たまには母校を訪ねようと昨日、出身大学の東京大学(大嘘!)を訪ねた。
実は、毎年10月第3土曜日は東京大学が一般開放をする日。
それを「東京大学ホームカミングデイ」と言う。
今年は、17回目となる。
過去に、東大球場やこの赤門は訪れた事があるが、東大内部の散策は初めて。
赤門を潜り、可愛いトートバッグに入ったパンフレットを貰う。
まず最初に訪れたのは「総合図書館」。
上掲画像は総合図書館正門前のプラザ。
右に見えるのが総合図書館本館。
ここをツアーで案内してくれる企画があり、こんな時でもなけりゃ一般人が入館できることもないので朝イチのツアーに参加。
残念ながら内部は撮影不可だが、古さと最新機器が融合されすごい建物です!
大正時代に関東大震災で一度全壊したが、かのロックフェラー氏から現在の価格にして100億円!もの寄付を貰って建替えたものを色々と改築しながら現在に至っている。
ちなみに当時残ったレンガ基礎の一部がモニュメントとして残されていた。
ちなみにこの総合図書館には現在約120万冊の蔵書があり、さらにもう180万冊を収容(計300万冊)出来るし、他の東京大学施設の図書館を合わせると合計で950万冊以上収容できるというのだからビックリ!
続いても普段は東大生でもなかなか足を踏み入れることが出来ない「懐徳館と庭園」へ向かった。
敷地内の門も開いてます。
その先に懐徳館という木造和風建築の迎賓施設がある。
この日は館内でお茶会を催していました。
この向こう側に加賀藩前田邸時代に作られたという庭園が広がる。
元々は池だったが、現在は枯山水のような無水池状態。
こんな大きな一枚岩橋も。
そしてここから懐徳館を眺めるとこんな感じ。
池と言えば、東京大学のメインと言える本郷キャンパスの中央には有名な池がありますね、行ってみましょう!
じゃん!三四郎池です。
かなり大きな池です。
最近は池を見ると水を全部抜いてみたくなります。(笑)
この三四郎池の周囲を歩くと、結構なトレッキング状態。
女性はヒールなどで行ってはいけません。
ここはやはり加賀藩前田家の育徳園心字池と言うものだったが、夏目漱石の名作『三四郎』の舞台となり、「三四郎池」と呼ばれるようになった。
しばし、東京大学の校舎美を愛でる。
なんか外国にでも来た様な気さえする。
建築は、東大総長も務めた内田祥三、東京駅で有名な辰野金吾、彩の国さいたま芸術劇場などを手がけた香山 壽夫、等々が担当している。
さてここで一度本郷キャンパスを出るために弥生門へ。
本郷キャンパスの他に、浅野キャンパス、弥生キャンパス、と3エリアからなる東京大学。
その浅野キャンパス脇にある石碑を見に行く。
それが、
「弥生式土器発掘ゆかりの地」の碑である。
1974年、この地の発掘調査により、二条の溝と貝層、弥生式土器等が検出されたことに由来する。
しかし、最初の弥生式土器の発掘は1884年に根津においてであるが、何分古い話なのでそこの発掘場所は現在も明確に特定は出来ていない。
この石碑は言問通りに面している。
この言問通りを歩き、もう1つのキャンパス「弥生キャンパス」へ向かう。
こちらが弥生キャンパス唯一の門「農生門」。
字から想像がつくように農学部のキャンパスである。
実はここにいつの時代でも若者に人気の銅像の別バージョンが存在している。
それは、忠犬ハチ公!
ハチの飼い主はこの東京大学農学部博士の上野英三郎氏で、この両名の像が設置されています。
そしてこの像の後ろに見える校舎がまたモダン!
軽井沢にでもいるみたい!
正確には校舎ではなく「弥生講堂アネックス」と言って講堂としての機能を持つ建物。
こちら弥生キャンパス農生門は本郷通りに面している。
本郷通り沿いに本郷キャンパスの正門があるので、今度は正門から入りましょう。
これが東京大学の正門。(赤門は正門ではないのです。)
このまま入場すると、東大のシンボルの1つでもある銀杏並木が、有名な安田講堂まで続きます。
学祭のように模擬店が林立する中、道の中腹辺りでパフォーマンス用の広場があり、いろいろなパフォーマンスが繰り広げられる。
学生のフォルクローレバンドや、
何故か、今や数少ない“がまの油売り”まで!?
まさか東大OB?!
そして、このパフォーマンスや模擬店が繰り広げられている銀杏並木を抜けると、そこは東大のシンボル安田講堂!!…なのだが、長くなったので続きは次回に。