先週、綿内克幸というシンガーソングライターのライヴ会場へ。
もうかなり前だが、簡単に彼のアコースティック・ライヴの事を記したっけ。
しばらくは弾き語りを中心にアコースティック・ライヴを繰り広げていた。
しかし、今年はデビュー25周年ということでデビュー時にライヴをサポートしてくれたメンバーと“初心に戻る”的な感じでバンド・サウンドで久々にライヴを行なった。
デビュー時は、日本の音楽シーンは「渋谷系」なるキーワードが花盛り。
彼の作品も、フリッパーズ・ギターをプロデュースしたチームが担当し、ザ・コレクターズのメンバーやカーネーションのメンバー、等々が参加して支えていた。
今回のライヴは、ドラムスに阿部耕作、ベースに小里誠(共に exザ・コレクターズ)、ギター&キーボードに盟友でマルチプレイヤーの青木孝明、を従えてのステージ。
さらには、ゲストでメトロトロン・レーベル(ムーンライダースの鈴木兄弟によるレーベル)時代の盟友の青山陽一が登場。
ほんのりとした切なさとちょっとお洒落感も顔出す良心的J-POPの作風は、どれも適度に近しい距離を保ってくれる。
それが実に心地よい。
せっかくなので、数曲紹介。
まずは個人的に好きな「smile」。
あと、ファン支持率が高い代表曲2曲も。
デビュー曲「恋の5000マイル」。
続いて「ルビー・チューズデイ」的アレンジの「君がいた夏」。
もう1曲1stアルバムから「Lady Lemonade」
正直、本人も彼のファンもとても奥ゆかしくてライヴは盛り上がりたいのに盛り上がるのを自制するような感じが多いのだが(笑)、この日は本人&客席も久々のバンド・サウンドということでかのっけからテンション高し。
やっぱりバンドっていいな!~そんな感じをとても思わせてくれるステージだった。
途中の生ギターのマイクのトラブルなんかも、むしろ「さあ、どうする?!」みたいなノリでステージも客席も楽しんでしまう位の大人の余裕を感じさせた。
何でも、このメンバーで新作を作る事が決まったよう。
スタジオもいいが、いっそライブ盤なんてのもいいんじゃないのかな?
ちなみにこの日のセットリスト。
これからも頑張ってほしい。