に。
そして東京は追加公演ワンマンライブが3/26中目黒FJ'sにて。