前スレッドにて1月3日に行なわれたプロレス団体「DDTプロレス」の全席2,000円興行へ行ったことを記したが、今回はその続き。
第1部の最後に行なわれた試合が、「DDTエクストリーム選手権」でいわゆるデスマッチOKの何でもありの試合でんもチャンピオンを決めるタイトル・マッチ。
この日は“蛍光灯IPPONマッチ”というもので、デスマッチの雄でチャンプの“葛西純”に“彰人”が挑戦。
普通、蛍光灯を用いる試合だと、大日本プロレスや大仁田あたりがよくやる、これでもという数の蛍光灯を武器に戦うのだが、この日はたった1本の蛍光灯を武器としながらも「割ってはいけない、割った方が負け。3カウントもタップもNG」という内容。
ロープに黄色く着色された蛍光灯が1本くくり付けられる。
これはこれで、この蛍光灯をどう使用したら良いか実にスリリングな展開であり、コミカルな試合運びとなる。
こういうの良く考えますねー、DDTは。(笑)
私の稚文ではその面白さが伝えられずに残念。
結果は、葛西選手が勝利でした。
続いては、この日2度目の男女ミックスドマッチ。
キャンディス・レラエvs佐々木大輔戦。
このキャンディス・レラエもカワイイ~!(苦笑)
この試合は、外人レスラーと結婚しているキャンディス選手に、佐々木選手が一方的に熱烈片思いをしており、なんとか自分と結婚するようにずっと言い寄っている、という設定らしかった。
そこで、キャンディスが「試合で私に勝ったら、考え直す(かも!)」と言うことで試合開始。
当然、そんな下地があった上でのDDTマットなので、プロレス技が時にセクハラ技に変わってしまうことも多々…。
例えば、キャンディスをコーナーに繋ぎ止めて…、
対角線から、普通なら一気に飛び膝蹴りなどに行くのだが…、
つい、胸を揉みに行こうとしちゃうとかね。(苦笑)
結局、男の腕力で佐々木選手が勝利するも、「私の旦那はチャンピオン・ベルトを巻いてるけど、貴方は無冠じゃない。」と言われ撃沈。
しかし、このやり取りが次回大会の伏線となるのだった…。
そしてこの日のメインイベントは、DDTのベルト「KO-D無差別級選手権」試合。
現在のDDTを背負ってエースの座にいる“HARASHIMA”に、外国人レスラー“マイク・ベイリー”が挑戦。
無差別級なのは、DDTは(と言うかインディー団体は、いやもっと言うと今時のプロレスラーは全体的にかも?)ヘビー級(=100キロ以上)がほとんどいないところからだろう。
王者HARASHIMAも90キロのウェイト。
挑戦者のマイク選手に至っては70キロ台。
なので、Jr.ヘビー級の空中戦や高い打点の蹴りなどが技の中心となる試合が展開されていく。
20分を超える大熱戦のなか、最後はHARASHIMA選手が畳み込むように技を連出し「蒼魔刀」という持ち技を決め3カウントを奪い勝利。
HARASHIMA時代はしばらく続くことでしょう。
HARASHIMA選手は、プロレスラーとしては珍しく“優等生”キャラ。
受け答えもハキハキとして、なんか小学校低学年のようなピュアさがある。
なんか歌手の“氷川きよし”にも通じるような丁寧さがある。(笑)
ルックスもいいし、差し詰め「DDTの櫻井翔」とでも云われそうな感じも。
しかし、そこに先ほどセクハラ・マッチ(?)を終えた佐々木大輔選手が登場し、「俺には今ベルトがいる!」と登場し、HARASHIMAの腰を指差し「そのキャンディス(?!)を俺によこせ!」と次回タイトルマッチに名乗りを挙げた。
とにかくDDTは誰が見ても顔に笑みが浮かぶエンタテインメント性をベースにその上でいかにプロレス自体の持つ高揚感を植えつけるか、というところを死守している。
往年のプロレスを好きなファンからすると違和感を持つかも知れないが、それでも「これはこれで楽しめるね」と言わせることが出来る団体かと思う。
実際、私もまた来年の1月3日また行きたいと思った。
さすが「DDTプロレス」-現在インディーで安定した人気と観客動員率ナンバー1の団体だけのことはあると実感!
ちなみ、試合の詳細はこちらでご確認下さい。