ボズ・スキャッグス生誕73歳 | 新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

新・迷って、悩んで、でも笑ったりもして…。

不惑の40代などと言うものの、40代になってから「踏んだり蹴ったり」、「弱り目に祟り目」な日々…。
あれから幾年過ぎ、日々の一喜一憂を好き勝手にほざいてる次第です。

以前友人宅で部屋飲みをしたら、BGMにかけたのがボズ・スキャッグスだった。

友人は、デヴィッド・ボウイやデヴィッド・シルヴィアンなどのアート系ロックが好きなので意外だった。

が、やはり同世代の友、ボズ人気、A.O.R人気は自ずと接していたらしい。

 

本日はボズ・スキャッグス73歳のバースデイ。

もうそんな歳ですね。

デヴィッド・ボウイの方が若くて存命なら今年70歳の大台になったところ。

さて、このボズ・スキャッグス氏、ハードロックやヘヴィメタル、かたやディスコ・ミュージックが台頭してきた1970年代にそれら若者文化と一線を画した大人向けのロック/ポップスを打ち出した。

旋律のメロウさ、ソフトなサウンドの中に緻密なプレイが織り込まれ、「A.O.R」というジャンルで一大ブームを起こし、ここ日本では未だにA.O.R人気、ボズ人気は高い。

私も「こっちの方が大人じゃん!」てな感じで、長髪にスリムのブラックジーンズ着てフライングVを担いでる者、夜な夜なディスコで踊るというよりナンパに行く者らを「子供だね~」などと嘲笑うような中学~高校時代でした。(苦笑)

 

以前、この拙ブログで私が最も好きなボズのナンバー“ハードタイムス”を紹介しましたが、一番の代表作は“ウィ・アー・オール・アローン”です。

今では陳腐かも知れないが、こんなベッタベタな甘いバラードを余裕で歌うなんて、当時としてはメタルやディスコ・フリークたちを尻目に「カッコいい~じゃねぇかぁ!」などと思ってましたね。

この大ヒットの影響で、“ハーバーライト”や“トワイライト・ハイウェイ”など甘くドラマティックな展開のバラードが彼のイメージになりましたが、個人的には先に挙げた“ハード・タイムス”などの“弁えたグルーヴ感”が好きでねぇ。

例えば、“ハリウッド”とか。

メロウとグルーヴィーの絶妙な味わいの佳曲“ジョジョ”を本年2017年に行なったライブから。

(観客撮りなので映像はピンが甘いですが、音とご本人がお元気な様子は充分伝わるかと。)

でも、これらの楽曲群もそのうちディスコで使用されることになったんですけどね。(笑)

 

ボズが好きだった割には来日公演に行ったのは、ずっと後のブルーノート東京公演(2003年?2004年?)で、当時はもう落ち着きまくっていて、当時流行ったスタンダード・ナンバー集の企画アルバムを出した頃で、彼のヒット曲はほんの数曲だけ演奏した記憶が…。

今もお元気に活動しているようなので嬉しい限りです。

 

この人の存在とA.O.Rの大ブームで、さらに日本ではシティ・ポップスとかリゾート・ミュージックたるジャンルまで登場していったのでした。

 

ボズ・スキャッグス様、生誕73歳おめでとうございます。