映画「ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション」 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

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不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

先日、映画「ジョーン・ジェット/バッド・レピュテーション」を鑑賞。

改めて、ジョーン・ジェットという女性は闘い続けるロッカーだと認識。

本来なら、ブルース・スプリングスティーンやU2のうような社会派ビッグネームスターの位置にいてもおかしくないのだが、「女性」であることなのか?インディーで自己コントロールを続けるせいか?ネームバリューが思ったより上に行かない。

それも、やはり彼女が普段ならスルーしたり、近づかないようにするような事も、真っ向から受け止め立ち向かう「闘魂」ゆえなのだと思う。

 

元々は女性バンド「ランナウェイズ」のギタリストとしてデビュー。

カッコいいバンドだけど、どうしてもVo.シェリーのランジェリー姿が当時の男性には意識が行ってしまい、バンドそのものはきちんと評価されなかった。

そのシェリーをグラビア・モデル同様に扱った日本の出版社と篠山紀信が解散の原因だと知り、当時の日本男児としては映画を観てて申し訳ない気持ちに苛まれる…。

 

その後、自身のバンド「ブラックハーツ」を引き連れて、自分がメインの音楽活動を開始。

日本のドラゴン・アッシュがカバー(?)した「アイ・ラブ・ロックンロール」の大ヒットを放つ。

マイケル・J・フォックスとロックバンドをテーマにした映画「愛と栄光の日々」にはロッカーだけでなく女優として演技力を魅せてくれた。

メジャーな活動しつつも、インディーの立場でメッセージを発し続けることもやめない辺り、やっぱカッコいい!!

このスタンスは本人も去ることながら、公私とものパートナーのマネジャーであるケニー氏の存在が大きい。

実は、2000年前後くらいに渋谷クアトロで彼女の来日公演を観た。

驚いたのは終演後に、会場のあるビルを出ると、バンが1台止まっており、その中に彼女がいて、ファンがそのバンを囲んでサインを求めている光景!

さらに驚いたのは、彼女は誰か数人にサインをするのはファンに対して公平でないと言う理由から1人につき1回のサインを求めるファン全員にサービスし、その仕切りや道路にファンが出ないように交通整理までもケニー氏がしていた!!

ライブ以上に、その行動に感動したのを今も覚えています。

 

やさしさに溢れながらも闘い続けるジョーン・ジェットはカッコいい!

映画は11月12日までシネマート新宿にて公開中

では、タイトルにもなった同曲のMVを。