先日、当ブログで紹介した「ボヘミアン・ラプソディ」スレッドで、配給・制作の“20世紀FOX”社は自社の顔のオープニング・タイトルバックにミソつけてばっかりなことをちょろっと書いたが、海外の映画のオープニング・タイトルバックは他社は結構パロディや洒落をかましてくれて粋だったりします。
MGMのライオンを猫に変えたり、コロンビアピクチャーの女神の背景へ飛んでいくと本編の映画の舞台になったり、等々、作品によって、会社の顔でもある“オープニング・タイトルバック”を上手く活用しています。
日本の映画会社と言えば、松竹の富士山、東宝のよくわからないキラキラした放射状の映像、と今ひとつパッとしない。
唯一、インパクトのあるものと言えば「東映」のオープニング・タイトルバックだろう。
これこれ!
この映像、正式タイトルがあるんだそうで「荒磯に波」と言うそうです。
ちなみに撮影場所は千葉県銚子市の犬吠崎海岸。
これは1950年代から、時代時代で撮り直しリニューアルしながら、現在に至っています。
で、年末にある個人の方がこれをそのままオブジェにしたとネットで見ました。
それがこれ!
なるほどー、考えましたね。
この作者の方が自身のツイッターに上げたところ、粋なことに東映から「素敵なクリスマス・プレゼントになりました。ありがとう」とコメントが来たそうで。
なんかいい話ですね。
映画館で映画を見る前の、予告編とこれらオープニング・タイトルバックを見てから「さ、いよいよ本編だ!」といつも多少なりとも胸が躍ります。