前スレッドではローリング・ストーンズに触れて、今日は6/9で“ロックの日”と、言うことで!フォークソングとカントリー・ウェスタン音楽について。(笑)
以前「自由学園 明日館」見学について記しましたが、その帰り道のこと。
最寄りの池袋駅の前まで来たら、何やら音が鳴り、いい匂いが…。
ついつい釣られて、その方向へ向かうと「池袋西口公園」=池袋ウェスト・ゲート・パーク(略してIWGP…でも私はアントニオ猪木が創設した新日本プロレスのベルトを思い出すのだが…苦笑)で大掛かりな音楽イベントが行なわれていた。
せっかくなのでちょっと覗いてみることに。
ステージには池袋の有志が集まってカントリー&ウェスタン好きのおじさまがたがセッションバンドとして演奏中。
すると、そこに特別ゲストだとある人を呼び込む。
なんと俳優の寺田農氏!
何でも、ご本人はカントリー・シンガーを目指していたものの、なぜか俳優の道を進んだと言っておりましたが、それほどカントリー&ウェスタンがお好きだったんですね、知らなかった。
寺田氏と言えば日テレ学園ドラマの祖「青春とはなんだ」で学園をドロップアウトしたニヒルな十代の橘クン役をやられた方だし、とにかくもう名脇役の神的存在で「前略おふくろ様」とか大河ドラマや2時間ドラマは常連、海外の「拳銃無宿」でスティーブ・マックィーンの吹き替えや若い方には「天空の城ラピュタ」のムスカ大佐の声と言えば通りが早いか?
歌もよかったです!カントリーが上手い!
カントリー・ミュージックって若い頃はなんかいなたいというか野暮ったい感があり敬遠してたこともありましたが、爺になるといいですねー。
ゆったり感も無理のないアップテンポ感も。
ま、よくよく考えたら、イーグルスやジャクソン・ブラウンといった当時は“ウエスト・コースト・サウンド”なんて言われたポップ/ロックを聴いて育ったので、それらのルーツはやはりカントリーだし、ロックンロールもブルースとカントリーの融合音楽ってことを思えばカントリー&ウェスタンの素養も自分の中にはあったんですね。
今や、アメリカのカントリー界も普通にポップスですからね。
もはや現代のポップ・アイコンであるテイラー・スゥイフトも実はカントリー・シンガー。
寺田農に続いては、お笑い“三四郎”小宮がマンドリンで登場!
嘘です!(笑)
なんか似てるなぁと…、それより注目したのも上掲画像を撮ったのも、このセンターマイク!!
いやっ、激渋!!!
1940~1950年代頃に流行ったマイクの感じですね。
コーラス時など、メンバーみんな楽器を持ちながらセンターマイクに集まって歌うってのも今となっては見栄え、インスタ映えがします。
思えばブルーグラスって生で聴いたことは無かったな。
そして、ライブハウス・シーンでかつてからお名前はうかがった事のある女性シンガー、ケイコ・ウォーカーさん登場。
カッコいい!
ロック色が強くて、本物のアメリカの中西部のバンドの演奏を聴いているかのよう。
ケイコさんは帰国子女ですかね?
MCで、日本語の中に入る英単語はやたらネイティブな発音になるという(笑)あの典型なトークです。
いやぁ、彼女のバンド演奏を聴けたのはラッキー!
と、あともう1ステージで終了というところで、この日は帰宅しないとならない時間になり中座となる。
翌日も仕事終わりで再訪。(苦笑)
懲りないねぇ。
いや、昔っからフォーク&カントリー音楽ばかり聴いてましたので、、、はい嘘です…。
目的は、、、
青空の下で飲みたいだけ!
でもね、青空の下の酒は美味いのよ。
さらに目の前で音楽やスポーツが展開されていたら、この上なく幸せなわたくし…。(呆)
前日はカントリー・ウェスタンの演奏だったが、この日は、フォーク系アーチストの演奏とのこと。
着いた時は“CALL IT…SINGS”と言う男女キーボード・デュオのユニットが登場するところだった。
フォークと言うより普通にJ-POP。
優しい感じの曲調とMCが暑さに茹るおっさんにはオアシスのようです。(笑)
いや、ほんと暑かったです!
そんな猛暑に、続いての登場は“ドンアルマス”というナイロン弦ギターのインスト・デュオ。
スパニッシュ系のサウンドが暑さをいい意味で演出してくれた。
続いては“マイペース”。
ようやくフォーク系の方が登場。
「東京」で有名ですね!
つい歌ってしまった♪東京へは、もう何度も行きましたねー、いい曲です。
当時は男性3人グループでしたが、今はギタリストはグループを離れ、女性キーボーディストを迎えた3人組で活動中だそうです。
やはりヒット曲を持つ方が登場すると客席のテンションが上がります。
暑いながらも多くの人が会場にいます。
引きで撮った1枚。
ついでにステージ裏側からの1枚も。
機材上のむぎ茶のペットボトルがなんか可笑しい。
そして、この日のトリ、いや2日に渡るイベントの大トリは、日本で最も売れたシングル盤の記録を持つあの男が登場!
なぎら健壱だーっ!!
実は、日本で最も売れたシングルレコードは「およげ!たいやきくん」で、500万枚以上は売れた作品。
そしてそのB面の曲が「いっぽんでもニンジン」という歌で、これを歌ったのがなぎら氏だったのです。
しかしながら、これは子供番組「ひらけ!ポンキッキ」用の童謡的曲で、なぎら氏が作ったわけでなくただ歌うだけの仕事を引き受けた。
そこで、報酬の受け取り方法を“印税方式”にするか“ギャランティ現金受け取り方式”にするか訊かれ「こんなもん売れないだろうから、取っ払いで現金数万円の道を選んでしまった」という話は有名。
で、この日その「いっぽんでもニンジン」も披露してくれた。
なぎら氏と言えば、半ばコメディ・タレント的な仕事も多くテレビで飲酒の仕事となるとよく呼ばれる。
しかしながらミュージシャンとしてまた日本のフォーク・シーンの語り部としても優れている。
この日も自身のバンド“オウンリスク”を従え、フォーク~カントリー~ブギー~ロックな演奏をバッチリと聴かせてくれました。
で、やっぱりこの方には酒の歌が合う。
こちらも酒呑みつつ楽しませていただきました。
せっかくなのでそんな1曲であり、この日にピッタリなチューンを!
残念ながら、このフェス13年続けてきたが今回でひとまず終了との事。
理由はこの会場の「池袋西口公園(IWGP)」を閉鎖し、新しい施設を設けることになったから。
ただ、新施設も音楽が出来るものになる予定との事で、装いも新たに復活する可能性もあるかも知れない。
池袋駅前の屋外でアコースティックなサウンドをつまみに飲む酒は美味かったです。(笑)