ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~(2019.2.19@両国国技館) | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

先週、悪役レスラー“アブドーラ・ザ・ブッチャー”の引退式の模様を記した

そのセレモニーをも盛り込んだプロレス大会が「ジャイアント馬場没20年追善興行~王者の魂~」である。

1999年1月31日にジャイアント馬場選手は鬼籍に入られた。

あれから20年が経ちました…奥様であり「全日本プロレス」の影のプロデューサーでもある元子夫人も馬場さんの後を追ってしまったこともあり、ジャイアント馬場がますます過去の人になって行きそうなところにこの大会。

速攻でチケットをプレ予約しました。

会場の両国国技館は入場口を入った通路に人!人!人!!

物販や出演選手のサイン会などもあってもの凄い混雑ぶり。

奥の通路ではかつての馬場選手の写真が展示されていた。

そしてこの日は国内外から数多のレスラーが参加。

日本だけでも、下の画像にあるほどの各団体のレスラーたちが集結!

各団体同士の対抗戦、交流戦などもう普通になって随分と経つが、ここまで集まるのはまず無いことです。

そしてこの日はちょっと奮発して升席での観戦。

客席に人が少ないのは前述の通り、通路の物販に行ってるから。

場内には在りし日の馬場選手の映像や宣伝ビデオが流れている。

そして、かつての「全日本プロレス中継」のテーマであり、馬場選手の入場テーマ曲でもあり、日本テレビのスポーツ中継のテーマだったあの曲が流れ映像を締めくくると、暗転しいきなり客席内に鳴り響いたのは♪イノキ、ボンバ、イエッ!イノキ、ボンバ、イエッ!と「燃える闘魂」でアントニオ猪木が登場!

いやぁ、馬場入場曲の直後に猪木の入場曲が流れるなんて、もうありえないよ!!

猪木は敢えてリングには上がらずにコーナーポスト下から挨拶。

猪木が出れるのも元子夫人がいないからでしょうね。

最後はお約束の「ダァーーーーーーッ!!」で締めた。

しかし、ジャイアント馬場は「馬場さん」と皆言うが、アントニオ猪木は「猪木!」と呼び捨てになる…何を言わんや、という感じですね。(笑)

 

いよいよ試合開始!

第1試合は上掲画像の選手たちによるバトルロイヤル。

この面子に急遽ハリウッド市川も参加。

タイガー戸口=キム・ドクが懐かしい!

試合結果は、百田光雄の優勝。

 

第2試合は8人タッグマッチ 30分1本勝負。

結果は、岡林裕二(大日本)が同じく大日本の若手野村卓矢を仕留め勝利。

 

第3試合は「ストリートファイト・トルネードバンクハウス8人タッグデスマッチ 30分1本勝負~1度は見たい!グレート小鹿さんのドロップキック!炸裂なるか!?返礼品は机パイルドライバーでお願いします~」と言う長い試合ネームが冠付けられた試合。

馬場さんが元気だった頃の付き人大仁田とやられ役のグレート小鹿が久々の顔合わせ!

で、!

大仁田が後期高齢者の小鹿社長の頭をパイプ椅子で本気で殴る!!(苦笑)

結果は、鈴木秀樹が佐藤光留を片エビ固めで仕留める。

 

そしてこの試合後に、アブドーラ・ザ・ブッチャー引退セレモニーが取り行なわれました。

そこからの第4試合。

時流で言えば新日本プロレスで活躍中のタイチが目玉なのでしょうが、自分的にはこの2人が一緒にいることが感慨深い。

全日本プロレス一筋の“赤鬼”渕正信と“組長”藤原喜明!

結果は、タイチが渕を首固めで極め勝利。

 

第5試合は3WAYタッグマッチ 30分1本勝負。

新日本組みの勝利。

 

第6試合は通常の4人タッグ戦。

新崎人生(みちのくプロレス)が老いてない!!

素晴らしいです。

結果は丸藤(Noah)が望月成晃を下し勝利。

 

第7試合、この日これが個人的には一番の期待したカード!

馬場さんが元気な頃の、「全日本プロレス」と「新日本プロレス」の成長株だった6人!!

最後は現「全日本プロレス」社長の秋山準が西村修をエクスプロイダーからの片エビ固めでフォール勝ち。

 

ついにセミファイナル!

マスカラス兄弟の登場。

 

マスカラス兄弟はもう覆面だけでなく身体も隠しての登場ですが、ファンを喜ばそうと発奮してくれました。

また、ご老体になってしまった2人を活かして試合の流れを作るカズ&NOSAWA組は上手い!職人の域ですね。

最後は、ミル・マスカラスがNOSAWA論外にダイビング・ボディプレスから片エビ固めで勝利。

 

そしてメインイベント。

ここは、新日本のチャラいエース棚橋と全日本のチャラいエース宮原の初遭遇が話題でしょう。

それなりに個々のキャラを押し出して、それなりの面白さはあったけど、こういう時こそ我が道を行くストロング・スタイルの関本大介が逆に目立つ!

そしてカッコいい!!

最後は宮原健斗がヨシタツをスープレックスホールドで仕留め終了。

その後、宮原はお得意のマイク・パフォーマンスで絶好調な感じ。

前にも書いたが、華もあるし、若いし、饒舌だけど、肝心のプロレス技に凄みを感じさせてくれないとなぁ…。

その後もマイク掴んだら離さない人なので、私はここで退散。

 

それにしても馬場さんを偲んで、こんなにレスラーも観客も集まるなんて、凄いことです、ホント。

まさかのイノキコール、ダァーーー!、ブッチャーコール、ハンセンコール、ドリーコール、「行っちゃうぞバカヤロー!」、等々、久々にそして中にはこれが最後になるコールと大声出してプロレス観戦しました。

ぜひ、今度はあの頃の「全日本プロレス」OBを中心に集まって追善興行して欲しいですね。

 

最後にこの興行詳細はこちらでどうぞ