綿内克幸アコースティックLIVE | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

綿内克幸 というシンガーソングライターがいます。

1990年代に登場したブリティッシュ・ポップスの匂いを漂わす作風のミュージシャン。

あの頃は「渋谷系」という音楽ジャンルが流行っていましたな。

綿内氏もその路線に乗るお洒落さとメランコリーをブレンドした感じで、ほどよく切ない作品が好きでした。

デビュー時に、Mr.チルドレン・高野寛のオープニングアクトや英国のスクィーズのオープニング・アクトに抜擢されたあたりにその音楽性が伺えたものでした。

ただ、本人はどこかで反発心があったのか、「ボクはブクロ(池袋)系です。」と言って、渋谷系シーンとは一線を引きたがる発言が目立ち、シーンの波にも乗り切れず、また独自路線を作ることも出来ずにいつしか表舞台から降りていきました。


今は、自主制作でCDもライブも組み立てて、地道にその活動を継続していて、昨夜は「オルタネイティブ・カフェ 」というカフェでアコースティック・ライヴを行なった。

メンバーは当時綿内克幸の名相棒であった青木孝明と二人してギターで弾き語るという内容。

(ちなみに「オルタネイティブ・カフェ」は青木氏の経営らしい。)

場所もカフェなので20人ほどの席しかなく、立ち見も若干出て25人くらいか?

男女比はまさに半々で、意外に野郎人気が高いのにちょっとビックリ。

実は、二人での共演は10年ぶりとのこと。

彼らが奏でるアコースティック・ギターとハーモニーはおじさんの私になかなか心地よく響いた。

途中、青木氏がエレキギターに持ち変えるも、「生」な感じは崩れずに大人の味わいをキープし、最後は綿内克幸をサポートしているメンバーが2名参加し音的にも花を添えて終了。


70年代~80年代の音楽や流行は、もはや普通に懐かしく思ってましたが、90年代ももう随分と遠い思い出になりつつあるなと感じ、終演後一人焦っていました…。(苦笑)