先日、テレビで「何故、仮面ライダーはオートバイに乗るのか?」という話があった。
作者の石森章太郎(当時)が、影のあるヒーローを描きたく、当時は不良のアイテム的イメージのあるバイクを使用しようと思いついたそうな。
そう言えば、現在東京MXテレビで最初の「仮面ライダー」(2号編)が放送されていますね。
今は居酒屋経営の佐々木剛さんの若き姿が拝見できます。
それはともかく、オートバイに乗るのはヒーローものの走りとなる「月光仮面」の影響かと思ってました。
そんな子供たちの憧れで、変身する“正義のヒーロー”ものの最初である「月光仮面」が放送されたのが今から遡ること62年前の今日(1958年2月24日)だったのです。
私は、再放送や後々の振り返る番組などで知ったので、当時の子供たちの夢中度やその時代感を体験出来ておらず残念ですが、それでも白い手ぬぐいを頭や顔に巻いたりして月光仮面になった気で遊んだ記憶はぼんやりとある。
この月光仮面、テレビ放送黎明期の放送だったため放送形態がちょっと変わっていた。
第1回放送は18時~18時30分に放送したが、2話以降は月曜~土曜の18時~18時10分という枠で、週6回たった10分の放送になる。
後に、日曜の18時~18時30分→日曜19時~19時30分とゴールデンタイムへと移行したらしい。
「月光仮面」は実はわずか1年5か月の放送で、その間、5部(今風に言えばシーズン5)まで作られた。
そんな各シーズンのオープニング映像を1つにまとめた動画を見つけたので貼っておきます。
謎の月光仮面なのに、彼が乗るオートバイにはちゃんとナンバープレートがある。(笑)
ちなみに「む 8328」とあった。
で、このオートバイを「ムーンライト号」と言うが、この放送時にはまだその名は付いていなかった…?
自分の世代だと、1972年に「正義を愛する者 月光仮面」というのが正式タイトルのアニメ版月光仮面が放送され、こちらはリアルタイムでも観た記憶がある。
この番組内では「ムーンライト号」と呼んでいたっけ。
そうそう、1つ子供心に関心したことがあって、このアニメ版の主題歌は、なんと実写版の月光仮面と同じ歌詞に全く違う時代に合ったかっこいい曲になっていたのだった。
このアニメ版の曲は三沢郷さんという「サインはV」や「デビルマン」などの子供向け番組の曲も作った作曲家。
よく、歌詞をピッタリとはめて、まったく違うでもカッコいい曲にしたもんだと思う次第です。
仮面ライダーももはや全く違うものになってしまった時代に、月光仮面はどう子供たちに映るんだろう?