前スレッドで、クーピーペンシル等の懐かしいイケてる(当時は)ペンシル系を紹介しました。
鉛筆は当時ごく当たり前の文房具だったけど、どこかのタイミングで完全にシャープペンシル(シャーペン)がその立場、市場を逆転しました。
自分も、もちろんシャーペン派にすぐ変わりました。
何と言っても、カチカチッとノックして芯が出てくるところに、未来感もっと言うとロボットのようなSF感すら覚え魅了されていきました。
それに、替え芯を継ぎ足すのも、アタッチメント装着のような気がして自分の中ではカッコいい物と思ってた。(笑)
さらに、この事で鉛筆削りをしないでよいのが楽だった!
さて、今回はその鉛筆削りに焦点を充ててみます。
自分がガキの頃は普通に「鉛筆削り器」があったのですが、少し前の年代だと自分でナイフで鉛筆を削っていましたね。
とは言えナイフは当たり前だが刃物。
無闇に刃物を子供に預けておくことも難しく、図画工作などでもハサミでは切れないカットも必要になると、数多くの子が所持していたのが「ボンナイフ」!
これですよ、これ!
簡易なカミソリようなもので、ナイフと言うよりもカッターですね。
これで、鉛筆を削る器用な人がいました。
自分は超不器用なので、今もナイフで鉛筆が削れません。(苦笑)
でも、このボンナイフは何かを作る際にはほんとお世話になりました。
で、当時、自分らの周りで流行っていたのが、このボンナイフを1度分解して、本体の中に入っている紙(金銀系の光り、光沢のある紙です)を取り出して、本体と刃物の間に隙間を作り、気持ちスカスカにするのです。
それから、収まっている状態で刃物部の上を親指でパチッと跳ねると、ジャックナイフのように片手で刃物が出てくるようになるのです。
これが、男の子には不良性のカッコ良さがあって、流行っていました。
地域によっては、「ボンナイフ」と言わずに「ミッキーナイフ」とも呼ばれていたようですね。
おっと、鉛筆を削る話から脱線してしまった。
最も簡易な鉛筆削りは、「クーピーペンシル」にも付属していた手のひらに乗るタイプ。
昔は、プラスチックのケースなんて無かったな。
穴に鉛筆を入れて回すと削れる。
でも、一番至る所にあったのは、据え置きダイヤル式手動のもの!
これです!!
上部のつまみを寄せて上半分部を引き出し、穴に鉛筆を入れる。
画像では見えないですが、背面に取っ手がありダイヤル式のように回す事ができ、それで鉛筆が回転し削れていくというもの。
そして、けずった屑は下半分のプラケースの中に溜まるので引き抜いて、ごみ箱の上でひっくり返しごみを捨てます。
しかし、この後に高度成長期の日本はこれさえも電動式にしてしまった!
うちにも、上掲画像と全く同じものがありました。
いや、懐かしい。
これは、電源コードを差し込み、穴に鉛筆を入れ、軽く押すと勝手に鉛筆が削れていくという代物。
削り終わると、穴の左下にあるランプが点いて完了の合図となる。
当初、これがうちに来た時は面白くて、どんな鉛筆もどんどん削って、まだ使える鉛筆さえも削りまくり、鉛筆の使命を果たす前に鉛筆が短くなっていくと言う、なんとも本末転倒な事態を引き起こしましたっけ。(笑)
今は、シャーペンばかりなのですが、たまには鉛筆買って使ってみようか?
そして、ナイフで鉛筆を削れるようになってもみたい。(笑)