4月17日は敬愛するロックンロール・ミュージシャンである「エディ・コクラン」の命日。
毎年、手を変え品を変えと言う感じで彼の事を書いている。
さて、今年は?
その前にエディ・コクランについて。
彼が活躍したのは1950年代で、当時は世に初めて“ロック”という音楽ジャンルが産声を上げる頃。
その黎明期としてまずは“ロックンロール”という音楽がアメリカで誕生。
有名なところでは、エルヴィス・プレスリーや昨年鬼籍に入られたチャック・ベリーらの活躍が知られています。
この音楽は当時の若者、特にティーンエイジャーに絶大な人気を博した。
まさにその時期に登場したR&Rミュージシャンの1人がエディ・コクラン。
彼は、ルックスのイケてるシンガーだけでなく、曲作り、ギタリスト、プロデュースの面でも抜きん出ており、同時代のR&Rミュージシャンとは差がありました。
“サマータイム・ブルース”、“カモン・エブリバディ”、などはその後どの時代のどんなジャンルのミュージシャン達にもカバーされるロック・アンセムとして、ロック・クラシックとして愛されている。
で、当時の洋楽は邦題なんてものが付けられることが多々ありました。
日本も洋楽自体、輸入黎明期なので、その邦題も現在では「何で、そんな?!」みたいなものが多数存在しました。
エディ・コクランの邦題で有名なのは“バルコニーに座って”(Sittin' in the balcony)や“天国までの3歩”(Three steps to heaven)と直訳しても歌のタイトルとなるものです。
ですが!1曲「何で、そんな?!」と言うのが存在しました。
それが「コクランのズンタ・タッタ」という曲。
(え!あの「サマータイム・ブルース」がB面?!)
原題は“Cerished Memories”で直訳すると“大切な思い出”とでも言うところか。
それが何で?何で!ズンタ・タッタ?!
調べてみたところこの曲調がマーチ調と言うかドラミングがボレロ的と言うかそのリズムを口で言うと「ズンタタッタ、ズンタタッタ…」と表現出来なくもない。
百聞は一見にしかず、まずはお聴き下さい。
何となく、お解かりいただけるでしょうか?
じゃ、何故この曲調を誰が「ズンタ・タッタ」と命名したのか?
ま、普通に考えるとそのレコード発売担当ディレクターになるのでしょうが、ちょっと気になる曲を発見。
それが「九ちゃんのズンタタッタ」という曲で、これはやはり洋楽ポップス黎明期の日本で人気者だった坂本九の曲の1つ。
そして、画像のクレジットをよく見ると(印刷がぶれてますが…)そこに作詩・作曲者として“青島幸男”の名が!
そうか、あの「青島だぁーっ」!(笑)
こちらも参考までによろしければお聴き下さい。
http://www.dailymotion.com/video/x2nm8e2
(リンク先はデイリーモーションで、動画はメドレーなので、およそ1'17"~2'00"くらいのところで披露しているのが“九ちゃんのズンタタッタ”です。)
推測ですが、日本人にこのリズムから入ってもらう(=親しんでもらう)意図がボトムにあったのでは?
それにしても、ズンタタッタって。。。(苦笑)
エディ・コクラン58周忌、ご存命なら今年80歳を迎えるアニバーサリーイヤーでした。