自分が幼い頃の話は、覚えてるものもあれば全く覚えていないものもある。
私の初恋の女性は後々親から“ピンキー”だと聞かされたことがある。
“ピンキー”とは1960年代に活躍したグループ“ピンキーとキラーズ”のVo.のピンキーこと今陽子女史。
「恋の季節」という大ヒットを飛ばし、テレビでもしょちゅう見かけた。
自分は“ピンキーとキラーズ”は知っていたが、その方が自身の初恋の人だなんて記憶は一切無い。
ただ、彼女らが主演のテレビドラマがあって、それを毎週楽しみに見ていたのは記憶にあるのだが…。
先週の話ではあるが、とにかくそのピンキーこと今陽子さんが新作発売を記念したライブにイープラスの招待で行ってみた。
場所は、“eplus LIVING ROOM CAFE&DINING”と言うライブレストラン。
渋谷のプライムビルの5階。
e+が提供している店があるのは知っていたが訪れたのは初めて。
この日は、20代のサポート男子をバックに御年67歳の大ベテランが熱唱。
いきなり前述の「恋の季節」を歌ったので「え?このカードもう切っちゃうの!」とビックリ!
ただこれはどうやら新作に収録した2018年バージョンのアレンジ。(締めは当時のアレンジで歌いました。)
この後も、カバー、ピンキラ時代のナンバー、Xマスソング、ジャズ・ミュージカル・ナンバー、そして26年ぶりの新曲「This is my season~“今”を生きる~」まで怒涛の披露。
かつて、本場NYで音楽・舞台の留学経験もあり、持ち前の男気?!(この方、イメージでは宝塚の男役OGのような感じがしてまして)で歌もトークも自信に満ち溢れていらっしゃいます。
この日、聞いて驚いたのは、実は“ピンキー”は当初は若かりし頃の女優篠ひろ子で行くことになっていた、という事実!
へぇー!篠さんてそんな前から芸能界にいたんですね?知らなかった。
また、ここ何年もライブで共演した故・西城秀樹さんのデビュー曲をカバーした際には「(共演時は)彼が登場する時は、いつも私が腕を出しエスコートしていたのですけど、調子が良い時は軽く手が添えられる程度でも、体調が良くない時は彼の体重がグッと私の腕にのしかかって結構大変な時もあったんです」なんて話まで…。
いずれにしても古希を迎えようとする世代の方が、新曲、新作、若者とライブ、と充実した芸能生活を過ごされているのを目の当たりにでき、こちらも嬉しくなってきます。
このまままだまだお元気で歌い続けて下さい、初恋の人(?)よ!
ちなみにこの日私の隣の隣には、何度か舞台も観た女優の水沢有美さんがいらしてました!
(これもビックリ!)